次回リングで米国登場が濃厚といわれたヘビー級3冠(WBA“スーパー”・IBF・WBO)統一王者アンソニー・ジョシュア(英)の試合が正式にアナウンスされた。ジョシュア(29)は6月1日ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでWBA2位ジャーレル・ミラー(米)の挑戦を受ける。13日(日本時間14日)メディアに通達された。
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米国デビューのジョシュア ワイルダー戦につなげたい
ジョシュア(22勝21KO無敗)は4月13日、ロンドンのウェンブリースタジアムに出場が内定していたが、相手が決定しないまま話は消滅。同時に進行していた米国進出を決断した。
ジョシュアのエディ・ハーン・プロモーター(マッチルーム・スポーツ)は昨年、ストリーミング配信サービスのDAZNとタッグを締結。地元英国では絶対な人気を誇るジョシュアだが、ヘビー級の本場、米国デビューが待望されていた。
「いよいよ大西洋を渡るときが来た」
ジョシュアは「いよいよ大西洋を渡る時が来た。アメリカの伝説のアリーナで防衛戦を行う。エキサイティングなファイトになる。ミラーのスタイルを分解して知名度を広めたい」とコメント。ミラーを撃退してWBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)との統一戦の布石にしたい構えだ。
相手のミラー(30)は元キックボクサー。これまで23勝20KO1分無敗の戦績を持つ。ニューヨーク・ブルックリン出身というアドバンテージもある。「AJ(ジョシュア)は大きなミステイクを犯した。リングではドッグファイトが待っている。こちらがガブリと噛みつく。彼はニューヨークから無冠で帰るだろう」とアップセットを誓う。