■元WBAウェルター級王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)がカムバックを決意した。マイダナ(35)は現役復帰に関して最近まで否定的な発言をしていたが、一転してPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)とサインを交わした。
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14年9月のマイダナvsメイウェザー第2戦
マイダナは14年に2度フロイド・メイウェザーと対戦。いずれも判定負けながら当時の最強ボクサーを大いに苦しめた。メイウェザーとの第2戦後リングに上がっていない。米国リングで登場が待たれるマイダナは以前も師事したロバート・ガルシア・トレーナーの下で始動する見込み。
■WBO世界L・フライ級王者アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)の3度目の防衛戦が3月30日、米インディオのファンタジー・スプリングス・カジノにセットされた。相手は日本でもお馴染みの元WBC同級王者ガニガン・ロペス(メキシコ)。
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アコスタは拳四朗に敗れたロペスと防衛戦
同じリングでメキシコの王者候補エドゥアルド“ロッキー”エルナンデス(WBC・S・フェザー級2位)の米国デビュー戦が内定している。21歳のエルナンデスは27勝24KO無敗、21連続KO中。Photo/SUMIO YAMADA
元王者イスラエル・バスケス近況
■ラファエル・マルケスとの4試合の激闘で名を馳せた元WBC・S・バンタム級王者イスラエル・バスケス(メキシコ)が今週メキシコシティで開催されたWBC56周年のイベントに出席。近況を語った。
バスケス(41)は1年ほど前から原因不明の病気にかかり、体重がL・フライ級まで激減。ガンや糖尿病ではなく、今は体重も52キロほどまで戻っているいう。また、マルケスとの激闘で失明の危機に陥った右目は視力が戻りつつある。最近、網膜はく離で試合をキャンセルした同胞アブネル・マレスには自身の経験から引退を勧めている。