4月21日に大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場でダブル防衛戦を行うグリーンツダジムの日本ウェルター級王者、矢田良太(29)、日本S・フライ級王者、奥本貴之(27)両選手のタイトル防衛祝賀会・壮行会が3日、大阪市北区の中華料理店で行われた。
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矢田(左)のトークは大いに受けた
矢田は3度目の防衛戦で同級1位、永野祐樹(30=帝拳)、奥本は2度目の防衛戦で同級1位、ユータ松尾(30=ワールドスポーツ)と対戦する。
会には両選手、ジムの後援者、選手ら150人が出席。ベルトを肩にかけピンクのスーツで登場した矢田は「4月といえば桜。桜といえばピンク。ピンクといえば矢田良太。4月21日は浪速のターミネーターの日にします」と吉本芸人顔負けの口調で笑いを誘った。
「相手の永野選手は強打のサウスポー。左ストレートをもらわず、得意の右を打ち込みます」と19勝のうち15KOをマークしているだけに、堂々のKO宣言。この試合に備えて、関東で出稽古をしたのに続き、サウスポーのフィリピン選手を招いてスパーリングを積む。
派手な矢田のパフォーマンスに奥本は緊張気味。「僕は面白いことは言えませんが、試合は絶対に面白くします。必ず世界へつながる試合をします」と決意を表明した。
ジムOBでもある元WBC世界S・フライ級王者の徳山昌守さんもあいさつに立ち、「防衛戦は守りたい気持ちで後手後手になってしまいがちだが、挑戦者の気持ちを忘れず、チャンピオンカーニバルをクリア、上のステージを目指してほしい」と2人を激励。防衛戦の対策については「僕の試合のユーチューブを見て」と笑いを誘った。
本石昌也・グリーンツダジム会長は「相手はともに最強の挑戦者だが、2人には世界へ出て行ってほしいので、ジムの総力をあげて、ダブルタイトルマッチに勝利しますので、応援をお願いします」とあいさつした。