土曜日16日(日本時間17日)米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムでゴングが鳴るIBF世界ウェルター級タイトルマッチの最終会見が13日、現地時間の午後4時過ぎから同スタジアムで行われた。イベントにはレジェンド、元4階級制覇のロベルト・デュランが出席。王者エロール・スペンスJr(米)、挑戦者のWBC世界ライト級王者マイキー・ガルシア(米)を激励した。
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マイキー(右)はスペンスを下し、階級の壁を越えられるか
会見は試合を全米にPPV中継するFOXスポーツの女性キャスターの司会で進行。ホームリングに上がるスペンスは「サイズの違いは関係ない。私は勝つためにあらゆる面で勝っている」と余裕の発言。対するマイキーは「私は勝利を収めるスキルを持っている。スピード、ディフェンスでも私が上だ」と対抗した。
予想絶対有利のスペンスは「誰でも倒せるパワーを私は持っている」と自信を見せればマイキーは「12ラウンド戦う準備をしている。だからこの試合を熱望した」とフルラウンドの戦いを想定した。
両者は派手なやり合いはなかったものの、相手の発言が終わると間を置かずに自分の意見を主張し内に秘めた闘志を感じさせた。増量に関してマイキーは「たぶんリングには150ポンドぐらいで上がるだろう(ウェルター級リミットは147ポンド)。体が大きくなっても私はストロングでシャープだろう」とコメント。
そして「私はスペシャルな選手だ。人生をかけたファイト。歴史に名前を残したい」とアピール。これにスペンスは「勝った方がパウンド・フォー・パウンドのナンバーワンになる。ベルトは(マイキーの地元の)カリフォルニアには行かない。痛い目に遭わせてやる」と勝利と防衛を誓った。Photo by Fox Sports