米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで明日16日(日本時間17日)挙行されるIBF世界ウェルター級タイトルマッチの計量が15日、同スタジアムで行われ、王者エロール・スペンスJr(米)が146ポンド1/4(66.34キロ)、挑戦者WBCライト級王者マイキー・ガルシア(米)が145ポンド1/2(66キロちょうど)をマーク。リミット147ポンドをクリアした。IBF戦のため、明日朝に再計量が行われ、上限はリミット10ポンド超の157ポンド(71.21キロ)に定められている。
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王者スペンス(左)に5階級制覇を目指すマイキーが挑む
現地メディアの情報によると、スペンスは再計量をパスすると165ポンド(74.84キロ)あたりまで増量すると予測され、増量しても150ポンド(68.04キロ)と公言しているマイキーとは実際の試合で15ポンドほどの差が生じると推測される。
しかし計量時、ファンから「マイキー、マイキー」の声援が起こった挑戦者は「ウエートコントロールはとてもイージーに運んだ。相手のホームでも私のファンは多い。アメージングなファイトを披露したい」とコメント。5階級制覇に意欲を見せる。
対する3度目の防衛戦となるスペンスは「世界のベストな選手、パウンド・フォー・パウンドのナンバーワンに上り詰める。ノックアウトする。常に試合を支配して勝つ」と宣言。オッズは4-1でスペンス有利。マイキーが体格の差をどう克服するに注目が集まる。
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バンタム級で再び王座を狙うネリ(左)はアローヨと対戦
同じリングで前WBCバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が米国デビュー。PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)とサインしたネリは元IBF・S・フライ級王者マックジョー・アローヨ(プエルトリコ)とバンタム級10回戦を行う。
ネリは同級リミットの118ポンド(53.52キロ)、アローヨは117ポンド(53.07キロ)を計測。またネリ同様、ドーピング違反を犯した前WBC・S・ミドル級王者デビッド・ベナビデス(米)が復帰戦。ジェイレオン・ラブ(米)と対戦する。Photos by Fox Sports, Stacey Verbeek