1日後楽園ホールの「協栄会」のメインはOPBFライト級13位の酒井孝之(協栄)が高田朋城(ワールドS)に3-0の判定勝ち。スコアは78-74が2者に77-76。酒井はランキング入り初戦を白星で飾った。
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OPBFランカー酒井(右)は攻め続けて勝利
試合はノンストップアクションの8ラウンズだった。互いに近距離を選択し、とにかく手を出しまくる。サイズの大きな高田がアッパーを好打すれば、酒井は浮きがちになる重心を押さえ込んで右クロス、左ボディショットを叩き込んだ。
5回に酒井は高田のヒットで鼻血を出したが、手数を落とすどころか6回さらにペースを上げてまとめる。高田も最終8回は酒井にクリンチを強いるなど、終始好打応酬のタフファイトだった。酒井は9勝6KO1敗2分、高田は6勝3KO5敗2分。
また、前座の東日本新人王フェザー級予選で、亀田3兄弟のいとこ亀田京之介(協栄)が稲森卓也(川崎新田)に3回TKO勝ち。初戦を突破した。
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石井は5回、ヤノングの強打に沈んだ
◇ライト級8回戦
レイモンド・ヤノング(フィリピン)[KO5回2分6秒]石井龍輝(船橋ドラゴン)
サウスポーの石井は9勝中8KO(4敗1分)のヤノングをフットワークを使ってジャブ、アッパーなどでさばいていた。じりじりと迫るヤノングは追いきれない印象だったが、5回に右強打からの追撃で石井をダウン。石井はカウントアウトされた。石井は9勝5KO4敗。
◇S・バンタム級6回戦
石川春樹(RK蒲田)[判定3-0]アルビン・メデュラ(フィリピン)
◇ライト級6回戦
櫻井孝樹(SRS)[判定3-0]佐々木悟(古口)
◇L・フライ級6回戦
櫛部好充(K&W)[負傷判定5回]阿部義樹(元気)