IBF世界フライ級タイトルマッチ(5.13後楽園ホール)で王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦する同級4位の黒田雅之(川崎新田)が3日、同じ川崎を本拠地とし、今回の世界戦に協賛するサッカーJ1の川崎フロンターレ事務所を表敬訪問した。
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左から新田会長、黒田、藁科社長
黒田はフロンターレの藁科義弘社長から背番号「96(クロ)」のユニホームを贈られ、集まった職員たちの前でミット打ちを披露。「世界王者になって一緒に川崎を盛り上げていきたい」と決意表明した。
地域密着をジムポリシーに掲げる川崎新田ジムとフロンターレは10年前からイベントなどで交流を続けており、6年前に等々力アリーナで行われた黒田の世界初挑戦でも、川崎サポーターが応援に駆け付けた。今回は100人の応援団を募集しており、間もなく定員に達するという。
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96(クロ)番ユニホームでミット打ちを披露する黒田
川崎フロンターレはJ1を2連覇中。新田渉世会長は「2連覇中の勢いにあやかりたい」と、川崎からの世界奪取を宣言。黒田は5日、等々力競技場で行われるセレッソ大阪戦のハーフタイムでファンにあいさつする。