DANGANが主催する賞金マッチ「山中慎介バンタム級トーナメント(仮)」の開催が決まり、元WBCバンタム級V12王者の山中慎介氏とDANGANの古澤将太プロモーターが12日、都内で記者会見を開いた。
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大会には山中氏も参加して盛り上げる。右は古澤氏
大会は層の厚いバンタム級で若手の育成を目的にしたもの。出場できるのはA級選手で、ランカーやアマで実績のある若手選手による8人のトーナメントを予定しており、優勝すると賞金100万円のほか、世界ランカーとの対戦が計画されている。日本チャンピオンも出場可能だ。
自らも2007年にA級トーナメントで優勝して日本ランキング入り、日本タイトル挑戦に結び付けた経験を持つ山中氏は「こういうトーナメントは選手にとってもメリットがある。世界を獲るための登竜門になればいいと思っている」と語り、バンタム級選手たちに参加を呼び掛けた。
古澤プロモーターは「日本のボクシングはバンタム級の歴史があり、名チャンピオンが数多く生まれている。象徴的な存在である山中さんにアンバサダーをお願いした」とその狙い説明。
現在は選手数が減り、実力のある選手ほど日本人との試合が組みにくくなっている。そうした中、強豪相手だと対戦を尻込みしがちなケースでも「賞金トーナメントなら出場しやすい」との事情もあるという。
予選(6回戦)は7月23日、準決勝(8回戦)は10月31日、決勝は来年1月(同)に行われる。出場申し込みの締め切りは5月15日で、5月中に組み合わせが発表される。