あすエディオンアリーナ大阪第2競技場で行われるダブル日本タイトルマッチの前日計量が行われ、両試合とも出場選手が無事にパスした。
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王者の矢田(右)とサウスポー永野、強打者対決だ
メインのウェルター級戦はチャンピオン矢田良太(グリーンツダ)、1位挑戦者永野祐樹(帝拳)がともに300グラム・アンダーの66.3キロで一発合格。70パーセントに迫る高いKO率の両者が仕上がった肉体を誇示した。
矢田(18勝15KO4敗)は昨年4月に有川稔男(川島)から奪ったタイトルの3度目の防衛戦。戴冠戦同様、インパクトのある勝利で2年連続“カーニバル表彰選手”となることを誓っている。
一方のサウスポー永野(15勝11KO2敗)はプロ8年目で臨む初のタイトルマッチ。昨年10月、九州のカーニバル挑戦者決定戦で別府優樹(久留米櫛間)を下しており、2戦続けての敵地戦となるが、場所を選ばない左強打にモノを言わせるつもりだ。
またセミで行われるS・フライ級戦は、王者奥本貴之(グリーンツダ)が51.9キロ、1位挑戦者ユータ松尾(ワールドS)が52.0キロで、こちらもリミットを下回ってパス。
日本S・フライ級 王者の奥本が松尾とV2戦
チャンピオンの奥本(21勝10KO8敗4分)はキャリア豊富なサウスポーで昨年8月に久高寛之(仲里)からタイトルを奪取。初防衛戦は新鋭・橋詰将義(井岡)に苦戦し、引き分けだった。今回、指名挑戦者相手にいい内容で勝って名誉回復を誓う。
挑戦者の松尾(15勝8KO3敗1分)は豊富なスタミナと手数が武器のラッシャー。前戦(カーニバル挑戦者決定戦)で奥本と同じサウスポーのレイ・オライス(FLARE山上)をKOしており、勢いに乗っている。松尾にとっては黒田雅之(川崎新田)とのフライ級暫定戦以来2度目のタイトル挑戦となる。