10日(日本時間11日)ロサンゼルスのザ・フォーラムで行われたS・ウェルター級10回戦は、元OPBFウェルター級王者の亀海喜寛(帝拳=写真)が元NABAウェルター級王者ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)に8回終了TKO勝利。前回ドローに終わった対決に決着をつけた。
気力充実の亀海は出だしから左右強打をコネクトして優勢。初回にボディブローを決めると、これが効いて早くもチャンス到来。ここはソト・カラスに粘られたが、その後も左右アッパーが効果的に決め、メキシカンを追い込んでいった。ソト・カラスも会場の声援をバックにパンチをリターンするが、亀海は5回あたりからボディ打ちでソト・カラスにダメージを与えていった。
6回、亀海は左でメキシカンを後退させる。続く7回にもメキシコ人は右を喰らいバックステップを踏み、必死に抱きつく。亀海の攻勢は止まらず8回、アッパーを軸にラッシュするとソト・カラスはついにダウン。追撃を乗り切ったが、ラウンド終了後、セコンドが棄権を申し出た。
圧勝の亀海は27勝24KO3敗2分。HBOで全米にテレビ放送された試合で存在感をアピールした。ソト・カラスは28勝18KO11敗4分。