ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)vsセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)によるIBF世界ミドル級王座決定戦が実現する運びに。期日は予告されていたとおり10月5日。会場はニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン。ESPNなど複数の米メディアが報じている。

まずはベルト再獲得を狙うゴロフキン Photo/SUMIO YAMADA
この王座はサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が3冠統一王座の一つとして保持していたが、指名挑戦者デレフヤンチェンコとの対戦交渉がまとまらず、今月1日、IBFがはく奪処置を行使していた。
昨年9月、カネロとの再戦で判定負けしたゴロフキン(39勝35KO1敗1分=37)は6月、9ヵ月ぶりに復帰しスティーブ・ロールズ(カナダ)を4回KOで一蹴。スポーツ動画配信サービスDAZNとの大型契約初戦を飾った。カネロとの第3戦を第一オプションにあげていたが、即実現が難しく、まずはタイトル獲得を優先した。
一方、昨年10月、ダニエル・ジェイコブス(米)とのIBF王座決定戦で判定負けしたデレフヤンチェンコ(13勝10KO1敗=33)は2度目の世界アタック。ジェイコブス戦はゴロフキンが王座をはく奪されたための決定戦だった。
今回のゴロフキン戦実現にはデレフヤンチェンコのルウ・ディベラ・プロモーターの尽力があったと思われる。両者はあさって22日、ニューヨークでプレゼンテーションに出席する。