モナコのモンテカルロで12日（日本時間13日）開催されるマッチルームボクシング主催興行の記者会見が10日、現地で開かれた。同プロモーションと契約した無敗のヘビー級王者候補ルイス・オルティス（キューバ）、防衛戦を行うWBA世界バンタム級正規王者ジェイミー・マクドネル（英）、WBA世界S･フェザー級正規王者ジェイソン・ソーサ（米）らが出席した。
メインを務めるオルティスはベテランのマリク・スコット（米）とWBAインターコンチネンタル王座を争う。前2団体統一王者タイソン・ヒューリー（英）の離脱で混沌としているヘビー級戦線で実力をアピールしたいところだ。
ソーサは6月に中国でハビエル・フォルトゥナ（ドミニカ共和国）を下して獲得した王座の初防衛戦。挑戦者のスステフェン・スミス（英）は4月にIBF同級王者ホセ・ペドラサ（プエルトリコ）に挑戦して敗れており、これが2度目の世界タイトルアタックとなる。WBA･S･フェザー級は大みそかにスーパー王者ジェスレル・コラレス（パナマ）と前王者の内山高志（ワタナベ）が対戦。勝者同士が対戦する可能性がある。
昨年に亀田和毅（協栄）と2度対戦して王座を守ったマクドネルは日本でもお馴染みのリボリオ・ソリス（ベネズエラ）を迎えてのV5戦。元WBA･S･フライ級王者のソリスは3月の山中慎介（帝拳＝WBC王者）に続くバンタム級でのタイトルアタックだ。マクドネルはこの試合に勝利し、スーパー王者に君臨するルーシー・ウォーレン（米）との対戦を希望している。
さらに世界挑戦経験のあるマーティン・マーレイ（英）と元WBAミドル級暫定王者ディミトリー・チュディノフ（ロシア）との対戦が主なカードとなっている。Photos/SUMIO YAMADA