デビューから7連勝のホープ、日本L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB=写真)が8月7日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館第2競技場)で同級7位の大内淳雅(姫路木下)を迎えて2度目の防衛戦を行うことになった。拳四朗が26日、後楽園ホールで開かれたチャンピオンカーニバルの表彰式で明らかにした。
アマで国体王者などの実績を持つ拳四朗は昨年12月、プロ6戦目で日本王座を獲得。4月の初防衛戦で角谷淳志(金沢)に初回KOで快勝し、チャンピオンカーニバルの技能賞を獲得した。元日本ミドル級&OPBF・L・ヘビー級王者の寺地永会長を父に持ち、世界タイトル獲得を目指す24歳の拳四朗(7勝4KO無敗)は「しっかり勝って世界につなげたい」とファンの前で宣言した。
挑戦者の大内は20勝6KO8敗3分とキャリア豊富なベテラン。日本タイトルは2012年、当時のベルトホルダー黒田雅之(川崎新田)に挑戦し、引き分けに終わって王座奪取はならなかった。4年ぶりの挑戦で悲願の日本タイトル獲得を目指す。
また、現在OPBFランキングで拳四朗が1位、大内が2位にランクされ、王者のジョナサン・タコニング(比)は世界挑戦する方向で動いている。こうした事情により、拳四朗と大内の試合がOPBF・L・フライ級の王座決定戦を兼ねる可能性もあるという。