13日後楽園ホール「Dangan Ladies vol.3」のメインイベント、WBA女子世界L・ミニマム級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオンの古川夢乃歌(ワタナベ)が挑戦者2位でOPBF女子L・フライ級王者の岩川美花(高砂)に2-0判定で競り勝ち、初防衛に成功した。
試合は序盤、身長で上回る岩川が細かくパンチをまとめ、右を何度もチャンピオンの顔面にヒット。古川は力強い左フック、右ストレートを時折ヒットさせたが、岩川が軽打ながら手数と有効打で前半戦をリードした。
中盤からは古川が前に出て、岩川がスイッチをしたり、足を使ったりしながら、機を見てパンチをまとめるボクシング。挑戦者にリードを許した古川がボディ打ちを繰り出して、徐々に追い上げていく展開となった。
チャンピオンは8回、右ストレート、左フックを決めて岩川にロープを背負わせ、9回にも左右をのパンチ決めて岩川は鼻から出血。最終回は互いに譲らずゴールテープを切った。読み上げられたスコアは96-94、97-93で古川、もう1人が95-95でドローだった。薄氷の勝利だった古川は9勝6KO1敗2分。採点に泣いた岩川は6勝2KO5敗1分。