名古屋に久々に誕生した日本チャンピオンは「続けてきたよかった…」とつぶやいた。林翔太、29歳。息つく暇もなく元世界王者・下田昭文との防衛戦に臨むことになるが、努力が報われる喜びを味わった今、さらに意欲にあふれている。=ボクシング・ビート1月号から=
使いに使いこまれて、すっかり古ぼけたヘッドギアがある。いまでは見ることのないクラシックな型。13年ほど前、名古屋の高校生が地元のスーパーでアルバイトをして貯めたお金で買ったものだ。 「ここまで来ると愛着もあるし、ジャストフィットして、もうこれじゃなきゃダメなんですよ」
20代後半になり、ついに日本チャンピオンになった男は、そう言って笑った。長い道のりをともにしてきたヘッドギアを、いまもまだ大切に使っている。
「続けてきて、よかったですね。心の底から、初めて思いました。ボクシングをやっとって、本当によかったなって」
9月24日、名古屋国際会議場。7年半前に初の日本ランク入り。一度は明け渡すが、6年10ヵ月前に再びその座を取り戻してからはランキングから名前が外れたことはない。上野則之(RK蒲田)との日本フェザー級王座決定戦は、待ちに待った念願の舞台だった。
「畑中(清詞)会長から『これはお前の世界戦だぞ』と言われて。僕もそのつもりでした」
34戦目にして中部地区唯一のベルトホルダーとなった林が歩んできた決して平たんではないボクシング人生、そして大みそかの下田昭文戦にかける熱い思い……。記事の全文は現在発売中のボクシング・ビート1月号でご覧になれます。下記のサイトからぜひご購入ください。スマホでもお読みいただけます!
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