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竹迫司登が強打爆発 10連続KOで日本ミドル級V1

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 日本ミドル級タイトルマッチが2日、後楽園ホール「第578回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、チャンピオンの竹迫司登(ワールドS)が元王者で挑戦者3位の佐々木左之介(ワタナベ)に2回2分11秒TKO勝ち。デビューから10連続KO勝利をマークし、初防衛に成功した。

 試合はいきなりヒートアップ。佐々木が仕掛け、右フックを何度も打ち下ろすと、ジャブから冷静に組み立てようとしていた竹迫もこれに応じた。ここで決まったのは佐々木のアッパー。竹迫がダメージを負ったように見え、ここぞと佐々木が攻めて出ると、今度は竹迫の左フックが佐々木に直撃。佐々木がフラフラになった。

 ここをなんとかしのいだ佐々木は2回にも右を打ち下ろして王者に迫った。しかし、これを冷静にしのいだ竹迫のハードパンチがヒット。最後は強烈な右でグラグラになった佐々木を主審が救った。

 竹迫は10勝10KO。今後は来年のチャンピオンカーニバルで2度目の防衛戦を行い、その後はOPBF、WBOアジアパシフィック王座を狙っていくという。闘志を見せた佐々木は12勝6KO7敗。

◇ウェルター級8回戦
玉山将也(帝拳)[3-0(79-74×2、79-73)]結城大二郎(大鵬)

 日本ウェルター級15位の玉山は初回、右ストレートで左ボディで前に出てきた結城の動きを止めた。結城はパンチで左目上部をカット。優位に立った玉山は右アッパーを軸に攻め、左フックも決めて結城にダメージを与えていった。

 しかし、玉山はいいパンチを決めてもそこから追撃することができず、結城が最後まで手を出し続け、ガッツを見せることになった。玉山は12勝6KO1敗。初の後楽園ホールだった結城は8勝4KO5敗1分。

◇フライ級6回戦
薮﨑賢人(セレス)[TKO3回2分51秒]赤羽根烈(ワタナベ)

◇S・バンタム級6回戦
舟山大樹(帝拳)[2-1(59-55×2、57-58)]山田健太(草加有沢)

東農大出身の鈴木雅弘がB級デビュー

◇S・ライト級6回戦
鈴木雅弘(ワールドS)[TKO6回1分55秒]アントニオ・シエスムンド(比)

 駿台学園高、東農大出身でアマ64勝(21KO・RSC)26敗の戦績を残した鈴木がB級プロデビュー戦でいきなり6勝6KO1敗の戦績を持つシエスムンドと拳を交えた。

 シエスムンドは左右のフックとアッパー、ボディ打ちで鈴木に迫り、鈴木はこれをブロックしながらワンツー、返しの左のコンビネーションで試合を作った。

 鈴木は単発ながら左フック、右ストレートを決めて優勢に試合を進めたが、打たれ強いシエスムンドはワイルドなパンチで対抗。右を決めて鈴木を腫れさせた。しかし鈴木は最終回、左ボディを効かせ、最後はストップ勝ちした。

◇バンタム級6回戦
南出仁(セレス)[KO1回1分32秒]コンラド・タナモール(比)

伊豆ジムがプロ初勝利

 前座の4回戦では、冨田風弥(伊豆)が森朝登(ワールドS)に序盤苦しめられながら、後半に盛り返して4回1分16秒TKO勝ち。伊豆ジムに初勝利をもたらした。



ドネア4回終了TKO勝ち バーネット負傷による棄権

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 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準々決勝の最後の試合が3日(日本時間4日)、英グラスゴーのSSEハイドロで行われ、WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英)は元5階級制覇王者の挑戦者ノニト・ドネア(比)に4回終了TKO負け。腰を痛めたことによる棄権だった。

 このトーナメントで優勝候補ナンバーワンと言われるWBA正規王者の井上尚弥(大橋)はドネアの勝利を予想していたが、まさかこのような結末になるとは思ってもみなかったことだろう。

 試合はガードを高く構えてプレッシャーをかけるドネアをバーネットが迎え撃つ展開。バーネットはガードを下げ、フットワークで距離を取りながらジャブ、右カウンターを狙った。

 ドネアは2、3回とバーネットをコーナーに追い込んで連打を放つが、バーネットはコーナーから逃れるとワンツーを決めるなど、両者ともに譲らない立ち上がりとなった。

 突然のクライマックスは4回に訪れた。2分すぎ、ドネアのジャブの打ち終わりにバーネットが右を繰り出すと、直後にバーネットが右の腰をグローブで押さえてキャンバスにひざをつく。主審はカウントを数えた。

 立ち上がったバーネットにドネアが襲い掛かり、バーネットはこれをボディワークでかわすが、右を打つと苦悶の表情。なんとかこのラウンドをしのいだものの、インターバルで棄権を申し出た。

 7年ぶりのバンタム級戦を思わぬ形でものにしたドネアは複雑な表情だったが、これで2年ぶりの世界王座返り咲き。戦績を39勝25KO5敗とした。第1シードのバーネットはまさかの敗戦で19勝9KO1敗。これで準決勝の組み合わせは以下の通りとなった。

■WBSSバンタム級準決勝

ノニト・ドネア(WBAスーパー王者)
   vs
ゾラニ・テテ(WBO王者)

井上尚弥(WBA王者)
  vs
エマヌエル・ロドリゲス(IBF王者)

 同じリングで行われたWBSS・S・ライト級準々決勝は、ジョシュ・テイラー(英)がライアン・マーティン(米)に7回2分21秒TKO勝ちでWBCシルバー王座を獲得した。

 テイラーは14勝12KOで無敗をキープ。準決勝でIBF王者イバン・バワンチェク(ベラルーシ)と対戦する。初黒星のマーティンは22勝12KO1敗。


ベルチェルトが9回TKO勝ち WBC・S・フェザー級V4

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 3日(日本時間4日)米テキサス州エルパソのドン・ハスキンス・センターで挙行されたWBC世界S・フェザー級タイトルマッチは、王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)が挑戦者1位ミゲール“ミッキー”ローマン(メキシコ)を3度倒して9回2分58秒TKO勝ち。4度目の防衛に成功した。

 メキシカン同士のタイトル戦は予想通り激闘が展開された。スタートから体格を生かしてボディ、顔面にパンチを浴びせるベルチェルトにローマンは前進を繰り返し抵抗。被弾覚悟のローマンはダメージも大きく、3回には何度かグラつき、王者の集中打を浴びる。

 5回、やや打ち疲れのベルチェルトにローマンは反撃。準地元のファンを沸かせる。だが6回、ベルチェルトの右を食らい挑戦者は大の字。辛うじて続行に応じたローマンは追撃で2度目のダウン。ストップがかかってもおかしくなかったが、ピンチを乗り切るとローマンは7回から再び鈍重に前進。何度か動きが止まるも試合をあきらめない。

 しかし9回、ベルチェルトの重厚な連打が火を噴きローマンは横転。ここでも気丈に続行に応じたが、ロープを背に手が出なくなり、ついにストップがかかった。

 セミではロマチェンコなど3度の世界挑戦歴があるミゲル・マリアガ(コロンビア)が4回2分43秒、左ボディ一撃でホセ・エストレージャ(メキシコ)にKO勝ち。

■S・フェザー級世界王者

WBAスーパー ジェルボンタ・デービス(米)

WBA アルベルト・マチャド(プエルトリコ)

WBC ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)

IBF テビン・ファーマー(米)

WBO 伊藤雅雪(伴流)


東日本新人王決勝 MVP峯田光ら帝拳勢が4人栄冠

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 東日本新人王決勝が4日、後楽園ホールで行われ、12階級で勝者が決まり、最優秀選手賞にはフェザー級の峯田光(帝拳)が輝いた。

 技能賞にはフライ級の荒川竜平(中野サイトウ)、敢闘賞にはライト級の橘ジョージ(協栄)が選ばれた。また、帝拳ジムから4人の東日本新人王が誕生した。

 この日の勝者が西軍代表(決定戦は11.18エディオンアリーナ大阪第2競技場)と対戦する全日本新人王決定戦は、12月23日後楽園ホールで ゴングとなる。試合の結果は以下の通り。

◇ミニマム級5回戦
柴沼智樹(KG大和)[2-0(48-47×2、48-48)]岡田真虎(JBS)

 サウスポー対決は前に出る柴沼とこれを迎撃する岡田という構図。柴沼がボディ攻撃を決め、岡田のアッパーがヒットするなど互いに持ち味を出して終了のゴング。軍配は小差で柴沼に上がった。柴沼は8勝2KO3敗。岡田は4勝2KO3敗1分。

◇L・フライ級4回戦
亀山大輝(ワタナベ)[3-0(39-36×3)]河野勇太(SRS)

 サウスポーの亀山が初回から飛ばした。左ストレート、右フックで畳みかけ、ラウンド終盤に左ストレートで河野に尻もちをつかせた。2回以降、亀山は脚も使いながら試合を組み立て、ボディ攻撃を軸に追い上げを図った河野を振り切った。昨年は東日本決勝で敗れ、3度目の挑戦で東日本新人王となった亀山は6勝2KO2敗1分。河野は3勝5敗1分。

◇フライ級5回戦
荒川竜平(中野サイトウ)[TKO3回16秒]太田憲人(ワタナベ)

 サウスポーの両者は今年4月に対戦して太田の2回TKO勝ち。リベンジに燃える荒川はジャブで距離を取りながらリズムを作り、初回に左ストレートでダウンを奪うと、2回早々にも左を効かせて太田をキャンバスに沈めた。

 絶体絶命のピンチに陥った太田は、廃校の危機に瀕する母校、北星学園余市高の存続運動にかける思いが力になっているのか、足元をふらつかせながら驚異的な粘りを見せた。右フック、左ストレートで荒川に迫ったが、いかんせんダメージが大きかった。3回にまたしても左をもらってダウンをすると、主審が即ストップした。

 昨年の東日本決勝で涙をのんだ荒川は6勝3KO2敗1分。トランクスに北星余市のネームを入れ、勝利への執念を見せながら敗れた太田は4勝1KO1敗。

◇S・フライ級4回戦
若木忍(北海道畠山)[3-0(40-36×3)]碇瑠偉(厚木ワタナベ)

 パワーで上回る若木が初回から碇の懐に入って左ボディ、アッパーを打ち込んでいった。ボディをもろに食らって苦しい碇は2回から頭をつけた打ち合いを挑んで挽回を目指したが、打撃戦でも若木が上回った。若木は3勝2KO1敗1分。19歳の碇は4勝1敗2分。闘争心は旺盛だったが被弾が多かった。

◇バンタム級4回戦
石川春樹(RK蒲田)[2-0(39-36×2、38-38)]ビバリー塚田(ワタナベ)

 サウスポーの塚田が圧力をかけ、距離を取りたい石川がこれを迎え撃つ展開。塚田は何度も石川にロープを背負わせたが、石川はこれをしのぐと徐々に右フックを合わせ始め、有効打で上回るようになる。迎えた4回、ロープ際で石川がカウンターの左フックを決めてダウンを奪い、勝利を決定づけた。石川は6勝5KO。塚田は3勝2KO2敗1分。

◇S・バンタム級4回戦
三尾谷昂希(帝拳)[2-1(39-38、39-37、37-39)]小川将太(UNITED)

 長身サウスポーの三尾谷が距離を取ってカウンターを狙い、小川は愚直に前に出て三尾谷を追った。三尾谷の左カウンターが決まるシーン、小川が三尾谷をつかまえて左フックを打ち込む場面もあったが、ともに決定打は出ないままゴングとなった。三尾谷は5勝1敗1分。小川は1勝1KO2敗1分。

◇フェザー級5回戦
峯田光(帝拳)[TKO1回3分3秒]中村由樹(輪島功一S)

 好勝負を期待された一戦。ともにフェイントをかけあい、様子を探り合う立ち上がり。余裕を持っていたのは峯田のほうだった。初回終盤、峯田の右カウンターが火を噴くと中村がダウン。ダメージは深く、再開後にジャブ、右ストレートを浴びてキャンバスに沈んだ。峯田は5勝3KO。中村は4勝3KO2敗。

◇S・フェザー級5回戦
関島優作(KG大和)[3-0(48-47×3)]鯉淵健(横浜光)

 大学生対決は鯉淵が先に仕掛け、ワンツー、返しの左フックで激しく関島に迫り、関島も左フック、右クロス、アッパーを合わせて応じた。鯉淵が荒っぽく攻め、関島がシャープなパンチで対抗する展開が続き、最終回は関島がボディ攻撃を実らせ、鯉淵にダメージを与えてゴールテープを切った。関島は7勝4KO1敗。鯉淵は4勝3KO2敗。

◇ライト級5回戦
橘ジョージ(協栄)[TKO5回1分38秒]山本祥吾(ワタナベ)

 橘の右カウンターがドンピシャで決まり、山本がダウンする立ち上がり。橘は2回にも再び右で山本を沈めた。ここから山本はガッツを見せ、右を思い切り打ち込んで試合を白熱させる。しかし橘はボディ打ちも交えて徐々に山本を追い込み、最終回にストップ勝ちを呼び込んだ。3度目の挑戦で東日本新人王に輝いた橘は6勝2KO3敗。2度のダウンからよく盛り返した山本は4勝1KO3敗。

◇S・ライト級4回戦
遠藤健太(帝拳)[引き分け1-1(39-38、38-38、37-39)]星大翔(角海老宝石)

 サウスポーの遠藤が左を狙い、星が右を狙う静かな立ち上がり。数は少ないながらも、星の右が遠藤をとらえ、前半戦を取ったように見えた。しかし、3回に遠藤の左が炸裂すると状況は一変。遠藤が畳みかけ、なんとか星がしのぐ状態に。

 最終回は両者ともに疲労を隠せずゴングを聞いた。優勢点により決勝に進出する遠藤は2勝1KO1分。星は2勝2KO1敗2分。なおS・ライト級のエントリーはこの2人だけだった。

◇ウェルター級4回戦
辻本純兵(帝拳)[TKO2回14秒]西川宏次郎(八王子中屋)

 懐に入ってボディ攻撃を仕掛ける西川に対し、長身の辻本は初回終了間際、右ストレートを打ち下ろして西川をキャンバスに転がした。2回早々、前に出た西川に辻本の右がカウンターで炸裂、西川がダウンしてストップとなった。辻本は3勝2KO1敗3分。西川は4勝1KO1敗。

◇ミドル級4回戦
ワチュク・ナァツ(マーベラス)[3-0(39-37、39-36、40-36)]石田智裕(協栄)

 両者は2月に対戦してドロー。ナァツが雨に出て、上背で石田がカウンターを狙っ。クリンチも多い内容となったが、攻撃的に試合を進めたのはナァツ。3回には畳みかけ、石田がホールディングで減点1。明確に勝利したナァツは3勝1KO1分。石田は1勝1敗2分。


メイウェザーが“異種格闘技戦” 大みそか日本で

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 元6階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(41)が5日、東京・六本木ヒルズで開かれた格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」の記者会見に出席。大みそかにさいたまスーパーアリーナで行われる同イベントに出場し、キックボクシングのスター選手、那須川天心(20)と異種格闘技戦を行うと発表した。

 総合格闘技への参戦や、パッキャオとの再戦がウワサされていたメイウェザーが日本の格闘技イベントを選択した。記者会見でメイウェザーは「私のスキルを披露するにあたり、いままでとは違うことをしたかった」とRIZIN参戦の理由を説明。アメリカ以外の国で初めて試合をすることにも価値を見出したという。

 互いの印象を問われた那須川が「すごくオーラを感じた。でも、パンチはあたりそうだと感じた」と答えると、白い歯を浮かべて胸の前で小さく拍手。モハメド・アリとアントニオ猪木の異種格闘技戦について問われると「ハイライトで見たことがある。なかなかいいショーだった。私も大みそかに素晴らしいショーをお見せしたい」と答えた。

 榊原実行委員長はこの試合を「スペシャル・スタンディング・バウト」、「平成最後の異種格闘技戦」と表現した。ボクシングの試合ではなく、MMAの試合とも異なるという。

 ただし、グローブ、ラウンド数、キックのありなし、といった細かいルールは未定。那須川が主にフェザー級、メイウェザーがウェルター級近辺ということで体重差も問題になるが、ルールとウエートは今後の話し合いで決めるという。

 メイウェザーはRIZINとの関係を「ここからがスタート」と語り、今後も自らがリングに立つことや、若い選手を連れてくる可能性を示し、「世界に展望を広げていきたい」と語った。メイウェザーは前回来日時、さまざまなビジネスでアジア、世界に進出したいと公言しており、RIZIN参戦をその起爆剤にする考えがありそうだ。

 なお、ファイトマネーは明かされなかったが、RIZINの榊原信行・実行委員長は「私のプロモーター生活で最高の額。PRIDEをUFCに売ったときの残っていたお金を(手付金に)あてた」と説明。「普段100万円の選手が1万円では試合をしない」とも表現した。

 RIZINの試合の模様は例年、フジテレビで放映されている。RIZINによると今回の試合はアメリカでも生中継される予定。


日本M級挑戦者は? 元王者の西田vsAKB店員の加藤

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 日本ミドル級最強挑戦者決定戦の計量が6日、日本ボクシングコミッションで行われ、前日本王者で同級1位の西田光(川崎新田)がリミットの72.5キロ、同2位の加藤収二(中野サイトウ)が72.3キロで合格した。試合はあす7日、後楽園ホールでゴングとなる。

 今年3月、竹迫司登(ワールドS)にまさかの初回KO負けで王座から陥落した西田(17勝8KO9敗1分)。進退について悩んだ時期もあったが、「もう一度竹迫とやりたい」とリベンジを胸に再起への道を踏み出した。

 タイトル初挑戦を狙う加藤より実績で上回りながら、過去に何度もスパーリングをしている相手を「普通に強い選手」と高く評価しており油断はない。「どちらが先に折れるかという試合になると思う」。泥臭く勝って雪辱戦につなげる意気込みだ。

 一方、昨年の全日本新人王に輝いたサウスポーの加藤(9勝6KO1敗1分)はもともとアイドルグループAKB48のファンで、6年前から秋葉原のAKB48カフェのキッチンで働きながらチャンピオンを目指している。

 現在ではイベントなどではAKBのメンバーと打ち合わせをすることもあるそうで、試合にはバイト仲間も応援にかけつける。加藤は「西田選手は戦車のような、岩が向かってくるようなイメージがあるけど、そこをどうにか崩したい」と持ち味の手数で元王者を攻略するつもりだ。


メディナ「トモキの映像見てない」12日WBC暫定戦

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 WBC・S・バンタム級1位のアビゲイル・メディナ(スペイン)が6日、羽田空港着の便で来日した。メディナは12日、後楽園ホールで 同2位の亀田和毅(協栄)とWBC同級暫定王座決定戦を争う。

 スペインのバルセロナからロンドン経由で18時間。これまでヨーロッパでしか試合をしたことのないメディナはさすがに疲れた様子だったが、集まったメディアの取材に紳士的に応じた。

 和毅の試合の映像は「見ていない」というのは信じがたいが、対戦相手の分析はトレーナーに任せ、トレーナーの指示に従って練習するというのがメディナのスタイルだという。

 今回の試合に向けては9週間の合宿を積んできた。試合に関する質問には「(和毅は)東京からメキシコに行っていろいろ経験している。どんな試合になるかはリングに立ってみないと分からない」と慎重にコメントした。

 記者がもう少し引き出そうと「倒しにいくのがあなたのスタイルではないのか?」と食い下がると、「倒しにいく」と鋭い眼光で静かに回答。やはり18時間のフライトで疲れているようだった。


「すべてパーフェクト」ワイルダーがLAで公開練習

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 12月1日ロサンゼルスのステーブルズ・センターで挙行されるWBC世界ヘビー級タイトルマッチに出場する王者デオンタイ・ワイルダー(米)の公開練習が5日(日本時間6日)行われた。

 場所は先月25日、挑戦者タイソン・ヒューリー(英)が練習したロサンゼルス近郊サンタモニカのチャーチル・ボクシングクラブ。LAにはワイルダーがボクサーを志したきっかけをつくった8歳の娘やガールフレンドも同行し特訓の合間にリラックスした。

 ジムではシャドーボクシングで体をほぐした後、ジェイ・ディース・トレーナーとのミット打ちを披露。ジムを出ると駆けつけたファンにサインのサービス。暖かい陽光を浴びながら試合を中継するショータイムのインタビューにも応じた。

 メディアを前にワイルダーは「メンタルもフィジカルも感情的にも私は準備万端。今でもリングに上がれる。タイソン・ヒューリーは彼が直面するものを知らない。すべてがパーフェクトだ」と好調ぶりをアピール。

 そして「ヒューリーは身長があり、やりにくく、手足が長いし機動力がある。私も同じものを装備している。ベストなジャイアントの戦いだ。パンチャーとボクサーの戦いだ。でもパンチャーが一撃で決める」と相手の力を認めながらもKOへのこだわりを示した。

 一方ディース・トレーナーは「タイソン・ヒューリーはルービックキューブのような選手で攻略がむずかしい。でも解決できる。デオンタイはどんなカオスも打開する」と王者をバックアップした。Photos from Esther Lin/SHOWTIME



12.30トリプル世界戦 メインは伊藤雅雪のV1戦

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 12月30日大田区総合体育館で行われる「FUJI BOXING 2018」トリプル世界戦が7日、都内で発表された。WBO・S・フェザー級王者の伊藤雅雪(伴流)がメインで初防衛戦を行い、WBC・L・フライ級王者の拳四朗(BMB)のV5戦、井上兄弟の弟、拓真(大橋)のWBCバンタム級暫定王座決定戦というラインアップになった。試合の模様はフジテレビ系列で全国中継される。

 7月に米フロリダ州でクリストファー・ディアス(米)との王座決定戦に快勝した伊藤(24勝12KO1敗1分)の“凱旋防衛戦”が決まった。マイクの前で伊藤は「応援してくれるみなさんに試合を見てもらえるのでうれしい」と喜びを口にした。

 対戦相手のイフゲニー・シュプラコフ(ロシア)は20勝10KO無敗の新鋭。伊藤は挑戦者を「ちょこまか動き回り、的が絞りにくい」と評価。その上で「前回は1ラウンドから攻めて、攻めて常にKOを狙っていく姿勢を見せられたと思う。今回も攻めて、攻めて、攻めて勝ちたい」と決意表明した。

 11日には渡米してロサンゼルスで1ヵ月強のスパーリング合宿に入るという伊藤は「来年は海外でスター選手と対戦したい」とWBC王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)の名前を挙げた。あこがれの海外でスターになるためにも、まずはロシア人攻略が第一歩となる。


兄弟4団体独占へ 井上拓真がWBC暫定王座決定戦

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 WBCバンタム級4位の井上拓真(大橋)が12月30日、大田区総合体育館で同2位ペッチ・CPフレッシュマート(タイ)とWBC同級暫定王座決定戦に挑む。これにより、3団体の王者が出場しているトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」(WBSS)バンタム級で優勝候補と目されるWBA王者の兄、尚弥と兄弟でバンタム級4団体の王座を独占する可能性が出てきた。

 井上家が野望に大きく前進した。現在、兄の尚弥はWBSS準々決勝を突破し、準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との対戦が決定。WBO王者ゾラニ・テテ(南ア)も準決勝に進出しており、優勝すればWBA、IBF、WBOの3冠を自動的に手にすることになる。

 WBCバンタム級は、1位ノルディ・ウーバーリ(仏)と3位ルーシー・ウォーレン(米)による王座決定戦が12月に行われると発表されているが、この試合が実現するかは不透明な状況。JBCによると、ウーバーリvsウォーレンが12月30日までに行われない場合、WBCは拓真vsペッチを王座決定戦に承認する方針だという。

 16年12月に決まったWBOバンタム級王座挑戦を右拳の骨折でキャンセルした拓真(12勝3KO無敗)は「2年間悔しい思いをしてきたので、やっときたかという気持ち」と話した上で「この2年でスタミナもついたし、バンタム級の体にもなった。必ず獲れる自信がある」と抱負を述べた。

 ペッチは48勝33KO無敗の戦績を誇る長身サウスポー。拓真はすでにスパーリングで「入り方を意識して練習している」とペッチ対策に着手している。来週は恒例の熱海合宿で走り込み、ペースを上げていく予定だ。

 兄弟で4団体制覇については「もともと同じ階級ではなかったので、こうなるとは思っていなかった。これも運命ですね」と拓真。もし兄弟で4団体を制すれば、2008年にヘビー級4団体制覇を達成したビタリ&ウラジミールのクリチコ兄弟以来の快挙となる。


拳四朗は早くもV5戦 フアレス相手に4連続KO誓う

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 WBC世界L・フライ級王者の拳四朗(BMB)は12月30日、大田区総合体育館のセミで同級8位サウス・フアレス(メキシコ)と5度目の防衛戦を行う。

 いつなんどきでも試合を行う拳四朗の面目躍如といったところか。V4戦からの試合期間は2カ月半と短いが、昨年の同じ時期もさらに短い2カ月のスパンで防衛戦をしている拳四朗にまったく問題はなし。「また年末に呼んでもらえてすごくうれしい」と防衛戦を歓迎した。

 この日も拳四朗は「(対戦)相手も知らずに(会見に)来た」というようにいつも通り挑戦者にはまったく興味なし。「(フアレスの)ニックネームがベイビーということだけど、ぼくのほうが“ベイビー度”では勝っているというのはある」と余裕を見せた。

 挑戦者のフアレスは16年8月、WBCミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)に挑戦して判定負けして以来2度目の世界戦。戦績は24勝13KO8敗2分と負けが多いが、元IBF・L・フライ級王者ミラン・メリンド(比)をはじめ、のちの世界王者4人とフルラウンド戦うなどキャリアが豊富だ。

 決して楽な相手とは言えそうにないが、前回の試合でメリンドにTKO勝ちし、3連続KO防衛を決めた拳四朗は自信満々。「後半にかけて相手を苦しめて、倒せればという感じ」と4連続KO勝利を宣言。将来の統一戦も大いに意識していた。


WBC・SB級暫定王座戦 亀田和&メディナ検診結果

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 12日後楽園ホールでゴングとなるWBC・S・バンタム級暫定王座決定戦の予備検診が7日、日本ボクシングコミッションで行われ、同級1位アビゲイル・メディナ(スペイン)と同2位の亀田和毅(協栄)が別々に出席した。検診の結果は以下の通り。

    亀田   メディナ
身 長 171.0cm  169.5cm
頸 周 39.0cm  38.5cm
胸 囲 95.0cm  81.5cm
リーチ 170.0cm  174.5cm
視力 左1.5右1.5 左1.2右1.0


亀海喜寛が引退表明 米で存在感示しコットとも対戦

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 昨年8月、元4階級制覇のビッグネーム、ミゲール・コット(プエルトリコ)とWBO世界S・ウェルター級王座決定戦を戦った亀海喜寛(35歳=帝拳)が6日、自身のブログで引退を発表した。

 亀海は「試合のリングでは最後の2戦は何故かわかりませんが序盤で上腕二頭筋に力が入らなくなり、以前のようにパワーパンチを最後まで打ち続ける事が出来なかったです」と説明した。

 その上で「最高のコンディションを作れるならトップファイター達と素晴らしい試合を出来た自信はありますが今の状態では無理だし引退します」とつづった。

 札幌出身の亀海は帝京大で全日本選手権を制して05年にプロ転向。類まれなディフェンス技術で日本S・ライト級王座を獲得した。

 11年以降はアメリカのリングにたびたび上がり、攻撃的なスタイルを身に着け、本場で元世界王者ロバート・ゲレロ(米)らと好勝負を演じて存在感を示した。

 17年のコット挑戦に敗れ、けがで戦線褫奪。今年8月のノンタイトル戦でグレグ・ベンディティ(米)に判定負けしたのがラストファイトになった。生涯戦績は27勝24KO4敗2分。


加藤収二が西田光に競り勝つ 日本M級挑戦権獲得

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 日本ミドル級最強挑戦者決定戦が7日、後楽園ホール「ホープフルファイトvol.29」で行われ、同級2位の加藤収二(中野サイトウ)が前王者で同1位の西田光(川崎新田)に2-1判定勝ち。チャンピオン竹迫司登(ワールドS)への挑戦権を獲得した。スコアは76-75×2、75-76。

 サウスポーの加藤が初回から飛ばした。小刻みに動きながらアッパーを交えてテンポよくパンチを繰り出して先制。一発の威力はないもののスタートで優位に立った。

 西田は圧力を強めて盛り返し、左ボディブローを決めて反撃。加藤も手数で応じ、中盤は接戦となった。ともに譲らず迎えた5回、西田の右で足が引っかかったように加藤が横転。加藤にとってはやや不運にも思えるダウンが宣告された。

 しかし、6回は加藤が小刻みにジャブと左を決めて反撃。西田も前に出て加藤を押し込み、ともに譲らない展開が再び続く。最終回はともに出し切って終了。手数と有効打では加藤、攻勢で西田という印象の試合は、3ジャッジとも1ポイント差でわずかに加藤が支持された。

 加藤は10勝6KO1敗1分。「(竹迫は)単純に強い。下から上がってきて勢いでなんとか勝ちたい」。試合後に竹迫がリングに上がり、フェイスオフで対戦景気をあおった。西田は17勝8KO10敗1分。

片桐秋彦が引退スパーリング

 セミの前には元日本フェザー級ランカーの片桐秋彦(川崎新田)が日本フライ級王者、黒田雅之と2分2ラウンドの“引退スパーリング”を行った。

 片桐は07年にプロデビュー。2008年東日本新人王決勝で同門の古橋岳也と中学時代の“先輩後輩対決”で話題を呼んだ。ラストファイトは昨年12月。生涯戦績は17勝8KO10敗2分。

ホープ高橋拓磨が逆転KO勝ち

◇S・ライト級6回戦
高橋拓磨(ワールドS)[TKO2回42秒]ジョーフェア・モンタノ(比)
 南京都高で高校4冠を獲得した高橋がデビュー2戦目。サウスポーのモンタノが初回から仕掛け、高橋はこれに冷静に対処しようとしたが、2回に右フックをもらってダウン。再開直後、モンタノが襲い掛かったところに高橋の右カウンターがドンピシャで決まりモンタノがキャンバスに沈んだ。立ち上がろうとしたがフラついてストップとなった。高橋は2連続KO勝ち。モンタノは9勝8KO4敗1分。


メイウェザー「同意していない」大みそかは中止か

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 元パウンド・フォー・パウンド・キングのフロイド・メイウェザーは7日、自身のインスタグラムで「那須川天心との公式戦には1度も同意していない」と書き記し、大みそかにさいたまスーパーアリーナので行うと発表された異種格闘技戦を否定した。

 メイウェザーは5日、六本木ヒルズで開かれた格闘技イベント「RIZIN」の記者会見に出席し、那須川との異種格闘技戦を発表。「世界が見たことのないエンタテインメントをお届けする」などと発言していたが、インスタグラムの発言はこれを真っ向から否定するものだ。

 SNSによると、メイウェザーはこの対戦を少数の富裕層に向けたエキシビションととらえており、公式戦だとも、テレビ放映されるとも、聞いていなかったという。

 メイウェザーは「記者会見で間違った情報を与えてしまたことを心からファンに謝りたい」ともコメントした。



亀田和と暫定戦のメディナ “ハンマー・パンチ”披露

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 WBC・S・バンタム級暫定王座決定戦で同級2位の亀田和毅(協栄)と対戦する同1位のアビゲイル・メディナ(スペイン)が8日、都内の協栄ジムで練習を公開した。試合は12日、後楽園ホールでゴングとなる。

 ハンマーのように強い拳の持ち主という意味から、ここ数試合はハンマーを手に入場しているというメディナ(19勝10KO3敗2分)。「拳の握りを柔らかくするため」という理由で、バンテージを巻いた上からビニールテープをグルグルを巻くという独特のスタイルで、この日はシャドーとミット打ちなど披露した。

 強打者のイメージにそぐわず、練習では細身の体から繰り出すコンパクトでシャープなパンチが印象的。それでも練習を視察した和毅の兄、興毅は「海外の選手は脚が細くて上半身がでかい。パンチはあるでしょう」と感想を述べた。

 来日時のインタビューと同じように、戦術や和毅に関する話は極力避けたメディナ。ただし、時差ボケもとれてコンディションはいいようで、「余裕だ」とのコメントを何度か発した。

 練習と取材の最後には、ハンマーを担ぎ、和毅を叩き潰すデモンストレーション(?)を披露。日本で一躍名を上げる意気込みだ。


OPBFがベトナム進出 12.9古橋岳也シルバー王座戦

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 OPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)がベトナムに進出する。日本ボクシングコミッションで8日、発表されたもので、12月9日にベトナムのホーチミンで行われる日・越ボクシング・サッカー交流フェスティバル「サムライファイトVol.2」でOPBFシルバー戦とOPBFナショナル戦を行う。

 OPBF・S・バンタム級シルバー王座決定戦は、日本S・バンタム級11位の古橋岳也(川崎新田)vsスンペット・サイトーンジム(タイ)。川崎新田ジムの招へいで7月に日本デビューしたダオ・グエン・アン・トン(ベトナム)はOPBFナショナルS・ライト級王座決定戦に出場する。ベトナムでOPBFのタイトル戦が行われるのは今回が初めてだ。

 OPBF共同会長の安河内剛氏によると、昨年までOPBFタイトル戦の80%が日本で行われており、アジアの統括団体としてこの偏りをなくしたい、という考えからシルバー王座を積極利用。安河内氏は「これからの国にとってOPBF王座はハードルが高い。シルバー王座をタイ、台湾、中国などで導入し、日本のタイトルマッチ占有率が60%まで落ちた。アジアのタイトルという本来の形に近づいている」とシルバー王座の意味合いを説明した。

 シルバー王座は数年前に導入され、当初は運用があいまいだったが、今年からルールが明確になった正規タイトル。日本国内ではタイトル濫造を防ぐ目的で非公認となっている。ナショナル王座は、コミッションのない国にOPBFコミッションが出向き、その国の王座を決めるタイトルで、今回のベトナムが第1弾になるという。

 ベトナム初のOPBF戦に出場する古橋は「最初はOPBFシルバーってなんだ?と思ったけど、海外で試合を開催する大変さは分かっているつもり。しっかりベルトを獲って、ベトナムのボクシングを少しでも盛り上げる手助けをしたい」と決意表明した。

 OPBFは9月、ホーチミンで審判団を対象としたオフィシャルセミナーを開催した。12月の試合では保険加入を含めた健康管理や、記録の管理など、日本並みのオフィシャル体制を持ち込む予定。ベトナムではほかにもプロと称する興行が開催されているが、安河内氏は「まずは範を示したい」としている。

 なお「サムライファイトvol.2」は川崎新田ジムが川崎市などの協力を得て実現。16年に続き2回目のベトナム興行で、今回は外務省の「日越外交関係樹立45周年記念事業」の一つとして認定されている。


10月MVPは勅使河原、内藤追い詰めた永田が敢闘賞

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 東日本ボクシング協会月間賞選考委員会は8日、10月の月間三賞を発表した。月間最優秀選手賞にはOPBF・S・バンタム級新チャンピオンに輝いた勅使河原弘晶(輪島功一S)が選ばれた。

 WBOアジアパシフィック・バンタム級王座を返上した勅使河原は同月11日、クラスを上げてグレン・サミンギット(比)とOPBF・S・バンタム級王座決定戦。サミンギットを5回KOで下して2本目のベルトを腰に巻いた。

 敢闘賞にはOPBF・S・バンタム級14位の永田大士(三迫)が選ばれた。永田は同月11日、OPBF同級王者の内藤律樹(E&Jカシアス)にチャレンジ。実績で大きく上回る内藤と大接戦を演じ、10回にはダウンを奪って後楽園ホールに大歓声を巻き起こした。試合は1-2判定でわずかに及ばなかったが、内容を評価されての敢闘賞選出となった。

 新鋭賞は該当者なし。表彰式は12月13日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」で行われる予定。


最強挑戦者出そろう S・バンタム級の和氣は王座返上

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 2008年にスタートした「最強後楽園」をリニューアルし、「日本タイトル最強挑戦者決定戦」として新たなスタートを切ったチャンピオンカーニバルの挑戦者決定戦が、7日のミドル級を最後に全階級で終了した。

 最強後楽園時代との違い、全階級で挑戦者決定戦が行われたのが今回の特徴だ。指名挑戦権を得た勝者は来年のカーニバルでチャンピオンに挑戦する。

 なお、カーニバルまでに防衛戦が行われる階級もあり、そのときの状況によってカードは変更される。S・バンタム級は王者の和氣慎吾(FLARE山上)は11月8日付けで王座を返上。近く決定戦のカードが発表される見通しだ。現時点での各階級の状況は以下の通り。

■日本王者と指名挑戦者(王者の〇数字は防衛回数)

◇ミニマム級
チャンピオン 小野心(ワタナベ①)
指名挑戦者  田中教仁(三迫)

◇L・フライ級
チャンピオン 久田哲也(ハラダ④)
指名挑戦者  堀川謙一(三迫)
※久田は11月16日、戸谷彰宏(蟹江)と防衛戦

◇フライ級
チャンピオン 黒田雅之(川崎新田④)
指名挑戦者  中谷潤人(M.T)

◇S・フライ級
チャンピオン 奥本貴之(グリーンツダ⓪)
指名挑戦者  ユータ松尾(ワールドS)
※奥本は12月9日、橋詰将義(井岡)と防衛戦

◇バンタム級
チャンピオン 齊藤裕太(花形⓪)
暫定王座決定戦(齊藤のけがによるもの)
木村隼人(ワタナベ=1位)vs高野誠三(真正=2位)

◇S・バンタム級
チャンピオン 空位
指名挑戦者  中川麦茶(角海老宝石)

◇フェザー級
チャンピオン 源大輝(ワタナベ①)
指名挑戦者  阿部麗也(KG大和)

◇S・フェザー級
チャンピオン 末吉大(帝拳③)
指名挑戦者  大里拳(大鵬)

◇ライト級
チャンピオン 吉野修一郎(三迫②)
指名挑戦者  アクセル住吉(関門JAPAN)

◇S・ライト級
チャンピオン 細川バレンタイン(角海老宝石①)
指名挑戦者  井上浩樹(大橋)

◇ウェルター級
チャンピオン 矢田良太(グリーンツダ①)
指名挑戦者  永野祐樹(帝拳)
※矢田は12月9日、藤中周作(金子)と防衛戦

◇S・ウェルター級
チャンピオン 新藤寛之(宮田⓪)
指名挑戦者  松永宏信(横浜光)
※新藤は12月20日、暫定王者の渡部あきのり(角海老宝石)と王座統一戦

◇ミドル級
チャンピオン 竹迫司登(ワールドS①)
指名挑戦者  加藤収二(中野サイトウ)


船井あすIBF挑戦者決定戦 初メキシカン「楽しみ」

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 IBF・S・フライ級挑戦者決定12回戦に出場する同級3位の船井龍一(ワタナベ)と同7位ビクター・エマニュエル・オリボ(メキシコ)が9日、日本ボクシングコミッションで計量を行い、船井が52.0キロ、オリボがリミットの52.1キロで合格した。

 33歳の船井(30勝21KO7敗)は日本タイトルを2度防衛後、今年6月にワルリト・パレナス(比)を下してWBOアジアパシフィック同級王座を獲得。世界挑戦のウェイティングサークルに入っていた。

 巡ってきたのはWBOではなく、IBFの挑戦者決定戦となったが、船井は「すごいチャンスなのでうれしかった。必ずものにしたい」と大歓迎。オリボ戦が決まったのは1ヵ月ほど前というが、ファイタータイプとスパーリングを重ね、万全の準備を整えたという。

 初来日のオリボは15勝7KO2敗1分の22歳。船井に比べると小柄で、15年11月にのちのIBF・L・フライ級王者ミラン・メリンド(比)に1-2判定で敗れている。

 船井にとっては初のメキシカン戦となるが、「タイミングが(日本人と)違うと聞いているので楽しみ」と対戦を心待ちにしている様子だった。現在のIBF同級王者は6度防衛中のジェルウィン・アンカハス(比)。

 セミは日本S・フェザー級2位の富岡樹(REBOOT)と同7位の正木脩也(帝拳)による同級8回戦。ほかに以下の日本ユース・タイトルマッチ2試合が組まれている。

◇日本ユース・ライト級王座決定8回戦
利川聖隆(横浜光=日本9位 10勝6KO4敗)
 vs
小田翔夢(白井・具志堅S=日本4位 9勝8KO)

◇日本ユース・ミニマム級王座決定8回戦
井上夕雅(尼崎亀谷=日本10位 7勝1KO1分)
 vs
石澤開(M.T 4勝4KO)


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