Quantcast
Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
Viewing all 12722 articles
Browse latest View live

インターハイあす決勝 アジア・ジュニア王者の吉良大弥ら勝ち残る

$
0
0

 福井市の福井県営体育館で開催されている令和3年度全国高校総体ボクシング競技(兼第75回全角高校選手権大会)第5日の12日は男子8階級の準決勝16試合が行われた。

フライ級で決勝進出を決めた吉良(右)

 アジア・ジュニア選手権の覇者、フライ級の吉良大弥(奈良・王寺工)はサウスポーの河本蓮音(福岡)のジャブを見切って接近戦からの連打で圧勝、高校初タイトルに王手をかけた。

 ピン級は共にシャープな動きの貞廣征季(京都・京都廣学館)、金谷成留(宮崎・日章学園)が勝ち上がったのをはじめ、L・フライ級のハードパンチャー・山口瑠(大阪・興國)、バンタム級・中山颯太(福岡・東福岡)、ライト級・山川健太(宮崎・日章学園)、L・ウェルター級、大園丈太郎(鹿児島・鹿児島城西)、ウェルター級・梶野翔太(大阪・興國)らが初タイトルに迫った。

 地元の福井勢は羽水のL・ウェルター級・八木大河、ウェルター級・和田岳大の2選手が決勝を目指したが、ともに敗れ3位表彰を受けた。13日最終日の決勝カードは次の通り。左が赤コーナー。

定廣(右)はピン級で決勝進出

▽ピン級
定廣征季(京都・京都廣学館)vs.金谷成留(宮崎・日章学園)

▽L・フライ級
大木彪楽(静岡・飛龍)vs.山口瑠(大阪・興國)

▽フライ級
吉良大弥(奈良・王寺工)vs.山下学人(宮崎・日章学園)

▽バンタム級
坂井優太(兵庫・西宮香風)vs.中山颯太(福岡・東福岡)

▽ライト級
宮崎栞(広島・崇徳)vs.山川健太(宮崎・日章学園)

▽L・ウェルター級
松久優作(福岡・東福岡)vs.大園丈太郎(鹿児島・鹿児島城西)

▽ウェルター級
梶野翔太(大阪・興國)vs.増田祐士(新潟・開志学園)

▽ミドル級
瀬井りゅう一(宮崎・日章学園)vs.羽賀勇二(新潟・新潟向陽)


吉野修一郎が6回TKOで日本ライト級V7 仲里周磨は健闘及ばず

$
0
0

 日本ライト級タイトルマッチが12日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のメインで行われ、チャンピオンの吉野修一郎(三迫)が挑戦者10位の仲里周磨(ナカザト)に6回2分20秒TKO勝ち。7度目の防衛に成功した。

 吉野はライト級アジア3冠を保持し、世界ランキングでWBO7位、IBF15位につける29歳。仲里は元OPBF・S・バンタム級王者の仲里繁会長を父に持つ24歳の二世ボクサー。安定王者と新鋭によるタイトルマッチのゴングが鳴った。

 ジャブの差し合いで試合はスタート。吉野がプレスをかけていくが、ラウンド中盤に仲里がジャブを外して右ストレートをきれいに決めた。吉野は2回にペースアップ。吉野が一気に主導権を握るかに見えたが、仲里が3回、右ストレート、左フックを決めて吉野の動きを一瞬止める。吉野は再びひるまず攻めると、仲里もそれに合わせようと強打を振るう。試合は序盤にしてヒートアップしてきた。

 4回は吉野が攻めた。空振りを恐れず、ジャブ、右ストレート、左フックでグイグイ攻める。仲里は左目じりをパンチでカット。しかし果敢に打ち合い、強烈な左ボディ打ちで吉野に応酬。ラウンド終盤、吉野の攻撃で仲里がグラついたがゴングに救われた。5回も吉野が押しながらも、仲里が吉野のパンチを外しながら応戦し、スリリングな展開となる。前半を終わっての採点は48-47で吉野がリードした。

 吉野は6回も攻め、仲里にダメージがたまっていく。ラウンド途中、ドクターチェックが入り、4回の傷が試合続行不可能と判断されて吉野のTKO勝ちが決まった。OPBFとWBOアジアパシフィック王座も保持する吉野は14勝11KO。「早く世界に挑戦したい」とアピールした。仲里は10勝7KO2敗3分。

◇S・フライ級6回戦
馬場龍成(三迫)[3-0(60-54×3)]岡田兼弥(江見)
 東洋大から自衛隊に進み、アマで全日本選手権と国体を制した馬場のB級デビュー戦。リーチのある馬場はワンツー主体で攻め、初回に右を決めて岡田の動きを一瞬止めた。馬場はその後、ジャブと右ストレートをテンポ良く打ち続けた。馬場は5、6回にボディ打ちも交えて岡田を攻め立てたが、岡田は最後まで手を出して抵抗をやめなかった。25歳の馬場はデビュー戦でフルマーク勝利。岡田は5勝3KO4敗1分。

◇S・バンタム級6回戦
髙橋利之(湘南山神)[TKO4回1分57秒]大場竜(ジャパンS)

◇S・フェザー級4回戦(東日本新人王)
李鎮宇(角海老宝石)[3-0(40-36×2、39-37)]吉田淳平(Reason押上)

◇S・バンタム級4回戦(東日本新人王)
須藤大和(伴流)[3-0(40-36×3)]仲里ニンジャ早史(渡嘉敷)

Triple title holder Yoshino retains Japan lightweight crown for 7th time

$
0
0

Undefeated Shuichiro Yoshino of Misako Boxing Gym stopped challenger Shuma Nakazato of Nakazato Boxing Gym in the sixth round to retain his Japanese lightweight title at Tokyo’s Korakuen Hall on Aug. 12.

It was the 29-year-old Yoshino’s seventh successful defense of the title he won in October 2017. While Yoshino also holds the Oriental-Pacific Boxing Federation lightweight and World Boxing Organization Asia-Pacific lightweight titles, those titles were not at stake this time.

The technical knockout of the scheduled 10-rounder came 2 minutes and 20 seconds into the round when Nakazato’s left eyelid injury he initially suffered in the fourth round became visibly worsened, and the ringside doctor ordered the fight be stopped.

While Yoshino, who is ranked seventh in the WBO’s lightweight world rankings, pressed forward with left jabs, straight rights and left hooks from the opening round, the gutsy 10th-ranked challenger responded by unleashing a barrage of left and right combinations.

Yoshino, only slightly ahead halfway through the fight, stepped up his pace in the sixth round, landing his vaunted punches to the head and body, leading the referee to have the ringside doctor look at the injured part. The doctor ordered the stoppage of the fight.

With the victory, Yoshino improved his record to 14 straight wins, including 11 KOs. For his part, the 24-year-old Nakazato sagged to a 10-2-3 win-loss-draw record with seven KOs.
After the bout, Yoshino said, ‘’I want to take a crack at a world title as early as possible.’’

TBS「サンデーモーニング」が日本ボクシング連盟に謝罪 張本発言めぐり

$
0
0

 TBSが8日8日に放送した「サンデーモーニング」における野球評論家の張本勲氏の発言をめぐって同局は12日、番組プロデューサー名で「女性及びボクシング競技を蔑視したと受け取られかねない部分があった」など一連の発言を謝罪する文書を日本ボクシング連盟に送った。

日本ボクシング連盟の内田貞信会長

 番組では東京五輪女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(日体大)の快挙を放送。その中で張本氏は「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」などとコメント。女子ボクシングを否定する発言に批判の声が上がり、日本ボクシング連盟は同番組に抗議文を送った。

 張本氏は「今回、入江選手が金メダルを取った時も、飛び上がって喜んでいました。今回の私の発言は言葉が足りませんでした。入江選手の快挙を称えると共に、自分も金メダルを取れるのではと思って、ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです。言葉足らずで反省しています」との声明を発表した。

 同連盟は「当連盟からの抗議文に対して、内容を十分に汲み取った、迅速かつ真摯な対応をして頂いたと思います」と評価した。

カシメロvs.リゴンドウはWBOタイトル戦 リゴンドウのWBA正規王座はく奪

$
0
0

 あさって14日(日本時間15日)米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・スポーツパークで行われるバンタム級タイトルマッチは、ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が持つWBO王座のみが争われることになった。現在WBAバンタム級レギュラー王者のギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)はリングに登場した時点でタイトルを失う。12日、WBAの世界選手権委員会が伝えた。

カシメロ(左)とリゴンドウ

 これはWBOが主張する「レギュラー王者のリゴンドウは統一戦のステータスに値しない」という制約に従ったもの。キューバ人は挑戦者としてリングに上がる。WBAはリゴンドウ陣営に直接レターを送って通達し、本人。陣営とも承諾した。

 同時にこの決定は、批判の的となっているWBAの王座乱立に対して先日ヒルベルト・メンドサJr会長が全面的な改革を打ち出した動きの第一歩とも見られる。WBAの王者減少の具体的なアクションは今秋スタートするという。

米国コミッション協会がWBAに抗議 王者乱立の改革求め強硬姿勢

$
0
0

 米国のボクシング・コミッション協会(ABC)がタイトル承認団体のWBAに対して公式に書簡を送り、現状を懸念。改革を迫っている。事の発端は7日ミネソタ州ミネアポリスで行われたWBAウェルター級暫定王座決定戦。劣勢に見えたガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)が論議を呼ぶ判定でマイカル・フォックス(米)を下した一戦だ。

 メディアにも公開されたレターでABCは「第一に各階級に複数の“世界チャンピオン”が存在する。スーパー、レギュラー、ゴールド、暫定の存在はファンとボクサーに混乱を与えている」と指摘。「WBAはプロフェッショナル・ボクシングの発展に興味を失っているのか」とヒルベルト・メンドサJr会長に強く抗議した。

 またマエストレvs.フォックスを例に「WBAはオフィシャル(審判団)にローカル・コミッションによる人選を許可しておきながら、最終的に自身の意向を重視した」と裁定に問題が生じた原因を追及する。

 同時にABCの理事会は、米国の管轄区域内でのWBAタイトル戦は積極的に承認したくない、WBAが任命するオフィシャル陣は受け入れない、WBAタイトル戦のスーパーバイザーが試合をコントロールすることを許さない――という方針を全米各州及びカナダのコミッションに呼びかけた。

注目バンタム級戦迫る カシメロはKO宣言 40歳リゴンドウも自信満々

$
0
0

 あと2日となった注目のバンタム級タイトルマッチ、WBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)と2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)の最終会見が12日、開催された。試合は14日(日本時間15日)米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・スポーツパークでゴングが鳴る。

2冠王者の井上尚弥も注目の一戦だ

 先にマイクの前に立ったリゴンドウは「カシメロを含めた連中は『私を引退させる』と息巻くけど、それはリングで証明しなければならない。さて土曜日どうなるか」と年齢(40)による不安を一蹴。

鋭い表情のリゴンドウ

「彼は6連続KO勝ち中だけど、その中に私と肩を並べる者はいない。土曜日、彼の前に悪魔が登場するだろう」とけん制。そして「みんな私の122ポンド(S・バンタム級)での実績を知っているだろう。118ポンド(バンタム級)でそれをリピートする」と胸に秘めた自信を明かした。

 対するカシメロは「リゴンドウは素晴らしい選手だけど、この試合に勝つことは非常に重要だ。なぜなら私の次の相手は井上尚弥かノニト・ドネアになるからだ。2人とも怖くて私との対戦を避けたけどリゴンドウは応じた」と相手をリスペクトした。

カシメロは余裕の態度

 だが「彼をノックアウトする自信がある。トレーナーのノノイ・ネリとハードなキャンプを実行した準備した」とこちらも自信満々。最後に「土曜日は彼にサプライズが待っている。たぶんノックアウトは最後の3ラウンドで起こるだろう」と結んだ。試合の模様は15日午前11時からWOWOWで生中継される。

 セミではWBCフェザー級王者ゲーリー・ラッセルJrの実弟ゲーリー・アントニオ・ラッセル(米)が前IBFバンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とWBAバンタム級暫定王座決定戦を行う。Photos from Stephanie Trapp/SHOWTIME

インターハイ 日章学園から優勝者3人 4年ぶり6度目の学校対抗優勝

$
0
0

 福井市の福井県営体育館で開催されている令和3年度全国高校総体ボクシング競技(兼第75回全国高校選手権大会)最終日の13日は男子8階級の決勝が行われた。

L・フライ級優勝の山口(左)

 L・フライ級の山口瑠(大阪・興國)、ウェルター級の増田祐士(新潟・開志学園)の2人が今年3月の選抜大会徳島特別大会に続いての優勝を飾り、アジア・ジュニア王者のフライ級・吉良大弥(奈良・王寺工)ら6人は初の高校タイトルをつかんだ。

学校対抗で優勝の宮崎・日章学園

 宮崎・日章学園からはピン級の金谷成留、ライト級の山川健太、ミドル級の瀬井りゅう一の3人の高校王者が誕生、学校対抗の部で4年ぶり6度目の優勝を飾った。

 新型コロナの影響で2年ぶりの開催となったが、決勝には感染拡大が続く関東・東京勢は進出できず、コロナ禍での練習活動の難しさを表した大会でもあった。決勝記録は次の通り。

ライト級優勝の山川(左)

▽ピン級
金谷成留(宮崎・日章学園)3-2 定廣征季(京都廣学館)

▽L・フライ級
山口瑠(大阪・興國)4-1 大木彪楽(静岡・飛龍)

▽フライ級
吉良大弥(奈良・王寺工)5-0 山下学人(宮崎・日章学園)

▽バンタム級
坂井優太(兵庫・西宮香風)3-2 中山颯太(福岡・東福岡)

▽ライト級
山川健太(宮崎・日章学園)4-1 宮崎栞(広島・崇徳)

▽L・ウェルター級
松久優作(福岡・東福岡)4-1 大園丈太郎(鹿児島・鹿児島城西)

▽ウェルター級
増田祐士(新潟・開志学園)5-0 梶野翔太(大阪・興國)

▽ミドル級
瀬井りゅう一(宮崎・日章学園)5-0 羽賀勇ニ(新潟・新潟向陽)

ミドル級の瀬井(右)は日章学園3人目の優勝を決めた

◇学校対抗成績
①日章学園 41点
②東福岡  33点
③興國   19点
④西宮香風 19点
⑤開志学園 17点
⑥札幌工  12点
(興國、西宮香風は2位のポイント差による)


井上尚弥に近づくのはカシメロか、リゴンドウか オッズは2-1でカシメロ有利

$
0
0

 明日14日(日本時間15日)米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・スポーツパークでゴングが鳴るWBOバンタム級タイトルマッチの計量が13日行われた。王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)はリミットの118ポンド(53.52キロ)、挑戦者で前WBAレギュラー王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)は117ポンド1/2(53.30キロ)を計測し明日のリングを迎える。

強打のカシメロ(右)と技術のリゴンドウ

 このカードはイベントを全米に中継するショータイムがスケジュールに入れていたが、5月ノニト・ドネア(フィリピン)がノルディーヌ・ウバーリ(フランス)をストップしてWBCバンタム級王座に就くと、プロモーターのPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)はカシメロvs.ドネアにスイッチ。強打のフィリピン人対決として人気を呼んだ。

 ところがドネア側がカシメロ陣営のドーピング検査に関する透明性に疑問を投げかけ試合から降りる結果に。当初の予定通りカシメロvs.リゴンドウが再度締結した。スラッガーのカシメロ(30勝21KO4敗=32)と五輪連続金メダリストでテクニシャンのリゴンドウ(20勝13KO1敗1無効試合)と対照的なスタイルを持つ両者だけにペース争いが注目される。

 米国のオッズメーカーはアメリカ式の表記でカシメロが-240、リゴンドウが+180とおよそ2-1でフィリピン人が支持されている。バンタム級はWBAスーパーとIBF王座を保持する井上尚弥(大橋)が4団体統一を狙っており、カシメロとリゴンドウの勝者が井上と対戦する可能性がある。

日本でもお馴染みロドリゲス(右)はラッセルとWBA暫定戦

 セミのWBAバンタム級暫定王座決定戦は、WBA2位ゲーリー・アントニオ・ラッセル(米)が116ポンド3/4(52.95キロ)、前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)がリミットの118ポンド(53.30キロ)でクリア。セミセミのバンタム級10回戦は、WBA1位ルーシー・ウォーレン(米)が117ポンド1/2(53.30キロ)、相手のダミアン・バスケス(米)が117ポンド1/4(53.18キロ)をマークした。試合の模様は15日午前11時からWOWOWで生中継される。Photos from Stephanie Trapp/SHOWTIME

フランコvs.モロニー弟 WBA・S・フライ級因縁の第3戦 前座でアリ氏の孫デビュー

$
0
0

 WBA・S・フライ級レギュラー王座タイトルマッチの計量が12日行われ、王者ジョシュア・フランコ(米)が114.2ポンド(51.80キロ)、挑戦者3位アンドリュー・マロニー(豪州)が114.8ポンド(52.07キロ)をマークしリミットの115ポンドに合格した。試合は明日14日(日本時間15日)米オクラホマ州タルサのハードロック・ホテル&カジノで開催される。

王者フランコ(左)と前王者モロニー弟

 両者は昨年6月、ラスベガスで対戦し終盤にダウンを奪ったフランコが戴冠した。11月のリマッチではフランコが右目を負傷により2回終了無効試合の判定が下った。これに対して「ビデオ検証」に時間がかかったこともあり、「正当なパンチによるもの」と主張するマロニーがネバダ州アスレチック・コミッションに訴えを起こし話題となった。

 王座奪回に執念を燃やすマロニー(21勝14KO1敗1無効試合)と防衛を成功させたいフランコ(17勝8KO2敗1分1無効試合)の意地がぶつかり合う。オッズはアメリカ式表記でマロニーが-225、フランコが+170とおよそ2-1でマロニー有利を出ている。

アリ氏の孫、ニコ・アリ・ウォルシュ(左)はデビュー戦

 同じリングでモハメド・アリ氏の孫、ニコ・アリ・ウォルシュ(米)がプロデビュー。計量でアリ・ウォルシュは162.4ポンド(73.66キロ)、相手のジョーダン・ウィークス(米=4勝2KO1敗)は161ポンド(73.03キロ)をマーク。試合は4回戦で行われる。

 また、WBO・S・ライト級3位アーノルド・バルボサ(米)が元ランカーのアントニオ・モラン(メキシコ)と10回戦。バルボサは139.8ポンド(63.41キロ)、モランは139ポンド(63.05キロ)だった。Photos by Mikey Williams / TopRank

WBOフライ級王者の中谷潤人 WOWOWで9.11アメリカ防衛戦生中継

$
0
0

 WOWOWは15日、米アリゾナ州ツーソンで9月10日(日本時間11日)に行われるWBO世界フライ級王者、中谷潤人(M.T=写真)の初防衛戦を生中継すると発表した。中谷はランキング1位の元WBO・L・フライ級王者アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)を迎える。

 23歳のサウスポー中谷(21勝16KO)は昨年11月、後楽園ホールでジーメル・マグラモ(フィリピン)との王座決定戦を制してタイトルを獲得。初防衛戦で2階級制覇を狙う強打の30歳、アコスタ(22勝21KO2敗)を迎えることになった。

 当日の解説は元世界王者の飯田覚士さん、西岡利晃さん。メインイベントではWBC・S・フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)がロブソン・コンセイサン(ブラジル)を迎えて初防衛戦を行う。

カシメロ2-1判定でWBOバンタム級王座防衛 リゴンドウのマラソン戦法にブーイング

$
0
0

 米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・スポーツパークで行われたWBOバンタム級タイトルマッチは、王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が前WBAレギュラー王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)に2-1判定勝ち。2度目の防衛に成功しWBAスーパー&IBF統一王者井上尚弥(大橋)との統一戦を希望した。

カシメロ(左)が攻め、リゴンドウがかわす試合になった

 試合は初回から12回までサウスポーのリゴンドウ(40)がフットワーク全開で対処。カシメロの繰り出すパンチを空転させながら距離を取り続けてかわすボクシングに徹した。会場はフィリピン人ファンが多く断続的に沸き上がるブーイングを背に自身の戦法を変えない。初回終盤、カシメロが攻め込み、低いダッキングで防いだリゴンドウがヒザを着いたが、主審はスリップと判断した。

 シーソーゲームは中盤リゴンドウがやや抜け出したかにも思えたが、露骨すぎるアウトボクシングはジャッジの心情にあまり訴えなかった。9回、右で攻勢をかけたカシメロがファンの支持を受けて最後までキューバ人を追い立てた。

小差判定勝ちでベルトを守り、大喜びのカシメロ

 3ジャッジのスコアは1人が115-113でリゴンドウだったが、他の2者は116-112、117-111でカシメロ。カシメロのトータルパンチのヒット数は27発と低調だったが、攻勢点が評価された。

 試合後カシメロは3本指を立て「まずリゴンドウに勝った。次は井上だ」とアピール。最後は中指を立て、リゴンドウの消極戦法をののしる仕種を見せた。

ヘッドバッティングでロドリゲスが悶絶。16秒で試合は終わった

 セミのバンタム級12回戦は残念な結末に終わった。WBCフェザー級王者ゲーリー・ラッセルの実弟ゲーリー・アントニオ・ラッセル(米=WBAバンタム級2位)と前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が初回わずか16秒無効試合となった。開始早々、痛烈なヘッドバットが発生。たまらずロドリゲスがうつ伏せに倒れ続行不可能に。

 試合はWBAバンタム級暫定王座決定戦として行われる予定だったが、直前にWBAは挑戦者決定戦の一環と訂正した。チャンピオン減少方針の動きと思われる。

 もう一つのバンタム級10回戦はこれまで18勝3KO3敗1無効試合とパワー不足を指摘されたWBA1位で元王者のルーシー・ウォーレン(米)がダミエン・バスケス(米)に豪快なKO勝ち。初回に2度、右で倒し、2回、左フックで決着をつけた。タイムは2分18秒。(三浦勝夫) Photos by SUMIO YAMADA

フランコがWBA・S・フライ級王座防衛 モロニー弟との第3戦制す

$
0
0

 WBA・S・フライ級タイトルマッチが14日(日本時間15日)、米オクラホマ州タルサで行われ、王者ジョシュア・フランコ(米)が前王者アンドリュー・モロニー(オーストラリア)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。

 両者は昨年6月に対戦し、伏兵のフランコがモロニーからダウンを奪って小差判定勝ちで王座奪取。同年11月のダイレクトリマッチは2回に偶然のバッティングで試合終了とアナウンスされたものの、モロニー側がパンチによりTKOを主張して無判定試合となり、3度目の対戦が組まれた。

 3度目の決着戦は、フランコが116-113×3の判定勝ち。因縁の対決を制してベルトを守った。フランコは18勝8KO1敗2分1無判定試合。王座返り咲きに失敗したモロニーは21勝14KO2敗1無判定試合。

 前座に出場した“レジェンド”モハメド・アリ初の孫、ニコ・アリ・ウォルシュ(米)はミドル級4回戦でジョーダン・ウィークス(米)に1回1分49秒TKO勝ちでデビュー戦を飾った。

 モロニーの双子の兄ジェーソン・モロニー(オーストラリア)はジョシュア・グリア(米)に3-0判定勝ちでWBCバンタム級シルバー王座を獲得。モロニーは昨年11月、WBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(大橋)に7回KO負けして以来のリングで勝利した。戦績は22勝18KO2敗。IBFとWBOで5位につけるグリアは22勝12KO3敗2分。

■S・フライ級世界王者
WBAスーパー フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
WBA ジョシュア・フランコ(米)
WBC フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
IBF ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)
WBO 井岡一翔(志成)

井上尚弥WOWOWインタビュー「カシメロと戦いたいと思っていた」

$
0
0

 WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)がWBO世界バンタム級タイトルマッチをWOWOWでゲスト解説。王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が挑戦者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)に2-1判定勝ちした試合を受けてWOWOWのインタビューに応じた。

次戦は年末か 相手はドネアかカシメロ

――カシメロ対リゴンドウを見終わった感想は?
井上 カシメロと戦いたいと思っていたので、結果としては良かったんじゃないですかね。あの内容でリゴンドウの勝ちと出るよりは。

勝利のカシメロ Photo by SUMIO YAMADA

――戦前はどんな展開と結果を予想していましたか。
井上 カシメロが勝つならKO、リゴンドウが勝つ場合はKOと判定の両方があるかなと思っていました。カシメロが判定で勝つというのは予想外でした。

――カシメロの勝因は?
井上 やることをやっただけという感じなので、勝因というほどのものはないのでは。あとは運でしょうね。ジャッジの見方も割れたわけですから。

――カシメロが残ったことで、井上選手のモチベーションは上がったのでは。
井上 その方が盛り上がるじゃないですか。リゴンドウだと盛り上がらないし、自分のモチベーションも上がらないだろうし。

――リング上でカシメロが井上選手の名前を出して挑発していましたね。「このヤロー」という感じですか。
井上 そんな気持ちしかないですね。これで戦う可能性が高くなったんでね。

――たびたびの挑発は気になりますか。
井上 いい影響しかないですよ。こっちのモチベーションを上げてくれるし、それに相手が勝手に(イベントを)盛り上げてくれるので(笑)。

――カシメロとはどう戦うつもりですか。
井上 きょうの試合を見てもカシメロのイメージは変わらないし、どう戦うかということは試合が決まってから考えます。

――カシメロは仕掛けてくるでしょうね。
井上 もちろんそう出てくるでしょう。だったらこっちが迎え撃つだけ。倒されるかも分からないし、こちらが倒すかもしれないし。それは戦ってみないと分からないですね。

――井上選手の口から仮の話としても「倒されるかもしれない」という言葉を初めて聞きました。

井上 それだけ迎え撃つ準備ができている、逃げないよということです。

――少し話がそれますが、井上選手でも恐怖心と向き合うことはあるんですか。
井上 思い切り向き合うのは試合の前日ですね。それまでは自分が勝つイメージをつくったり、よくないイメージをしつつ試合を楽しみにして仕上げているので。だから本当の恐怖感というのは試合の前日、計量が終わってから寝る前ですかね。相手が誰だからというのは関係なく、勝負の世界なので……。

――話を戻します。ドネアとの再戦という可能性もあるわけですが、前回(2019年11月、井上が12回判定勝ち)とは違う展開になると思いますか。
井上 あのときは自分も2ラウンドに目を傷めたし、一度戦ったことでドネアもこちらの手の内が分かっているので戦い方が変わるでしょうね。手の内が分かっている点は同じですが、それがプラスに作用するかどうかとなると戦ってみないと分からないですね。ドネアも誰かと2度戦ったことはないのでは。

写真提供=WOWOW

転級の時期は未定 「バンタム級統一後に考える」

――バンタム級を卒業するタイミングは頭にありますか。
井上 バンタム級の4団体王座を統一してから考えることなので、そのときにならないと分かりませんね。半年後、1年後のことをいま決めてもなんともいえないじゃないですか。いまはバンタム級がちょうどいいし、年内に1試合、来年の春に1試合して、そこで自分の体がどうなって(大きくなって)いるか、それ次第です。

――S・バンタム級に上げてからのプランは思い描いていますか。
井上 全然、何も決まっていないので。S・バンタム級のチャンピオンもチェックしていないし、いまはバンタム級の2試合しか頭にありません。

――現時点で、100点満点のうち自己採点は何点ですか。
井上 引退してからじゃないと決められないかな。振り返って「あのときが何点だったかな」とか。もしも自己採点が80点だとしたら、伸びしろが20点しかないじゃないですか。そんなことは自分で
は決められないですね。

――では、いまの自分に足りないものがあると感じますか。
井上 少なからずありますが、具体的に何かというのは見当たりません。スパーリングをやっていても、いろんな相手とやりながら新しい発見ができる。いま、この瞬間、これができたなというのがあるんですよ。瞬間、瞬間、自分が思ったことができたと。それって、けっこう楽しいんです。

――追われる立場ということは意識しますか。
井上 そもそも追われる立場という意識がないんです。だって次の2試合の相手は他団体のチャンピオンになるわけで、もしもスーパー・バンタム級に上げたとしたら、その階級のチャンピオンがいる。だから自分は追う立場じゃないですか。

――いまはジムワークをしている状況ですね。
井上 試合が終わって1ヵ月半、次の試合が決まっているわけではないので、いまは基礎トレーニングで全体の底上げをして段階です。
夏場は暑いので日が落ちてから走っています。そうしないと質のいいトレーニングができないので。動きが切れる状況にするためジムではクーラーをつけて練習しています。

――あらためて次戦の時期について聞かせてください。
井上 相手に関してはドネアかカシメロで、年内の対戦で交渉中というところです。場所は日本かアメリカになりそうです。

 WOWOWでは、井上尚弥が父・真吾トレーナーと生放送で初共演し、自身のマイケル・ダスマリナス戦振り返りをはじめ、バンタム級4団体統一の野望やS・バンタム級への転向など今後についてたっぷり語った『「井上尚弥」出演!ラスベガス防衛戦の軌跡』を、WOWOWオンデマンドで限定配信中。

 WBO世界バンタム級タイトルマッチ、ジョンリール・カシメロvs.ギジェルモ・リゴンドウは、16日(月)夜9時00分からの『エキサイトマッチ』でも放送。

A-SIGNが世界戦略スタート まずは日本王者の松永宏信と坂井祥紀がメキシコ遠征

$
0
0

 横浜光ジム・石井一太郎会長率いるA-SIGNボクシングが新しいチャレンジを行う。日本S・ウェルター級王者の松永宏信と日本ウェルター級6位の坂井祥紀が8月20日(日本時間21日)、メキシコ・プエブラに遠征。Poliforum Nueva Escociaという会場で現地ボクサーとの試合に臨む。

 これは中量級の日本選手が世界戦線に打って出ることを目的にしたトライの第一歩。A-SIGNと現地のMXプロモーションとの共催で、メインの坂井は67.5キロ契約の10回戦でダリオ・ファーマン(18勝15KO9敗)と対戦。また松永は70.4キロ契約8回戦でグスタフ・ガルベイ(16勝8KO14敗2分)と戦う。

 近年の日本ボクシング界の状況などを踏まえ、世界を目指すには海外リングの選択肢を含めたキャリアアップが必要とみるA-SIGNは、以前にも増して海外戦略を重要視している。コロナ禍が終われば、さらに本格的に展開していきたいという。

 これを機に、A-SIGNはYouTubeメンバーシップ(月額790円)をスタートしている。申し込むと、現地からその様子や現在進行形のプロジェクトをリアルタイムで共有することができる。非公開内容も配信されるそうだ。一太郎会長の軽妙な筆致のコラムも読むことができる。なおメンバーシップで集まった金額はすべて海外活動に向けた資金とするという。


‘Monster’ Inoue wants to face WBO champ Casimero most

$
0
0

World Boxing Association ‘’super’’ and International Boxing Federation bantamweight champion Naoya ‘’Monster’’ Inoue of Ohashi Boxing Gym, who was a guest commentator for the Aug. 15 World Boxing Organization bantamweight title fight between champion John Riel Casimero of the Philippines and Guillermo Rigondeaux of Cuba for satellite television company Wowow Inc., in which Casimero emerged victorious by a split decision, told Wowow he wants to face Casimero in his next fight.
The following is the question-and-answer session with Wowwow:

Question: What is your impression of the Casimero-Rigondeaux fight (in Carson, California)?

Answer: Since I have always wanted to fight Casimero, the result would be fine. Rigondeaux, who appeared to be avoiding mixing it up with Casimero in the fight. (The 40-tear-old Cuban was stripped of his version of the WBA bantamweight title once the bell sounded for the fight).

Q: What kind of fight were you expecting?

A: If Casimero would win it, he would win by knockout, and if Rigondeaux would win it, he would win either by KO or decision. So, I wasn’t expecting Casimero’s decision victory.

Q: What do you think was the chief reason for Casimero’s victory?

A: He did what he had to do since he had no chief reason to speak of. Either that, or he was in luck because the judges’ notions were divided.

Q: We guess Casimero’s victory has led to an increase in your motivation. Is that right?

A: Yes, that would get moving. With Rigondeaux, the fight would be less interesting, and that would so much drop my motivation.

Q: After the fight, Casimero was provoking you by mentioning you name. Were you offended?

A: Yes, I got that kind of impression, and the possibility of me fighting him has risen as well.

Q: Does his repeated provocation bothered you?

A: It would only have a good influence for me. Because, it would boost my motivation in fighting him without much ado (laughing).

Q: What kind of strategy do you have in mind if you come to fight Casimero?

A: My impression of Casimero, 32, remains the same even after seeing today’s fight. I will think about my detailed strategy when the fight with him is officially set.

Q: Casimero would probably come out strong from the beginning?

A: Of course, that’s what I think. If he comes out that way, the only thing I can do is to take on him. Who knows I may be decked or I may deck him until we really fight?

Q: This is the first time we have heard that ‘’you might be decked’’ even if it is your hypothesis.

A: Yes, that’s the proof of me fully prepared to engage him.

Q: There is another possibility of you fighting Casimero’s compatriot Nonito Donaire, 38, once again. What kind of fight do you expect? Do you think the result would be the same as before (in which the 28-year-old Inoue pounded out a 12-round unanimous decision in November 2019)?

A: In that fight, I got injured in my eye (right) in the second round. Since we fought each other once, Donaire knows my strategy and may or will change his strategy. The shoe is on the other foot. I also know his strategy. So, we don’t know if that would work in favor of me. I don’t think Donaire fought a same boxer twice either.

Q: Dou you have in mind someday you want to move up in weight?

A: I don’t know at this point in time because that’s the matter I have to think up after I have unified the titles of all the four governing bodies. I cannot decide matters that may occur six-month or a year later right now. At present, the bantamweight fits me perfectly. I plan to have a fight within this year and one more fight next spring. It all depends on how my type of physique will have changed (bigger) by then.

Q: Do you have any plan after moving up to the super bantamweight?

A: I have no idea at all. All I have in mind right now is I will have two more fights at the bantamweight.

Q: At present, how would you give your performance a score out of 100?

A: You can only do that after your have hung it up. Because, if you score 80 points yourself, you only have 20 points left in the future. That’s why I cannot do that myself.

Q: Let us put it this way then. Is there anything that you need right now?

A: I think I have many. But I cannot pinpoint what it is. During my sparring sessions with various partners, for example, I can find new ideas. At that point in time, I can find new things, and that is satisfactory for me.

Q: Do you realize that you are in a position to be under pursuit?

A: First of all, I don’t have that kind of thinking at all. The next two fights at the bantamweight will be against champions of the remaining two sanctioning bodies. If I move up to the super bantamweight division, it will be me who has to chase a champion in that weight class.

Q: We understand you have been doing ordinary training right now.

A: One month and a half have passed since my last fight. Since my next fight has not yet been set yet. I am being engaged in basic training to raise my overall level. I have been doing my roadwork in the evening because it is very warm during the summer time. This is to improve the quality of my training. We turn on an air conditioner during training at the gym so that we can be in tip-top shape.

Q: Finally, would you please inform us of the schedule of your next fight?

A: Either Donaire or Casimero will be my next opponent. The fight will be held within this year if the negotiations are held smoothly. It will probably be held either in Japan or in the United States. (Photos: Courtesy of Sumio Yamada and Wowow).

S・バンタム級統一戦 WBO王者フルトンとWBC王者フィゲロアが9.18激突

$
0
0

 WBO・S・バンタム級王者スティーブン・フルトン(米)とWBC王者ブランドン・フィゲロア(米)が9月18日(日本時間19日)、米ラスベガスのパークシアターで統一戦を行うことになった。チケット販売がスタートした。

5月にネリを下しWBC王座を吸収したフィゲロア

 “クール・ボーイ”の愛称を持つフルトン(27=19勝8KO)は今年1月、アンジェロ・レオ(米)を下して王座を奪取。WBA正規王座を保持していた“ザ・ハートブレイカー”フェゲロア(23=22勝17KO1分)は今年5月、日本でもお馴染みのルイス・ネリ(メキシコ)に7回KO勝ちしてWBC王座を吸収した。

両選手ともにプレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)傘下ということで、統一戦がすんなり実現。試合の模様はショータイムで放送される。

 S・バンタム級は岩佐亮佑(セレス)に勝利したムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が2冠王座を保持。フルトンとフィゲロアの勝者との4団体統一戦が期待される。Photo by Esther Lin / Showtime Boxing

■S・バンタム級世界王者
WBAスーパー ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)
WBA ブランドン・フィゲロア(米)
WBC ブランドン・フィゲロア(米)
IBF ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)
WBO スティーブン・フルトン(米)

A-SIGN eyes world strategy with Hikari gym’s Sakai, Matsunaga fighting in Mexico soon

$
0
0

A-SIGN Boxing, a crowd-funding promotion entity via YouTube, led by Yokohama Hikari Boxing Gym head Ichitaro Ishii will launch a new project, in which the gym will have its two medium-weight boxers fight with their respective Mexican boxers in Mexico on Aug. 20 (Aug. 21 Japan time) in cooperation with local MX Promotions.

According to the entity, Shoki Sakai, the sixth-ranked Japanese welterweight, will face Dario Ferman in a 10-round nontitle bout at the 67.5 kg. (148.8 lb.) catchweight as the main event under the scare-headline ‘’the Clash of the Titans’’ at the Poliforum Nuva Escocia, which is a bullfighting arena, in Puebla, southern Mexico.

The 30-year-old Sakai, who made his professional debut in Mexico and fought mostly in the country until very recently, has a record of 25 wins, including 13 knockouts, against 12 losses and two draws. For his part, the 37-year-old Ferman has an 18-9 win-loss tally with 15 KOs.

Also, Japanese super welterweight champion Hironobu Matsunaga, 33, will face Gustavo Garibaye in an eight-round nontitle fight at the 70.4 kg. (155.2 lb.) catchweight. Matsunaga has a record of 18 wins, including 11 KOs, against a loss, while the 41-year-old Garibay has a 16-14-2 win-loss-draw record with eight KOs.

A-SIGN said it plans to further expand its overseas bouts once the ongoing novel coronavirus outbreak is over.

S・フライ級ビッグマッチ エストラーダ×ロマゴン3 WBAはフランコを指名挑戦者に認定

$
0
0

 S・フライ級ビッグマッチ、WBAスーパー&WBCフランチャイズ王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)の第3戦が10月の実現に向けて交渉が行われている。

エストラーダ(左)とゴンサレス

 ボクシングシーンによると、両陣営は10月16日の対戦に向けて交渉中。エストラーダ擁するサンフェル・プロモーションはエストラーダがロマゴンとの第3戦に向けてトレーニングキャンプに入ったことを明らかにした。第3戦に関してはいずれ両陣営の合意がなされそうだ。

 この第3戦を巡っては新しい動きも出てきた。WBAがこの試合の指名挑戦者にS・フライ級正規王者のジョシュア・フランコ(米)を認定したのだ。

 WBCの指名挑戦者は前WBC王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)で、今年3月に行われたエストラーダ×ロマゴン第2戦の勝者と対戦する予定だった。ところがエストラーダがロマゴンを2-1で下した第2戦はエキサイティングかつ判定が微妙だったこともあり、WBCはエストラーダ×ロマゴンの第3戦を承認した。

WBCはシーサケットの権利を守るため、エストラーダをフランチャイズ王者にシフトして、シーサケットとランク3位の元王者カルロス・クアドラス(メキシコ)との王座決定戦を認めた。さらにはエストラーダ×ロマゴン第3戦の勝者とシーサケット×クアドラスの勝者が対戦するというレールを敷いた。

 つまりはエストラーダ×ロマゴンの勝者に対し、WBCとWBCがそれぞれ挑戦者を用意したということだ。果たして第3戦の行方はどうなるのか。またその勝者はだれと対戦するのか――。S・フライ級戦線からますます目が離せなくなってきた。

約2年ぶりリングのパッキャオ 記者会見で自信「30ラウンドでも戦える」

$
0
0

 今週土曜日21日(日本時間22日)ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われるウェルター級タイトルマッチ、6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)vs.WBAスーパー王者ヨルデニス・ウガス(キューバ)の会見が18日開催された。当初カードはパッキアオとWBC&IBF統一ウェルター級王者エロール・スペンスJr(米)との一戦だったが、スペンスがメディカル検査で左目の網膜裂孔と診断されたため、先週、相手がウガスに変更された。

パッキャオ(左)とスペンスの代役となったウガス

 マイクを持ったパッキャオは「スペンスが回復してできるだけ早くリングに上がれることを願っている」と統一王者を気遣った。ウガスについて「私とリングで戦うことなくチャンピオンになったのは同意できない」とブランク中にスーパー王者に昇格したウガスをけん制。

 そして「ウガスのスタイルに順応するには2日で十分だった。(相手が)オーソドックスからサウスポーにチェンジするよりもサウスポーからオーソドックスに変わった方が対処しやすい」とアピール。「前回のキース・サーマン戦は25ラウンドぐらい行けたと思う。今回は30ラウンド以上動けると思う」と年齢(42歳)を感じさせない言葉を発した。

 ビッグネームを迎える35歳のウガスは「パッキャオのようなレベルで重要な相手とは対戦したことがないけど、キャリアを積んでここまで到達した」と短期間で対戦に応じた心境を吐露。「私は長いストライドを駆使してアウトボクシングを心がける。マニーは私をノックアウトできない。ハードな12ラウンズを想定して立ち向かう」とフルラウンドの戦いを予想。そして「キューバで自由を求める人々にこの試合をささげたい」と締めくくった。

 両者の参謀役もコメント。パッキャオのフレディ・ローチ・トレーナーは「私は40人以上の世界チャンピオンをコーチしたけど、マニー・パッキャオと比較できる者はいない。KO決着を予想している」と発言。

 一方、ウガスのイスマエル・サラス・トレーナーは「ウガスは私とコンビを組んでから12連勝している。土曜日それは継続する。パッキャオは多彩なアングルからパンチが出せるけど、ウガスは対サウスポーの達人だ」と援護射撃した。Photo: Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

Viewing all 12722 articles
Browse latest View live