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Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
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元王者の大橋弘政さん、名古屋にジムオープン

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 元OPBF・S・バンタム級チャンピオンの大橋弘政さん(37歳)が名古屋市中区に開いた「名古屋大橋ボクシングジム&フィットネス」のオープンセレモニーが18日に催され、関係者ら約50人がジムの門出を祝福した。

 大橋さんは現役を引退後、会社員勤めをしつつ古巣のHEIWAジムでトレーナーを務め、一念発起してこのたび自分の城を構えることになった。あいさつに立った谷清HEIWAジム会長は「息子の独立をみる思い」と語り、大橋ジムの今後に期待を寄せた。

 大橋さんは「一人でも多くの人に美と健康を」というジムのコンセプトをアピールするとともに「一人でも多くファンを増やしてボクシング会場に足を運んでもらえるようにしたい」と目を輝かせた。

視覚障害者の「ブラインドボクシング」普及にも力

 視覚障害者の ための「ブラインドボクシング」普及にも尽力している大橋さんは、この日もミット打ちやスパーリングを行うなど、ブラインドボクシングを一人でも多くの人に知ってもらおうと懸命。大橋ジムでは月に1、2度の割合でブラインドボクシング教室を行う予定という。「ゆくゆくは聴覚障害者のためのボクシングもやりたい」と大橋さんは言っていた。

 名古屋大橋ジムの住所は、愛知県名古屋市西区押切2丁目8-14 小川ビル2F。電話052-532-0084。



ランカー高野誠三が余裕のTKO勝ち、和歌山の興行

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 クラトキジム主催の「第23回紀の国KOボクシング」は18日、和歌山市の和歌山ビッグウェーブで開かれ、メインの54キロ8回戦は、日本バンタム級8位の高野誠三(27=真正)が谷口拓也(28=ダッシュ東保)に2回2分22秒TKO勝ち、ランカーの貫禄を示した。高野は19勝12KO8敗1分、谷口は6勝1KO11敗2分。

 高野は立ち上がり、ボディに的を絞り、力強いパンチを集めた。谷口はジャブで距離を取りたいが、高野の圧力に後退を余儀なくされた。2回に前進を図る高野に、谷口もワンツーで反撃を試みるも、ボディから上に切り替えた高野の右ストレートがジャストミート。谷口はなんとか立ち上がったが、赤コーナーに詰められて乱打を浴び、主審が試合を止めると同時に、谷口陣営からタオルが投入された。

 ゲストで元同門の3階級世界王者、長谷川穂積さんが来ていただけに、高野は「ランカーとして恥ずかしい試合はできなかった。一戦一戦勝っていき、タイトルを狙いたい」とリング上で胸を張った。

 アンダーカードのS・バンタム級4回戦で、元近大ボクシング部主将で、昨年の西日本新人王、城後響(23=井岡)が半年ぶりに復帰。岩脇勇美(27=クラトキ)のスイッチを交える荒々しいボクシングに連打が出ず、4回にはローブローで1点減点されたが、要所のヒットで判定勝ちした。城後は5勝3KO1敗。

◇54キロ8回戦
高野誠三(真正)[TKO2回2分22秒]谷口拓也(ダッシュ東保)

◇54キロ8回戦
菊地永太(真正)[2-1(78-76、76-78、77-76]藤岡拓哉(VADY)

◇53.2キロ6回戦
脇田洸一(クラトキ)[引き分け1-1(58-56、56-59、58-58)]梁裕(尼崎亀谷)


九州の倒し屋・別府優樹が15度目のKO勝ち

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 日本ウェルター級5位の別府優樹(久留米櫛間)が18日地元リングでKO勝ち─。福岡県久留米市の地場産くるめでタイのノーランカー、テーントーン・シットサイトーンと8回戦を行い、初回に左フックを決めて倒し、さらに右をボディーから顔面に連打して2度目のダウンを奪った。

 これは終了ゴングに逃げられフィニッシュできなかったが、続く2回早々右ストレートを相手の顔面に叩き込んで倒し、レフェリーストップによるTKO勝ちを飾ったもの。

“九州のタイソン”別府は1月に後楽園ホールでチャールズ・ベラミー(八王子中屋)と引き分け、デビュー以来の連続KO記録を「14」で阻止されたものの、依然として不敗を維持している(15勝全KO1分)。

目標は日本タイトル挑戦、最強後楽園出場に意欲

 それ以来のリングとなったこの日の試合では「練習してきた右のダブルも打てた。少しは成長しているかな」と手応えを感じた様子。浜田剛史らの持つ15連続KOの日本記録には届かなかったが、気持ちを切り替え、今は「早く日本タイトルに挑戦したい」と前向きだ。

 次戦は9月に茨城県つくば市で予定され、一刻も早く日本タイトルに挑戦するため、「できるなら最強後楽園(10月)に出したい」と櫛間昭会長。


9.9井上尚弥アメリカ進出、SF級トリプル戦のセミ

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 井上尚弥の米国進出がついに決定─。WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が19日、ホテルグランドパレスで記者会見を開き、9月9日に挑戦者7位アントニオ・ニエベス(米)と6度目の防衛戦を行うと発表した。試合の模様はフジテレビが中継する予定。

 会見には前WBC世界S・フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳)も出席し、同じリングでシーサケット・ソールンビサイ(タイ)との再戦を行うことも明らかにされた。試合会場はまだ決まっておらず、西海岸のどこかになる。

井上、ロマゴン、クアドラス、エストラーダが競演

 井上がデビューから5年弱、ついにアメリカのリングに立つ。当日はゴンサレスの試合をメインに、井上の試合がセミ扱い。帝拳と契約を結ぶ元WBC同級王者カルロス・クアドラスと元フライ級2団体統一王者フアン・フランシスコ・エストラーダのWBC挑戦者決定戦も組まれ、S・フライ級トリプルビッグマッチとして挙行されることになった。試合は大手ケーブルテレビ局HBOが全米に放送する。

 待望の試合が決まった井上は「(アメリカでの)防衛戦が決まってワクワクしているし、楽しみにしている。アメリカでのデビュー戦はスターになるための第一歩だと思う。どれだけお客さんを楽しませるかで人気が出ると思う」と心境を口にした。

アメリカでスターになるための第一歩

 井上(13勝11KO無敗)に挑むニエベス(17勝9KO1敗2分)は世界初挑戦。直近の試合は3月で、ニコライ・ポタポフ(ロシア)に判定負けしてNABO北米バンタム級王座を失っている。ニエベスについて井上真吾トレーナーは「スピードがある正統派の選手。いい意味でかみ合うと思う」と話した。

 大橋秀行会長は「デビュー当時に怪物のニックネームをつけて、これでようやくモンスターになれると実感している」と発言。井上のアメリカ進出をサポートした帝拳ジムの本田明彦会長は「向こうの関係者はみんな井上の試合を見たがっている。ゴンサレスが初めてアメリカで試合をしたときよりも期待度は高い」と“モンスター”を待つアメリカの状況を説明した。

 まずは無名のニエベスを迎え、あいさつ代わりの試合を行うが、今後はチャンピオン級との試合が組まれる可能性が高い。スターへの第一歩を踏み出した井上は「勝つことが重要になるが、KOなり、盛り上げる試合を見せたい。(S・フライ級トリプル戦で)必ず比較されるので、いい試合をしたい」とデビュー戦の決意を語った。


シーサケットと再戦のロマゴン「勝って次は井上と」

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 元4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳)は9月9日、井上尚弥(大橋)と同じリングでWBC世界S・フライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)とダイレクトリマッチを行う。19日、井上とそろって記者会見をしたゴンサレスは「この試合に勝って、井上と対戦したい」と日本のファンにアピールした。

 3月にシーサケットと対戦し、まさかの判定負けでプロ47戦目にして初黒星を喫したロマゴン。シーサケットへのリベンジが目下のミッションとなるが、井上との対戦も元パウンド・フォー・パウンド・キングの視界にはしっかり入っている。

 9月の試合で勝利すれば、同じリングで行われるWBC同級挑戦者決定戦、元王者カルロス・クアドラス(メキシコ=帝拳)と、元フライ級2団体王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の勝者との対戦が有力となる。しかし、ロマゴンは「3人ともリスペクトしているが、私の希望としては井上と対戦したい。他の2人は既に対戦して勝利しているし、井上との試合は日本のファンが待ち望んでいるからだ」と話した。

井上「必ずロマゴンとできるのなら待つ」

 一方、減量苦によりS・フライ級に長くとどまるつもりのない井上も「やるのなら早いのが理想。タイミングですよね。(9月試合の)次の次に必ずできるというなら待ちます」とゴンサレスと対戦できるのであれば、バンタム級転向を先延ばしにする可能性を示唆した。

 いずれにしても、ロマゴンがシーサケットに勝たなければ始まらない。3月の試合を「判定を盗まれた。負けたとは思っていない」と話すロマゴンだが、反省点も自覚している。「相手の正面に立ってすぐに動かず、バッティングでカットしてしまった」「(S・フライ級の選手は)これまでの相手より打たれ強かった」とも語り、試合までにしっかり修正していくつもりだ。

ロマゴンは帝拳ジムで2か月トレーニング

 9月の試合に向けては「ニカラグアのメディアと距離を置き、トレーニングに集中する」として、日本の帝拳ジムで2か月のトレーニングを積むことが決定。「次の試合はKOで勝つ」。シーサケットに圧勝して完全復活、そして井上との対戦を目指す。


8.27福原辰弥が山中竜也とV1戦、WBOミニマム級

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 WBO世界ミニマム級チャンピオンの福原辰弥(本田フィットネス)が8月27日、熊本県芦北町の芦北町民総合センター「しろやまスカイドーム」で、同級1位の山中竜也(真正)と初防衛戦が行う。福原陣営が19日、熊本市内で記者会見を開いて発表した。

 ハートの強いサウスポーのファイター福原(28歳=19勝7KO4敗6分)は日本タイトルを2度防衛後の今年2月、モイセス・カジェロス(メキシコ)との暫定王座決定戦に2-1判定で勝利。その後、王者だった高山勝成がタイトルを返上、引退したことに伴い、正規王者に昇格した。熊本のジムが生んだ初の世界王者が、地元に挑戦者を迎えて行う初防衛戦だ。

 22歳の山中(14勝4KO2敗)は昨年11月、OPBF同級王座決定戦で、元WBO世界王者のメルリト・サビーリョ(比)を下して1本目のベルトを獲得。手数とスピードが武器で、3月に調整試合を1試合はさみ、今回が世界初挑戦となる。

 ミニマム級はほかに、山中の返上したOPBF王座に就いた京口紘人(ワタナベ)が7月23日、大田区総合体育館でIBF王者ホセ・アルグメド(メキシコ)に挑戦することが決まっている。


天笠尚TKO勝ち、勅使河原弘晶はランカー対決制す

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 元日本、OPBFフェザー級王者で、現日本同級1位の天笠尚(FLARE山上)が19日、後楽園ホール「A-sign.Bee4」のメインイベントに登場。フェザー級8回戦で、スラシット・シスワンチャイ(タイ)に3回1分39秒KO勝ちした。

 天笠は開始早々、小柄なサウスポー、スラシットに右カウンターを打ちおろしてダウンをゲット。この回はスラシットが2回にも右カウンターで2度目のダウンを奪った。さらに追撃でダウンを追加した。もう楽勝かと思われた矢先、今度はスラシットの右カウンターで天笠が尻もち。次は天笠の右でタイ人がダウンとめまぐるしい。

 3回に左ボディでスラシットをキャンバス送りにし、10カウントを聞かせた試合を終わらせた。天笠は「世界戦、イギリスでも勝負をさせてもらって、ここまできた以上、自分でもう1回チャンスをつかんで、お世話になっている方々に恩返しをしたい。戦績は33勝21KO6敗2分。

堀は1年半ぶりのリングで快勝

◇51.2キロ8回戦
堀陽太(横浜光)[TKO3回2分36秒]新井雄大(渡嘉敷)
 日本フライ級6位の新井は昨年10月、日本王者の粉川拓也(宮田)に敗れて以来の再起戦。元ランカーの堀は15年12月に3連敗を喫して以来、1年半ぶりの復帰戦という顔合わせ。サウスポー対決で先制攻撃を仕掛けた堀は足をよく動かして出入りのボクシング。新井を空転させてペースをつかむとぐいぐいピッチを上げ、3回にカウンターの右フックで2度ダウンを奪い、最後はラッシュしてストップ勝ちした。およそ3年ぶりに白星の堀は13勝8KO5敗2分。ボディ攻撃に活路を見出したものの、展開を変えられず敗退の新井は8勝4KO5敗3分。

勅使河原は強打の栗原にTKO勝ち

◇バンタム級8回戦
勅使河原弘晶(輪島功一S)[TKO5回2分6秒]栗原慶太(一力)
 日本バンタム級10位の勅使河原と同13位の栗原によるランカー対決。勢いのある勅使河原は初回から右クロス、左フックをカウンターで合わせて先制。さらにヒットを重ねると、一発のある栗原もジャブ、右ストレート、左フックで応戦。3回には栗原の右が決まり、試合は序盤戦から白熱した。

 勅使河原はパンチの種類とタイミングが多彩だ。4回に右フックを効かせてさらに攻勢を強めると、ここで栗原が意地を見せ、右で勅使河原をグラつかせて反撃。しかし5回、勅使河原が右、左と立て続けにヒットすると栗原がフラフラに。追撃で主審が試合を止めた。勅使河原は14勝8KO2敗2分。リング上から日本タイトル挑戦をアピールした。ガッツを見せながら敗れた栗原は9勝8KO5敗。

◇ライト級8回戦
山田智也(協栄)[TKO7回51秒]小林和優(RK蒲田)
 日本ライト級11位の山田がプレスをかけて、小林がアウトボクシングをする構図。2回終了間際、小林の右アッパーが決まって山田がダウンした。ここからは再び山田が前に出て、小林がこれをさばく展開。手数で上回る山田がやや優勢か。小林は5回に仕掛けるが、山田はこれに耐えて反撃。山田の右で小林が左目上部をカットした。ここから小林は攻勢を強めたが、その後も山田の右がヒットし、7回に小林の左目の傷が原因でストップとなった。山田は15勝6KO7敗1分。小林は8勝5KO5敗。


黒田と小浦がWBAランク入り、再戦指示の村田は1位

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 WBAが17日付けで5月度ランキングを更新した。先月のミドル級王座決定戦でアッサン・エンダム(仏=カメルーン)に敗れた村田諒太(帝拳)は1位にランクされた。この試合をめぐってはWBAが判定内容が問題視。ジャッジ2人をサスペンド処分にするとともに、エンダムと村田にダイレクトリマッチの指示を出している。

 ミニマム級はデビューから10連勝中(7KO)の小浦翼(E&Jカシアス)が14位にランクイン。フライ級は粉川拓也(宮田)に勝って日本王座に就いた黒田雅之(川崎新田)が粉川に代わって早速4位にランクされた。日本S・フライ級チャンピオンの船井龍一(ワタナベ)も15位に入った。

 クルーザー級は正規王者ベイブ・シュメノフ(ロシア)が復帰の見通しが立たず、暫定王者のユニエル・ドルティコス(キューバ)が正規王者に昇格。スーパー王者にデニス・レベデフ(ロシア)が君臨する。。S・ミドル級はスーパー王座にジョージ・グローブス(英)が就き、またチャンピオンが増えた。

 月間最優秀選手に選ばれたのはそのグローブス。次点はS・フライ級王者のカリド・ヤファイ(英)。ヤファイは5月13日、日本の村中優(フラッシュ赤羽)に判定勝ちして初防衛に成功した。



リゴンドウ試合結果変更か、ウォード勝利は問題なし

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■17日ラスベガスで行われたWBA世界S・バンタム級“スーパー”王座戦の結果が変更される見通し。王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)が指名挑戦者モイセス・フローレス(メキシコ)に初回KO勝ちした試合は、リゴンドウのKOパンチが「明らかにゴング後だった」と、ネバダ州コミッションが映像を検証して確認。近く正式な手続きをへて結果はノーコンテストになる模様。ESPNなどがコミッションに取材して報じたもので、両陣営もこれに納得しているとのこと。WBAは再戦を指示するとみられる。 Photo/SUMIO YAMADA

■一方、ネバダ州コミッションは同日のメインで行われ、L・ヘビー級3団体王者アンドレ・ウォード(米)が前統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)を返り討ちにした試合に関して「問題なし」との見方。リング誌電子版などが伝えている。この試合で8回TKO負けを喫したコバレフ陣営は試合直後、ローブローを主張していたが、トニー・ウィークス主審、コミッションともに「正当なパンチ」と判断。こちらは判定の変更や、再戦指令などの事態に発展することはなさそうだ。


三浦隆司が今度もエバーラスト、7.15世界王座奪還へ

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 7月15日(日本時間16日)に米カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムでWBC世界S・フェザー級王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)に挑む元王者の三浦隆司(帝拳)は、本番まで1ヵ月を切り、いよいよ練習も苛烈さを増してきた。

 20日はスパーリングはなかったが、田中繊大トレーナーとのミット打ち、ヘビーバッグ打ちなど、みっちり3時間のジムワーク。本格的な減量はこれからというものの、表情も精悍になってきた。練習後は「スパーなどでガンガンと追い込む時期で、肉体的にも精神的にも追い込まれますが、いい感じで動けています」と笑顔をのぞかせた。

 世界王座返り咲きをかけた大一番で三浦は、ミゲール・ローマン(メキシコ)戦に続き 、米国エバーラスト社製グローブ「パワーロック」を使いたい意向だ。同グローブはもともと同僚の亀海喜寛に教えてもらったもので、「握りがしっくりとくる」(三浦)と気に入っているのだという。これを初めて着けて臨んだ前戦ではローマンを打ちすえて最終回KOに屠ったのはご存じの通りだ。

「試合が正式決定すれば、時間の経つのがはやい」と三浦。あす今週中には8ラウンズのスパーを予定し、来週には10ラウンズのスパーも希望。打倒ベルチェルトに向けてさらにピッチを上げていく。


亀海喜寛がジムワーク再開、8.26大物コット撃破へ

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 8月26日に米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターでプエルトリコのスター、ミゲール・コットとWBO世界S・ウェルター級王座決定戦を争う同級5位の亀海喜寛(帝拳)が20日、都内のジムでジムワークを再開した。

 亀海は先月30日、コット戦の発表記者会見に出席するため渡米。現地でコットとフェイスオフをしたあとも現地に滞在し、ルディ・エルナンデス・トレーナーの指導のもと、トレーニングに励んだ。ゴールデンボーイプロモーションズの興行も観戦し、充実した日々を過ごて9日に帰国。すぐに故郷の札幌にわたって走り込みのトレーニングを敢行し、この日、約3週間ぶりに帝拳ジムに戻ってきた。

 コットとの記者会見の感想を尋ねると「特に気持ちが高まるというわけではなかった。札幌出身ということで、現地の記者にビール工場で働いていたのか?と聞かれたくらいです」と淡々としたもの。海外で8戦(3勝3敗2分)しているだけに、現地メディアの取材にも気おくれはまったくない。

 今後はコンビを組む田中繊大トレーナーとコット対策を練りながらトレーニングを重ね、7月から本格的なスパーリングに取り組む予定だ。


7.29マイキーvsブローナー LAでプレゼン

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 7月29日ニューヨークのバークレイズ・センターで行われるS・ライト級12回戦、WBC世界ライト級王者マイキー・ガルシア(米)vs元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(米)のプレゼンテーションが前日のニューヨークに引き続き、20日(日本時間21日)ロサンゼルスのダウンタウンで開催された。以下は両者のコメント。

ガルシア「エイドリアン・ブローナーとの試合が締結し、すばらしい気持ちです。私はビッグファイトにチャレンジします。これは年間最高試合になると信じています。我々がリングに上がれば、彼は誰と対戦するか痛感するでしょう。試合当日バークレイズ・センターはホットな場所になるでしょう。どうかお見逃しなく」

ブローナー「(賭け率がガルシアの勝利を予想する)5-1。クソー!これは私がステップアップするための試合。今回は勤勉に努力して臨みたい。私は悪い男だと評判だけど、7月29日、勝利を収める。そしてパーティーを楽しみたい」

 イベントはPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)シリーズ。この日はガルシアのトレーナーで実兄のロバート・ガルシア、ブローナーのマイケル・スタフォード・トレーナーも出席し、コメントした。Photo/SHOWTIME


OPBF5月度ランキング、マクドネルvsソリスⅡ入札

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■OPBFが5月度ランキングを発表。日本勢はS・フライ級の木村隼人(ワタナベ)が13位、S・フェザー級の小谷将寿(琉球)が9位、高畑里望(ドリーム)が10位、S・ライト級の八光池田竜司(六島)が13位に入った。L・フライ級は拳四朗(BMB)が世界王者になって王座が空位に。フライ級は中山佳祐(ワタナベ)が王者リチャード・クラベラス(比)に勝利し、フェザー級は王者の竹中良(三迫)がノ・サミュング(韓)に敗れたが、これらの王者交代は今回のランキングにはまだ反映されていない。S・ライト級は王座が空位となった。

■WBAはバンタム級“レギュラー”王者ジェイミー・マクドネル(英)と3位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)の再戦の入札を7月3日に行うと発表した。両者は昨年11月モンテカルロで対戦し、マクドネルが3-0判定勝ち(116-112、115-113、117-111)で5度目の防衛に成功したが、ソリス陣営がこれを不服としてWBAに提訴。WBAは内容を検証した上で1月、両陣営に再戦の指示を出した。しかし期限までに交渉はまとまらず、入札の日時が指定された。


木村隼人がOPBF王座挑戦、7.19好カードそろう

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 OPBF・S・フライ級13位の木村隼人(ワタナベ)が7月19日、後楽園ホールの「ゴールデンチャイルドボクシングvol.120」で王者レネ・ダッケル(比)に挑戦することが正式に決まった。当日はメインイベントがOPBF・S・バンタム級王者、大竹秀典(金子)の初防衛戦、昨年世界タイトルに挑戦した和氣慎吾(FLARE山上)の復帰戦と、豪華なラインアップとなった。

 木村(26勝17KO9敗)は15年に石田匠(井岡)、昨年10月に中川健太(レイS)と日本王座を争って敗北。今回の試合に悲願のタイトル奪取をかける。来日経験の豊富なダッケル(19勝6KO6敗1分)は昨年4月に暫定王座に就いて正規王者に昇格。これまでに翁長吾央(大橋)、川口勝太(堺東ミツキ)を退け2度の防衛に成功。3戦続けて日本人選手を迎え撃つことになった。

 メインでは日本王座に続いてOPBF王座を獲得した大竹が挑戦者13位のベテラン、臼井欽士郎(横浜光)を迎えて初防衛戦。セミでは昨年7月、IBF世界S・バンタム級王座に挑戦し、ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)に敗れた和氣がジムを移籍して心機一転、元日本同級暫定王者の瀬藤幹人(協栄)と世界タイトルマッチ以来の試合を行う。


カネロとゴロフキンNYでプレゼン、チケットも発売

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 今年最大のビッグマッチ、ミドル級3冠統一王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン)に前2階級制覇王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が挑む一戦のプレゼンテーションが19日のロンドンに続き、大西洋を渡り20日、ニューヨークのマジソンスクエアガーデンのザ・シアターで開催された。

 9月16日ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開始ゴングを聞く対決。プロモーター、ゴールデンボーイ・プロモーションズのトップ、オスカー・デラホーヤ氏の司会でイベントは進行した。

 カネロは「誰もが素晴らしい時間を共有しようとベガスに来たくなる。トリプルGとカネロ。これは機関車同士の衝突を意味する」とアピール。ゴロフキンもトレードマークのスマイルを絶やさず、秘めた闘志をかき立てた。プレゼンツアーは22日(日本時間23日)ロサンゼルス・ハリウッドのアバロン・シアターで最終日を迎える。

 試合チケットは22日から発売され、最高は5000ドル、続いて2500ドル、2000ドルと続き、300ドルまでの8種類。各価格には税金やサービスチャージは含まれていない。Photo/BoxingScene.com



新世界王者の拳四朗、京都府スポーツ特別功労賞

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  WBC世界L・フライ級チャンピオン、拳四朗(25=BMB)が21日、京都府庁で山田啓二知事から京都府スポーツ特別功労賞を受けた。京都のジムから初の世界王者誕生に山田知事から「ぜひ京都で防衛戦を」と激励された。

 父寺地永・BMB会長、地元城陽市の奥田敏晴市長、石田實・拳四朗後援会会長らと府庁に訪れた拳四朗は庁舎玄関に並んだ職員から大きな拍手を浴びた。山田知事から「テレビで見ましたが、最後はすごい打ち合いで迫力があった。きつかったでしょう」と聞かれ、「相手は効いていると言われ倒しにいったんですが、倒せませんでした」と緊張の面持ちで答えた。

 山田知事は拳四朗とフェイスブックの友だちと明かし、「京都府のチャンピオンとして長く防衛を重ねてください」と期待をかけると、拳四朗は「すごく光栄で京都人としてがんばります」とトレードマークの笑顔で答えた。

気になる初防衛戦は秋ごろ

 表彰式後、「初防衛戦は秋ごろだと思いますが、まだ具体的には何も決まっていません」と寺地会長は話したが、拳四朗はすでにランニング、ジムワークは続けている。ただ、あいさつ回りや祝賀行事などが目白押し。「いろいろ呼んでいただき、すごくうれしい。でも、8キロは太りました。減量はなかなかなのに、あっという間に増えますね」と拳四朗はここでも笑顔だった。

 また、29日にはフジテレビ系のマツコデラックスとナイナイ矢部が司会の番組収録が予定されており、待望のバラエティー番組デビューを果たす予定だ。


グローブス、ドルティコスらWBSSへ参加表明

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 ベイブ・シュメノフ(カザフスタン)に代わりWBA世界クルーザー級“レギュラー”王者に昇格したユニエル・ドルティコス(キューバ)が21日、賞金トーナメント、WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)に参加することを明かした。9月か10月スタート予定のWBSSはクルーザー級とS・ミドル級で覇権が争われる。参加選手は両階級とも8人ずつ計16人が予定される。

 クルーザー級はすでにIBF王者ムラト・ガシエフ(ロシア)、WBC王者マイリス・ブリーディス(ラトビア)、元WBC王者クリストフ・ウロダルチェク(ポーランド)が参戦を表明。実質的な統一戦の様相を呈している。

 一方S・ミドル級はジョシュアvsクリチコのヘビー級戦のリングでWBA“スーパー”王者に就いたジョージ・グローブス(英)が名乗りを上げ、引退状態だった“バイキング・ウォーリー”ことミケル・ケスラー(デンマーク)も手を上げている。

 WBSSは米国のGBPの元重役リチャード・シェーファー氏と、欧州の有力プロモーションのひとつザウアラントが中心となって発足。賞金総額は5000万ドル(約55億円)と報道される。今秋の1回戦の後、来年初旬に準決勝、同5月に決勝というスケジュール。会場などについてはまだ発表されていない。


八重樫に勝利のメリンドV1戦、リング禍選手明暗

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■八重樫東(大橋)に初回KO勝ちでIBF世界L・フライ級王者に就いたミラン・メリンド(フィリピン=写真)のV1戦が9月16日セブシティのウォーター・フロント・ホテル&カジノで挙行される運びとなった。メリンドのALAプロモーションズが伝えた。相手は未定。

■米アイオワ州で今月10日(日本時間11日)行われたUSBAフェザー級王座決定戦でKO負け後、意識が回復せず病院で2度、脳手術を受けたダニエル・フランコ(米)が今週になり昏睡状態から脱出。集中治療室から一般の病室へ移り、回復に努めている。

■カナダのエドモントンで16日(日本時間17日)行われたヘビー級試合でアダム・ブライドウッド(カナダ)に2回KO負けしたティム・ハーゲ(カナダ)が2日後、死亡した。34歳だった。ハーゲはこの試合を含めてボクシングでは1勝3敗。これまで総合格闘技UFCを中心にキャリアを送っていた。

■WBAバンタム級1位ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)vs同14位ロレンソ・パーラJr(ベネズエラ)の10回戦が先週コロンビアのバランキヤで行われ、2度ダウンを奪われたものの元暫定王者パレホが2世ボクサーに3-0判定勝ち。政情と経済状態が悪化しているベネズエラだけに、同国人同士の試合も隣国で行われたか。


ヨネクラ有終の美へ、溜田剛士が大役に気合い

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 元日本フェザー級ランカーの溜田剛士(ヨネクラ)が8月22日、後楽園ホールで開催される日本ユース初代フェザー級王座決定戦で小坂烈(真正)と対戦する。この試合は8月で閉鎖する名門ヨネクラジムの“ラストファイト”という位置づけだ。

 5人の世界王者をはじめ36人の日本、東洋太平洋王者を輩出したヨネクラジムが54年の歴史に幕を閉じる。そのフィナーレを託された溜田は「やっぱりヨネクラジムの最後の試合ということで、恥ずかしい試合はできないという気持ちが強い。正直プレッシャーはあります」と先輩が築いてきた輝かしい歴史に泥を塗らないようにと必死だ。

中学を出て上京、ヨネクラに入門

 溜田は長野県上田市の中学校を09年に卒業すると同時に上京、ヨネクラジムに入門した。ヨネクラで活躍した元日本、OPBF王者の西沢ヨシノリさんが父親の高校時代の野球部の先輩という縁で、特に名門ヨネクラを意識していたわけではなかった。

 入門当初、ジムにチャンピオンはおらず、7年余りの間に練習生は徐々に減っていった。しかし、米倉健司会長から「チャンピオンになれ、チャンピオンになれ」と激励され、ジムが用意した寮で東京生活の半分以上を過ごしただけに、いまではヨネクラの看板に強い愛着と誇りを持っている。

挫折も経験したホープが再浮上を狙う一戦

 黄昏期のジムでホープとして期待され、一時はランキング入りしながらも、昨年は初の連敗を経験するなどいまは足踏み状態。持ち前の強打をフットワークで封じられ「弱点を突かれた」という溜田にとって、ヨネクラジム最後の試合は、自身が殻を破るという意味でも大事な一戦だ。

 8月の試合後はヨネクラジムの生んだ世界王者、大橋秀行会長の待つ大橋ジムへに移籍して新たなスタートを切る。「お客さんにインパクトを与えて勝つのが理想だけど、今回ばかりは絶対に勝つことが大前提だと思う」と溜田。ヨネクラ最後の戦士は有終の美を飾り、大橋ジムで世界チャンピオンを目指すつもりだ。


映画『ビニー/信じる男』7.21全国ロードショー

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 超人的なカムバックでボクシング史に名を残した元世界王者ビニー・パジェンサの実話を基にした映画『ビニー/信じる男』が7月21日よりTOHOシネマズシャンテほかで全国公開される。

 米ロードアイランド州出身のパジェンサはIBFライト級王座を獲得したあと、91年10月にWBA世界J・ミドル級王者となるが、その1か月後に自動車事故にあい、頸椎が2本折れる瀕死の重傷を負う。医者には「二度と歩けない」と言われるほどのけがだったが、パジェンサは再びリングに上がることを決意。再起不能と思われた元王者は、壮絶なリハビリをへて、事故から1年1か月後に奇跡のカムバックをはたした。

 その後は、ロベルト・デュラン、ロイ・ジョーンズJrらと対戦するなど戦歴を重ね、04年の試合を最後に50勝30KO10敗の戦績を残して引退。現在54歳で存命のパジェンサは製作にあたってアドバイスをし、できあがった映画を観て「涙が止まらなかった」と明かしている。

 映画はアカデミー賞監督の巨匠マーティン・スコセッシが製作総指揮、『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーが脚本、監督を務めた。主役のビニー役は、アカデミー賞候補となった『セッション』で名を挙げたマイルズ・テラーが熱演。トレーナーのケビン・ルーニー役はアーロン・エッカートが演じた。


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