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Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
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IBFが採点ミス認める、バーネット勝利のB級戦

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 英ベルファストのオデッセイ・アリーナで10日行われたIBF世界バンタム級タイトルマッチの採点問題で、IBFは「バーネットのユナニマス・デジションとすべきをスプリット・デジションにした」とし、集計に誤りがあったことを認める声明を発表した。

 試合は挑戦者ライアン・バーネット(英)が王者リー・ハスキンス(英)から2度のダウンを奪って判定勝ち。ジャッジ2者が119-107でバーネットの勝利とつけたが、もう一人のクラーク・サンマルティノ(米)は118-108でハスキンスの勝利と採点。英国のボクシング管理委員会をはじめ、大きな批判の声が挙がっていた。

 これを受けてIBFは集計の間違いを認め「このレベルのスポーツではあってはならないミス」とミスを全面的に認めた。3人のジャッジ・ペーパーを集めてまとめるときに写し間違えた模様だ。IBFはサンマルティノを「信頼できるジャッジ」と強調して彼の名誉回復を訴えるとともに、再初防止を約束した。

 声明では言及されていないが、これにより10日の試合の正式スコアは119-107×2、118-110でバーネットの勝利に変更される見通し。



中山佳祐がOPBFフライ級新王者、12Rの熱戦制す

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 OPBFフライ級タイトルマッチが13日、後楽園ホールの「DANGAN185」で行われ、挑戦者3位の中山佳祐(ワタナベ)は王者リチャード・クラベラス(比)に2-1判定勝ち。初挑戦でOPBF王座を獲得した。スコアは116-112、115-113、113-115。

 サウスポーの中山はフットワークを使い序盤から距離を支配。初回、2回に単発ながら左ストレートをヒット。クラベラスはプレスをかけ、右ストレートで対抗するが、中山の動きについていけない。4回には一段を圧力を強めて中山を追いかけるが、中山は左ボディアッパーを決めて、王者の動きを止める。4回終了時の採点は、挑戦者優勢に見えたが、38-38、39-37でクラベラス、40-36で中山と割れた。

 クラベラスが攻勢を強めた5回、中山は左を決めて再びクラベラスの動きを止めて攻勢をかける。しかし、王者も反撃してしばし打撃戦を展開する。その後も、クラベラスが前に出て、中山が足を使いながら左ボディブロー、左ストレートで王者にダメージを与え、追撃するとクラベラスが反撃するというパターン。8回終了時の採点は76-76、78-74で中山がリードした。

 9回は劣勢のクラベラスが奮闘して右で襲い掛かり、中山は足を動かし続けて決定打を回避。10回も王者が右を決めて優位に立ち、中山は前半戦に比べて被弾が増えたものの、ラウンドごとに印象的なクリーンヒットを決めていく。クラベラスは最後まで前に出たが、中山のフットワークも衰えず、終了のゴングとなった。

 中山は10勝4KO2敗1分。「心が折れそうな場面もあたけど、みなさんの声援でがんばれた。期待にこたえられてよかった」とほっとした表情を浮かべた。WBC世界王者となった比嘉大吾(白井・具志堅S)の王座返上により、シルバー王者から正規王者に成功したクラベラスは初防衛に失敗。戦績は17勝10KO3敗2分。

◇ライト級8回戦
白鳥大珠(八王子中屋)[TKO7回2分59秒]プレル・トゥパズ(比)
 キックボクシング出身のサウスポー白鳥は、ディフェンシブでカウンター狙いのトズパスにうまく圧力をかけられず、序盤はパンチの少ない展開。中盤から左をボディに打ち込み、あまり手数は伸びないものの、少しずつ攻撃姿勢を強めた。7回にスイッチして右フックを打ち下ろすと、トズパスが左目上を大きくカット。傷が深くTKOとなった。白鳥は8勝5KO2敗。フィリピン・ライト級12位のトゥパズは10勝2KO32敗5分。

◇62.0キロ6回戦
湯場海樹(都城レオS)[TKO1回1分30秒]ベナー・サンティグ(比)
 日本5階級制覇王者の湯場忠志さんを父の持ち、宮崎・日章学園高でインターハイ2位の成績を収めた湯場のデビュー第2戦。サウスポーの湯場はスタートから足を使い、前に出てくるサンティグに右フックをヒット。ラウンド中盤、右フックでダウンを奪うと立ち上がった比人に左ストレート打ち込んでフィニッシュした。湯場は2勝2KO。サンティグは5勝1KO2敗1分。


黒田雅之が日本F級新王者、粉川拓也に2-1勝ち

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「DANGAN185」のメインイベント、日本フライ級タイトルマッチが13日、後楽園ホールで行われ、暫定王者の黒田雅之(川崎新田)が4団体で世界ランク入りするチャンピオンの粉川拓也(宮田)に2-1判定勝ちで新王者となった。スコアは96-93、95-94で黒田、95-94で粉川だった。粉川は5度目の防衛に失敗した。

 昨年3月の対戦は粉川が3-0判定勝ち。雪辱を期す黒田が先制攻撃を仕掛けた。低い姿勢からジャブを突き刺し、開始30秒すぎ、左フックを決めると粉川が背中からキャンバスにばったり。「考えるより先に動く」という黒田の言葉通りの立ち上がりとなった。

 いきなりダウンを喫した粉川は2回以降、立て直しを図った。よく動きながら常に先手を取り、手数も上回って徐々にペースを引き寄せる。黒田はいつの間にか後手に回るが、5回にネジを巻きなおして攻勢。5回終了時の採点は48-46で粉川、残る2人が47-47とつけた。

 嫌な流れになりかけた黒田はプレスを強め、ジャブ、左ボディブローを決める。粉川は運動量と高速連打で上回るが、黒田もしぶとく圧力をかけ続けてる。7回、黒田は左ボディブローで粉川にダメージを与え、左右のフックに肉薄した。

 8回以降は接近戦となり、粉川が細かい連打を打ち込み、黒田は強打で対抗。9回は黒田の左フックで粉川がバランスを崩し、逆の粉川も右アッパーを決め返し、白熱した攻防となる。最終回は両者力の限り打ち合ってゴング。判定はわずかの差で黒田の手が挙がった。

 黒田は日本L・フライ級に続く2階級制覇。粉川の世界ランクをいただき、2度目の世界挑戦に名乗りを上げるつもりだ。戦績は27勝15KO7敗3分。WBA4位、WBC5位、IBF5位、WBO7位につける粉川は28勝13KO5敗。


ウォードとコバレフLV入り、因縁再戦は今週末ゴング

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 3団体統一世界L・ヘビー級チャンピオンのアンドレ・ウォード(米)と前統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)が現地時間13日、決戦の地ラスベガス入りした。試合は17日(日本時間18日)、同地マンダレイベイ・イベンツ・センターでゴングとなる。

 両者は昨年11月に対戦し、S・ミドル級からクラスを上げたウォードが2回にダウンを奪われながら、その後盛り返す形で3-0(114-113×3)判定勝ち。しかし、コバレフの勝利を支持する声も多く、今回の試合は因縁のリマッチと位置付けられる。

“グランド・アライバル”で出迎えられたウォードは「多くの人たちが前回の試合で私が勝ったと思っている。みんな言い訳は聞きたくないし、何も聞きたくない。私たちはこの問題にケリをつけるんだ」と完全決着でコバレフの口を封じる決意だ。

 一方のコバレフは「私の拳がすべてを語ってくれるだろう。私が言いたいのは、ウォード陣営が私のチームを悪く言ったつけを、彼は必ず払うことになるということだ」と言い放った。

 ブックメーカーの出しているオッズを見ると、bet365でウォードの勝利が1.61倍、コバレフの勝利が2.30倍。ウォードのKO勝ちが10倍、判定勝ちが1.83倍、コバレフのKO勝ちが5倍、判定勝ちが3.75倍。初戦に勝利しているウォードが優勢で、コバレフが勝つとすればKOという数字を出している。Photos/Tom Hogan–Hoganphotos


ボクシング・ビート7月号、きょう15日発売!

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 ボクシング・ビート最新7月号は15日、全国の書店にて発売となります。表紙はWBA世界ミドル級戦。試合後も大きな話題となった村田の世界初挑戦を特集しました。エンダム戦ラウンド・バイ・ラウンド、両者の語録、編集部スタッフの緊急座談会……そして再スタートをきった村田本人へのインタビュー。ビートならではの切り口で扱っています。

 この村田戦を含む5月の6大世界戦はカラー頁で展開。抜群の強さを発揮した井上尚弥は次の米国戦についても追っています。またプロ3連続KO勝ちをマークしたロンドン五輪銅メダリストの清水聡は「飯田トーク」に初登場。独特のキャラクターが出ています。夏の大勝負が決まった三浦隆司、亀海喜寛、山中慎介の試合情報もお伝 えしています。

 カラーではギジェルモ・リゴンドウ・インタビューも。本誌発売直後に久々のリングに立つリゴンドウにいろいろと聞いてみました。海外読物は新時代を迎えたウェルター級にスポットを当てています。そのほか小さな記事に至るまで、今月もボクシング・ビートは読み応え十分、ぜひお楽しみください! ボクシング・ビート編集部一同

◇ボクシング・ビート7月号主な内容
■巻頭特集 WBA世界ミドル級王座決定戦 村田諒太×アッサン・エンダム 「これでも負けか」ラウンド・バイ・ラウンド/語録/編集部座談会/練習を再開した村田が語る

■世界戦カラーリポート 井上強し、米国戦計画ゴー!/比嘉13戦全KOで戴冠/「どうなるL・フライ級ウォーズ」田中劇場、八重樫 初回KOで陥落、拳四朗父子王者に

■インタビュー ギジェルモ・リゴンドウ言いたい放題/「飯田覚士の直撃トーク」ゲスト清水聡

■読物 亀海、ビッグな挑戦/山中ついに具志堅に並ぶV13戦/ウェルター級に新時代が到来した

■展望 三浦の奪還はなるか/パッキアオ戦前座でアンカハス攻略狙う帝里木下

■アマチュア 東西大学リーグ戦リポート

=ご購入先=
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田口良一のV6戦決定、田中恒成との統一戦に意欲

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 WBA世界L・フライ級王者の田口良一(ワタナベ)が7月23日、大田区総合体育館で同級1位ロベルト・バレラ(コロンビア)を迎えて6度目の防衛戦を行う。同日はOPBFミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)がIBF同級王者ホセ・アルグメド(メキシコ)に挑戦し、ダブル世界タイトルマッチとしてイベントを開催。試合の模様はテレビ東京系列で19時54分から生中継される。

 昨年大みそか以来の防衛戦となる田口は「久しぶりの試合でうれしい。いい内容で勝って統一戦につなげたい」と決意表明。今回のV6戦を、かねてラブコールを送られているWBO王者、田中恒成(畑中)との統一戦の前哨戦と位置づけた。

田口「バレラは勝負強い選手」

 もちろんバレラに勝たなければ、田中との対決は絵に描いた餅だ。今回の防衛戦に向けては今月に入って鹿児島で5泊6日のキャンプを敢行。ジムの大先輩、内山高志“監督”の指導でかなり追い込んだトレーニングをしたという。

 24歳のバレラは18勝12KO1敗の戦績で、唯一の敗戦は田口がV5戦でドロー防衛したカルロス・カニサレス(ベネズエラ)に喫したもの。ここ最近はS・フライ級で5連続KO勝ちをマークしている。

田中にメッセージ「ぜひ応援してください」

 挑戦者について田口は「バレラは劣勢を跳ね返して逆転KO勝ちした試合があり、勝負強いと思う。スイッチをしたりうまさはあると思う」と警戒しながら「田口は強いを思わせる試合をしたい」と宣言。同じく統一戦を熱望する田中が、田口の応援団長を名乗り出ていることについては「ぜひとも応援してください」と答え、報道陣を笑わせた。


京口紘人が8戦目で世界初挑戦、河野公平も出陣

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 大阪商大出身の23歳、京口紘人(ワタナベ)は昨年4月にB級デビューし、6戦全KO勝ちでOPBF王座を獲得、7連勝(6KO)でIBF世界ミニマム級王者ホセ・アルグメド(メキシコ)への世界初挑戦のチャンスをつかんだ。7月23日、大田区総合体育館のイベントは同門のWBA世界L・フライ級王者、田口良一とのダブルタイトルマッチとなり、試合順は京口が最後になる。

 デビューから1年3か月での世界挑戦は、日本最速のプロ5戦目で世界王者となった現WBO世界L・フライ級王者、田中恒成(畑中)の1年6か月よりも早い。京口は「デビューしたときは想像できなかった。うれしい反面、プレッシャーもある」と早期挑戦が実現した心境を語った。

ミニマム級らしからぬKOで勝ちたい

 ミニマム級離れした強打とものおじしない思い切りのよさが京口の持ち味。本人もその点は自覚しており「ミニマム級は最軽量級で、世間的にもKOがあまり出ないと思われている。自分としてはミニマム級らしからぬKOで勝てたら理想」とノックアウト勝利を思い描く。

 アルグメドは19勝11KO3敗1分の28歳。15年大みそかに高山勝成を9回終了負傷判定で下しタイトルを獲得、これまでに3度の防衛を成功させた。直近の試合は5月27日で、2か月足らずのスパンで防衛戦を行うのだから、自信があるのだろう。

 京口はアルグメドを「気持ちが強い好戦的なファイター。ディフェンスは(甘くて)もらってくれるところもある」と分析。ファンが期待するKOをモットーとする23歳は「盛り上がる試合をしたい」とインパクトのある勝利で世界を獲るつもりだ。

 かつてWBA世界S・フライ級王座に2度就いた河野公平(ワタナベ)は昨年大みそかにWBO同級王者の井上尚弥(大橋)に負けて以来の復帰戦に挑む。

河野は6月6日に第一子が誕生

 今回の試合が44戦目となる36歳は、6月6日に長女が誕生。「嫁の実家にユリが咲いていた」という理由で小百合と名付け、「子どもの顔を見て、もう一度がんばろう、もう一度世界チャンピオンになろうと思った」と一段とモチベーションがアップした。

 10月7日には、香港でWBO・S・フライ級1位のレックス・ツォ(香港)との対戦が内定しており、「絶対にKOで勝ちます」と気合いが入っていた。

日本王者の船井は奥本と防衛戦

 同日は日本S・フライ級王者の船井龍一(ワタナベ)が同級1位の奥本貴之(グリーンツダ)と初防衛戦を行う。ダブル世界タイトルマッチと河野の復帰戦、船井の防衛戦を合わせ、イベントは「4大メイン」と銘打っている。


元王者の松本晋太郎がワタナベ移籍、本望ジム加盟へ

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■ヨネクラジム所属の2選手、元OPBF・S・ミドル級王者の松本晋太郎(写真左)と日本ミドル級4位の秋山泰幸(写真右)がワタナベジムに移籍することになった。元アマ全日本王者の松本は昨年10月、清田祐三から奪った王座の初防衛戦で敗退。タイトル挑戦経験のある秋山は3月、細川チャーリー忍(金子)とのランカー対決に勝利している。名門ヨネクラジムは米倉健司会長の引退により、8月いっぱいでの閉鎖が決まっていて、選手、スタッフの移籍が進んでいる。

■元日本、OPBF・S・フェザー級王者の本望信人さんが会長を務める本望ボクシングジム(埼玉県さいたま市中央区)の協会加盟が14日、東日本ボクシング協会の定例理事会で承認された。今後、正式な手続きをへて協会加盟ジムになる見通し。本望会長は日本王座を8度防衛、OPBF王座を1度防衛し、07年にWBA世界同級王者エドウィン・バレロに敗れて引退。古巣の角海老宝石ジムでトレーナーをしたのち、13年にジムを立ち上げた。



8.26メイウェザー復帰戦、UFC王者マクレガーと

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 2015年に引退したパウンド・フォー・パウンド・キング、フロイド・メイウェザー(米)が8月26日、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、総合格闘技UFCのチャンピオン、コナー・マクレガー(アイルランド)と対戦することになった。メイウェザーが14日、ツイッターで発信。米メディアも一斉に報じている。

 対戦話が何度も報じられてきたメイウェザーとUFCチャンピオンの対戦交渉がついに合意に達した。メイウェザーはツイッターで「これはオフィシャルだ」と発信。試合はボクシング・ルールで行われ、UFCのダナ・ホワイト代表は、ウエートはS・ウェルター級リミットの154ポンド、グローブは10オンス、試合の模様はショータイムのPPVで放送されると明かした。

試合はS・ウェルター級戦、ショータイムでPPV

 メイウェザーは2015年9月、アンドレ・ベルト(米)との試合を最後に、デビューから49戦無敗(26KO)の記録を残して引退した。復帰戦の相手となるマクレガーは、UFCのスーパースターとはいえ、プロボクシングのリングに上がったことはない。デビュー戦でメイウェザーと対戦するというだから、前代未聞の事態だ。

 メイウェザーがボクシングのトップ選手ではなく、マクレガーを選択したのは、稼げる金額が最も大きいから、と考えるのが理解しやすい。メイウェザーは15年のマニー・パッキャオ(比)戦で2億5000万ドル(約275億円)とも言われるファイトマネーを稼ぎ出したが、マクレガー戦はこれに迫る成績を収める見込みがあるという。

売り上げ予想はパッキャオ戦に匹敵

 ESPNの試算によると、ゲート収入、PPVの売り上げ、スポンサー収入、グッズ販売の売り上げなどすべて合わせて、メイウェザーvsパッキャオは6億2300万ドル(685億円)をマークしたのに対し、メイウェザーvsマクレガーは6億600万ドル(約666億円)。あくまで試算に過ぎないが、パッキャオとの再戦が実現してもこれだけの数字にが出るとは思えない。

 ボクシング界のレジェンドやメディアからは批判の声も上がっている試合だが、ファイトの中身はさておき、とてつもない“マネー”が動くことは間違いなさそうだ。


2階級制覇王者フランプトン、7.29英国で再起戦

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 前WBA世界フェザー級“スーパー”王者でS・バンタム級統一王者にも君臨したカール・フランプトン(英=写真)が7月29日、地元英国北アイルランドのベルファストでリングに復帰する。相手は元WBCフェザー級上位ランカーで、現在同S・フェザー級10位のアンドレス・グティエレス(メキシコ)。試合はWBCフェザー級挑戦者決定12回戦として行われる。

 今年1月、レオ・サンタクルス(メキシコ=米)との再戦で僅差の判定負けで王座を失ったフランプトン(23勝14KO1敗)は半年ぶりのリング。「ベルファストで戦えることでベストパフォーマンスをファンに披露できると信じています。グティエレスは私のウエートではベストな一人で、これはテストになります。アグレッシブに向かってくる選手なのでグレートなファイトを保証します」とプレゼンでコメントした。

 対するグティエレスは昨年10月、コロンビア人選手に6回TKO勝ちして以来の試合。その4ヵ月前、ベテランのクリスチャン・ミハレス(メキシコ)に判定負けで初黒星。キャリアにブレーキがかかっていた。戦績は35勝25KO1敗1分。強豪フランプトンを相手に再度、上位進出、世界初挑戦を狙う。

 WBCフェザー級はゲーリー・ラッセルJr(米)が正規チャンピオンに君臨するが、フランプトンに勝ったサンタクルスがダイヤモンドベルトを保持。フランプトンはサンタクルスとのラバーマッチを目指している。


比嘉大吾TV情報、拳四朗の世界戦をBSフジ放送

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■NHK総合で21日(水)15時8分から放送のトークバラエティー『ごごナマ オトナの遊び場』にデビューから13連続KO勝利でWBC世界フライ級チャンピオンとなった比嘉大吾(白井・具志堅S)が具志堅用高会長とともに出演。

■その比嘉と具志堅会長の地元沖縄では、沖縄テレビが20日(火)19時から特別番組『カンムリワシ再び 世界王者比嘉大吾』を1時間生放送。比嘉と具志堅会長が生出演し、ボクシングトークを展開する。比嘉は先週、沖縄に凱旋したばかりだが、まだまだフィーバーは続きそう。

■BSフジで6月18日(日)昼12時から5月20日に有明コロシアムで行われた『ボクシングフェス2017 SUPER 2 DAYS アナザーエディション』を放送。地上波ではダイジェスト中継のみだったWBC世界L・フライ級タイトルマッチ、拳四朗(BMB)が世界王座を獲得した試合を中心に、ロンドン五輪銅メダリスト清水聡(大橋)のプロ第3戦も放送する。


東日本新人王予選、15日の結果

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 15日の後楽園ホールでは第74回東日本新人王予選が行われ、11試合で白熱した戦いが繰り広げられた。以下はこの日の結果(試合はすべて4回戦、左が勝者)。

◇ミニマム級
高田勇仁(ライオンズ)[TKO4回1分40秒]諸岡直樹(白井・具志堅S)
赤羽根烈(宇都宮金田)[判定3-0]岡田真虎(JBS)

◇L・フライ級
亀山大輝(ワタナベ)[判定3-0]林周(レパード玉熊)

◇フライ級
辻本将人(東拳)[判定2-0]具志堅広大(竹原&畑山)

◇S・フライ級
若木忍(北海道畠山)[不戦]松本雄大(横浜光)
入稲福敬(ドリーム)[TKO3回1分18秒]蒲山直輝(小熊)

◇S・バンタム級
三尾谷昂希(帝拳)[判定3-0]熊谷聖也(新日本仙台)

◇フェザー級
佐々木蓮(ワ タナベ)[不戦]田中利弥(八王子中屋)
松浦大地(ワタナベ)[判定2-0]渡邊悟(KG大和)

◇S・フェザー級
遠藤勝則(角海老宝石)[判定2-1]高木秀明(F赤羽)
川渕大地(川崎新田)[引き分け]長谷川慎之介(青木)
※規定により川渕の勝者扱い
ジロリアン陸(F赤羽)[TKO3回]角田知浩(川崎新田)
小堺健一郎(木更津GB)[負傷引分2回2分7秒]佐々木悠登(ワタナベ)
※規定により、小堺の勝者扱い

 またこの日は東日本協会が選ぶ5月度の月間賞表彰式も行われた。胡朋宏(横浜光)を下してMVPを受賞した西田光(川崎新田)は、「きつい試合だったので評価されてうれしいです」とリング上からあいさつ。そして「新人王を獲るのと獲らないのとではボクサー人生が変わってき ます。応援の皆さんも大きい声で選手の背中を押してほしい」と語りかけた。新鋭賞は石川元希(M.T)が受賞した。


ワイルダーがマリファナ所持容疑で逮捕

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 WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米=写真)が現地時間14日、地元のアラバマ州タスカルーサで第2級軽犯罪法で警察に逮捕された。ワイルダーの自動車からマリファナが発見されたためで、ワイルダーは保釈金1000ドル(約11万円)を支払い釈放された。

 ワイルダーの弁護士が地元メディアに語ったところではマリファナが見つかったのはヘビー級王者が所有するキャデラック・エスカラードの中。しかしワイルダーは知人の一人にその車を貸している最中で、本人が事件へ関与していたかは不明。

 2月、ジェラルド・ワシントン(米)との防衛戦以来リングに上がっていないワイルダー。次回登場は9月頃になるのではといわれる。


清水聡&ピーターTV情報、クルツィゼ暫定王座はく奪

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■テレビ東京のバラエティー番組『さまスポ』にロンドン五輪銅メダリストで日本フェザー級10位の清水聡(大橋=写真左)が出演。番組はホストのさまぁ~ずがさまざまなスポーツに体当たりでチャレンジする内容で、今回は大橋ジムでボクシングに挑戦。ネットで無料配信中。 http://www.tv-tokyo.co.jp/samasupo/

■テレビ朝日で21日(水)20時から放送の『ホワッツ!?となりの外国人』に元日本ランカーのクウエ・ピーター(大橋=写真右)が出演。日本に住む外国人が日本でどんな生活をしているのか。素朴な疑問を徹底調査。

■WBOはミドル級アブタンディル・クルツィゼ(ジョージア)が保持する暫定王座を剥奪。クルツィゼはロシア犯罪組織の一員だとして逮捕された。


井上岳志が初防衛戦に意欲、8.10ダイヤモンドG

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 8月10日後楽園ホールの「ダイヤモンドグローブ」で初防衛戦に臨む日本S・ウェルター級新チャンピオンの井上岳志(ワールドS)。トップアマチュアからプロ転向し、11戦無敗(10勝5KO1分)で初タイトルに到達した井上は「まずは防衛を」と、1位挑戦者長濱陸(白井・具志堅S)迎撃に備えている。

 井上は駿台学園、法政大学でアマチュアを経験後、2014年にプロ入り。当初から「28歳までに日本王者になる」ことを心に誓っており、さる4月の決定戦で斉藤幸伸丸(輪島功一S)を7回TKOで破り、最初の目標を見事かなえた。高校時代の同期・岡田博喜(角海老宝石)に追いつけ、追い越せの気持ちもそれなりに強かったそうだ。

高校時代の同期・岡田博喜に追いつけ、追い越せ

 ベルトを巻いてからは食事に誘われる機会も増え、徐々にチャンピオンの立場を実感している様子。「しっかりしなきゃな、と思いを強くしています」という井上に驕ったところはうかがえない。  相手の長濱は元全日本ミドル級新人王。3連続KO中で勢いを持って井上のタイトルに初挑戦する。受けて立つチャンピオンは「長濱選手は、絶対負けるわけがないという気持ちでしょう。パワーにも自信がありそうですが、スピードは自分のほうがあると思います。スピードで翻ろうしていくボクシングをしたいですね」と語っている。

ウェルター級にも落とせる

 また井上はOPBF東洋太平洋ランキングではウェルター級1位にランクされているが、本人によると「ウェルター級にも落とせる」とのこと。上のステージを目ざすためにも、なおさら日本タイトルの初防衛をしっかり と勝利で飾る決意だ。



あすウォードvsコバレフⅡ、リゴンドウも登場

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 ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで現地時間17日挙行されるL・ヘビー級3冠統一タイトルマッチの計量が16日行われた。WBA“スーパー”・IBF・WBO統一世界王者アンドレ・ウォード(米)、挑戦者で前統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)ともリミットの175ポンド(79.38キロ)でクリアした。

 両者は昨年11月、同じラスベガスで対戦。2回にダウンを奪ったコバレフに、ウォードが反撃。判定勝負は3ジャッジとも114-113でウォードを支持され王者が入れ替わった。

 しかしコバレフが押し切った印象も強く、半年ぶりにダイレクトリマッチが実現する。ベルト奪回を目指すコバレフは挑発的な発言を繰り返しており、普段クールなウォードもそれに対抗。計量後のフェイスオフではネバダ州コミッションの職員が間に入り、両者は少し距離を置いて対面した。

 注目のオフィシャル陣はレフェリーがトニー・ウィークス(ネバダ州)、ジャッジはグレン・フェルドマン、デーブ・モレッティ、スティーブ・ウェスフェルドといずれも米国人が担当する。

 同じリングでWBA世界S・バンタム級“スーパー”王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)が同暫定王者モイセス“チュキー”フローレス(メキシコ)と防衛戦。計量でリゴンドウは121.5ポンド(55.11キロ)、フローレスはリミットの122ポンド(55.34キロ)をマークし合格。フェイスオフするとフローレスの長身(175センチ)が目立ち、リゴンドウ(162センチ)は苦戦も予想する声も聞かれる。Photos/Tom Hogan–Hoganphotos


メイウェザー「ファンが望むからやる」批判も多数

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  2年ぶりに復帰して8月26日、ラスベガスで総合格闘技UFCのスター選手、コナー・マクレガー(アイルランド)と対戦すると発表した元パウンド・フォー・パウンド・キング、フロイド・メイウェザー(米)が米メディアのインタービューで発言した。

メイウェザー「彼も私もハッピー」

 メイウェザーはBSOTVの取材に対し「世界中のみんながこの試合を望んだ。だから私はこの試合をみんなに提供しなければならなかった。私は引退したけど、みんなが復帰を望んだ。だから戻ってきた」と復帰の理由を説明。莫大な興行収入が期待されるとあって「両陣営ともハッピーだ。彼もハッピーだし、私もハッピーだ。試合が待ちきれない」ともコメントした。

 世界で反響を呼んでいるメイウェザーの復帰戦だが、相手がプロボクシング経験のない総合格闘技選手ということで、ボクシング界からは当然批判も起きている。

デラホーヤ氏「これはサーカスだ」

 かつてメイウェザーとも戦ったゴールデンボーイ・プロモーションズのオスカー・デラホーヤCEOは「これはサーカスだ」と今回の試合を茶番だと断定。49戦無敗の元世界王者が、0勝0敗0分のグリーンボーイと戦うのはミスマッチもいいところであり、ボクシングというスポーツの信頼を損なうと指摘している。

 老舗ボクシング誌「リング」は電子版で「多くのボクシング記者と心あるファンはこの試合を冷笑的に見ている」とし、「ダーク・コメディ(ブラック・ユーモア)」と題した記事を掲載した。

リング誌「ダーク・コメディ」

 過去の多くのボクサーがキャリア終盤、こうした“道化芝居”を演じたとして、アントニオ猪木と対戦したモハメド・アリのケースをはじめ、アーチー・ムーア、ジャック・ジョンソン、フロイド・パターソンら歴代レジェンドたちの“愚行”を列挙。昨年、プロ格闘家と対戦したロイ・ジョーンズJrの例も挙げている。

 メイウェザーvsマクレガー戦は今後も物議を醸しそうだが、批判的な意見でさえもこの試合を盛り上げる材料にしかならないとすれば、まさに皮肉だ。


ジーゲが判定勝ち、WBA・S・ミドル級正規王座V2

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 WBA世界S・ミドル級“レギュラー”王者タイロン・ジーゲ(ドイツ)が17日(日本時間18日)、ドイツで挑戦者5位のポール・スミス(英)に3-0判定勝ち、2度目の防衛に成功した。スコアは119-108×3。

  前回3月のV1戦ではアイザック・エクポ(ナイジェリア)を相手に負傷判定勝ちと不本意な結果に終わったジーゲ(25)。ジャブの差し合いでスタートした一戦は王者がやや優勢。3回、右強打をアゴに見舞ったスミス(34)が反撃。だが盛り返したジーゲが手数と的確さで中盤、有利に進める。

 プレスを強めたい挑戦者だが思うように運ばず、リードを許したまま最終回へ。ここでジーゲがダウンを奪い、勝利にダメを押した。公式スコアは3者一致の119-108でジーゲの大差の勝利。

 ジーゲは21勝11KO1分。このクラスは先月、スーパー王座決定戦が開催され、ジョージ・グローブス(英)が同王座に就いたばかり。WBAが打ち出した王者削減方針に逆行するスーパー王者誕生だが、いずれジーゲと“統一戦”という運びになりそうだ。

 敗れたスミスは38勝22KO7敗。WBO王者だったアルツール・アブラハム(アルメニア=ドイツ)に14、15年に2度挑戦して連敗して以来の世界挑戦にまたしても敗れた。


リゴンドウ初回KOでV10、すっきりしない幕切れ

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 WBA世界S・バンタム級“スーパー”王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ=写真)が17日(日本時間18日)、ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで開催されたウォードvsコバレフⅡのセミに登場。挑戦者1位(暫定王者)モイセス・フローレス(メキシコ)に1回終了KO勝ちを収めた。

 リゴンドウのV10戦は意外は幕切れだった。初回終了間際、リゴンドウが右腕でフローレスの首根っこを抑えるように左アッパーを続けて打ち込み、腕がほどけた瞬間、両者がパンチを放つとリゴンドウの左フックがフローレスのアゴに炸裂。同時にレフェリーが割って入り、リゴンドウに後頭部を抑えてパンチを打つなと注意したが、キャンバスに大の字になったフローレスは立ち上がれなかった。

 ここで試合は中断。リゴンドウのパンチが反則打だったか、またKOパンチがゴング後だったか、主審と立ち合い人が映像をチェックして確認作業を行った。パンチはゴング後だったようにも見え、試合はノーコンテストになるかとも思われたが、最終的にKOパンチは正当なもので、リゴンドウのKO勝ちという裁定が下された。

 36歳のリゴンドウは18勝12KO無敗。30歳のフローレスはスタートから果敢に攻めてやる気を見せたがプロ初黒星。25勝17KO1敗1無効試合。Photo/SUMIO YAMADA


ウォードがコバレフを8回TKO 因縁対決に決着

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 ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで17日夜(日本時間18日)行われたL・ヘビー級3冠王座統一タイトルマッチは、王者アンドレ・ウォード(米)が前統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)に8回2分29秒TKO勝ち。前回、昨年11月の論議を巻き起こした勝利に決着をつけるとともにWBA“スーパー”、IBF、WBO王座を防衛した。

 出だしボディーを攻めるコバレフにウォードはクリンチワークで対応。ジャブをコバレフの出鼻に決めるウォードにロシア人もジャブで対抗する。3回、両者ともパンチを巧打するがクリンチが発生し、レフェリーのトニー・ウィークスは2人に注意を与える。4回、ウォードはヒット数を増やしたが、パンチのインパクトではコバレフが勝る印象だ。

コバレフはボディ効かされTKO負け

 5回終盤、ウォードがボディーを巧打したのはフィナーレの前兆だったか。6回、ジャブを放つコバレフにウォードはフェイントを交えて左右フックをリターン。それでも手数ではロシア人に軍配が上がる。7回、アグレッシブに対処するウォードにコバレフは低打のクレーム。しかしレフェリーは受け入れない。

 迎えた8回、アッパーを浴びせ、ウォードの上体を起こさせたコバレフは再度、ローブローのクレーム。だが主審は流し、ウォードの右強打でコバレフは重大なピンチ。なおもウォードが襲い掛かると、コバレフはロープ背負い防戦一方。ウォードがまたもボディーアタックを敢行すると、主審が割って入った。

7回までの採点は2-1でウォード

 勝者がパウンド・フォー・パウンド最強に就くといわれた一戦を制したウォードは32勝16KO無敗。コバレフは30勝26KO2敗1分。7回までのスコアは、ジャッジ2人が67-66でウォード、1人が68-65でコバレフを支持していた。Photo/SUMIO YAMADA


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