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あと2日に迫った両国国技館「Prime Video Presents Live Boxing 9」で空位のWBOフライ級王座を争う同級2位の加納陸(大成)と同3位のアンソニー・オラスクアガ(米)も18日、都内で開かれた記者会見で決意を口にした。
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16年8月の高山勝成戦以来、8年ぶりの世界タイトルマッチを迎える加納(22勝11KO4敗2分)はゴルフ場合宿から始まり、フィリピン人世界ランカーを招いて120ラウンドのスパーリングを行い、万全の準備を整えて東京に乗り込んだ。
記者会見では「全体的な底上げ、チャンスで仕留めにいけるスタミナの強化、たくさんのトレーニングを積んできた」とここまでのプロセスに納得の表情。好戦的なオラスクアガが相手ということもあり、「どう考えても打ち合いになると思う。そこでしっかり打ち勝ちたい」と意気込みを語った。
オラスクアガ(6勝4KO1敗)は昨年4月、L・フライ級2団体王者の寺地拳四朗(BMB)に挑戦して敗れて以来、2度目の世界タイトルマッチを迎える。
25歳のオラスクアガは「ボクシングを始めて以来、チャンピオンになることが夢だった。相手はハングリーな思いでくると思うが、それを上回るスピリットで勝ちたい」と決意表明した。