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OPBFフェザー級1位の中野幹士(帝拳)のプロ初タイトルマッチが決まった。9月7日後楽園ホールで同級15位でフィリピン1位のブリックス・ピアラ(比)と空位のOPBF王座を争う。
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当日は「WHO’s NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」。中野-ピアラ戦はセミで行われ、メインでは日本S・ライト級チャンピオン李健太(帝拳)が9位の山本ライアン ジョシュア(ワタナベ)との初防衛戦に臨む。
東京・竹台高校から東京農業大学に進んだ中野は高校3冠、国体成年の部優勝などアマチュアで68勝9敗の戦績を残して18年10月にプロデビュー。ここまで10勝9KOの無敗レコードを誇る強打のサウスポー。パンチ力が警戒され、またコロナ禍の間は試合ペースが鈍ったものの、リングで取りこぼすことなくきた。今年は1月、5月とリングに上がり、いずれもKO(TKO)勝ち。
相手のピアラもプロ試合数は中野と同じ10戦で9勝3KO1敗。来日経験はなく、22歳のサウスポーだという。中野がプロでサウスポーと対戦するのは今回が初めてとなる。ちなみに中野(29歳)もメインの李も、チャンピオンを多く輩出している1995年世代である。