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明日9日(日本時間10日)メキシコシティでゴングが鳴るIBFフライ級王座決定戦の計量が8日に行われた。出場するIBF1位アンヘル・アヤラ(メキシコ)が50.25キロ、3位デーブ・アポリナリオ(比=大橋)が50.65キロを計測。ともに1回でリミット112ポンド(50.80キロ)をクリアした。この王座はWBOとの統一王者だったジェシー“バム”ロドリゲス(米=帝拳)が返上して空位になっている。PHOTOS/ZANFER
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アヤラ(17勝7KO無敗=24)は22年4月に元WBCフライ級王者クリストファー・ロサレス(ニカラグア)とのWBC挑戦者決定戦で勝利を収めたが、当時の王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)挑戦は実現せず。昨年10月、元IBF・L・フライ級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)とのIBF挑戦者決定戦で判定勝ちし、1位にランクされた。“カマレオン”(カメレオン)のニックネームを持つ。
サウスポーのアポリナリオ(20勝14KO無敗=25)は昨年6月、大橋ジムと契約。8月、後楽園ホールでメキシカンに判定勝ちし、今年2月にも日本でタネス・オンギュンタ(タイ)に4回KO勝ちを飾り、明日のリングを迎える。ちなみにアポリナリオは元IBO王者。
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4日(日)にメキシコ入りしたアポリナリオにとって時差もさることながら標高約2千メートルのメキシコシティにどこまで順応できたのか、当日のコンディションもかなり勝敗に左右しそう。両者は明日、シウダ・デ・メヒコのトラルパンにある「リストランテ・アローヨ」で拳を交える。
プロモーターはサンフェル・ボクシング。ESPNが全米に中継する。セミでは昨年、中谷潤人(M.T)のWBO・S・フライ級王座に挑んだアルヒ・コルテス(メキシコ)が同国のサルバドール・フアレスとS・フライ級10回戦を行う。