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明日10日(日本時間11日)ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノのミケロブ・ウルトラ・アリーナで挙行されるWBC・S・ウェルター級暫定王座タイトルマッチの計量が9日に行われた。暫定王者セルヒイ・ボハチュク(ウクライナ)、挑戦者でWBA1位を占めるバージル・オルティスJr(米)とも153.8ポンド(69.76キロ)をマークしてリミット154ポンドをクリアした。
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プロモーターのゴールデンボーイ・プロモーションズにサポートされるオルティス(26歳)はこれまで21勝21KO無敗のパーフェクトレコードを誇るスター候補。一時は病気でリングから遠ざかったが、復帰し2連続ストップ勝ちで期待に応えている。
今年3月ブライアン・メンドサ(米)に判定勝ちを収め暫定王座に就いたボハチュクも24勝23KO1敗と強打の29歳。スリリングな攻防が予想される。識者の予想は大方、中盤から終盤にかけてのオルティスのストップ勝ちとなっている。
オルティスはロバート・ガルシア、ボハチュクはマニー・ロブレスとメキシコ系米国人コーチに指導され、トレーナー対決も見ものになる。
セミ格では同じS・ウェルター級王者候補のチャールズ・コンウェル(米=WBC2位)がキアリー・グレイ(米)と10回戦。コンウェルは153.8ポンド(69.76キロ)、グレイは154ポンド(69.85キロ)をマークした。
一方、IBF女子フライ級チャンピオンのガブリエラ・フンドラ(米)がダニエラ・アセンホ(チリ)と防衛戦。フンドラは109.8ポンド(49.80キロ)、アセンホは111.2ポンド(50.44キロ)でリミットの112ポンドをクリアした。