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今月10日、米ニューメキシコ州アルバカーキで行われたIBFフェザー級タイトルマッチで挑戦者アンジェロ・レオ(米)に10回KO負けした前王者ルイス・アルベルト“ベナド”ロペス(メキシコ)が頭蓋内出血をしていたことが検査で判明した。試合を全米に中継したESPNが伝えた。
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ロペス-レオはプレスをかけるロペスに地元のレオが応戦。9回終了時のスコアカードは86-85×2(レオ)、86-85(ロペス)の2-1でレオがリードしていた。迎えた10回、レオの左フックが炸裂。キャンバスに轟沈したロペスは後頭部を打ちつけ1分16秒KO負け。4度目の防衛に失敗し、ダメージが心配されていた。
試合を管轄したニューメキシコ州アスレチック・コミッションはロペスに90日間の出場停止を通達している。だが今回のニュースでリング復帰に赤信号がともった状況になった。
一方ロペス本人はメキシコのボクシングメディア「イスキエルダッソ」の取材で脳内出血を認めたものの「これはショックをもたらしたに過ぎない。回復して100パーセント、私はリングに戻ってくる。次は130ポンド(S・フェザー級)で戦う」と気丈に語っている。