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12日、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われたIBFクルーザー級タイトルマッチは王者ジャイ・オペタイア(豪州)が挑戦者11位ジャック・マーシー(英)に6回2分TKO勝ち。一度返上し今年5月に再度獲得したベルトを防衛した。
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3試合連続で同会場に登場したオペタイアがサウスポーから右フック、左ストレート、ボディー打ちで優勢。マーシーも右を返すが、プレスを強めた王者の前では焼け石に水。6回、左オーバーハンド、右アッパーでオペタイアがチャージすると防戦に追い込まれた挑戦者のコーナーがタオルを要求した。
オペタイア(29)は26勝20KO無敗。11月に同地で予定されるヒルベルト“スルド”ラミレス(メキシコ)vs.クリス・ビラム・スミス(英)のクルーザー級統一戦の勝者との対戦を希望した。マーシー(31)は22勝12KO3敗。
試合はアルツール・ベテルビエフvs.ドミトリー・ビボルのL・ヘビー級4団体統一タイトルマッチの前座。イベントのセミ格、ヘビー級12回戦は4団体でランキング入りするファビオ・ワードリー(英)が東京五輪S・ヘビー級銅メダリストのフレイザー・クラーク(英)に初回2分28秒TKO勝ち。今年3月ドローに終わった再戦を制し英国&英連邦、WBAコンチネンタル・ヘビー級王座を防衛した。ワードリーは18勝17KO1分無敗。