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現地時間23日、ドイツ・ハイデルベルクで行われた女子世界アトム級3団体王座統一戦は、WBC王者ティナ・ルプレヒト(独)がWBA・WBO王者の松田恵里(TEAM10COUNT)からダウンを奪って10回3-0判定勝ちした。スコアは97-92、96-93、96-93。
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初回、ルプレヒトは右フックでサウスポーの松田からダウンを奪った。安定した軸でフットワークを使いながら左右のフックで攻め込むルプレヒトに序盤を失った松田。4回、左ボディーで反撃したが、苦しい前半戦となった。
後半は松田もルプレヒトに強いプレッシャーをかけ、相手のパンチを外しながらヒットを奪う。9回は接近戦で細かく当て続けたが、ルプレヒトの動きも落ちず、逆転はならなかった。
1月に獲得したタイトルを手放した松田は「本気で勝つ気でここまできたので非常に悔しいです。出し切った結果なので、ティナ選手が強かったです。強い選手と戦うことができてよかった」と語った。松田は7勝1KO2敗1分。ルプレヒトは14勝3KO1敗1分。