■モナコのモンテカルロで4日(日本時間5日)行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチ、王者ジェイミー・マクドネル(英)と挑戦者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)の因縁の再戦は、マクドネルが偶然のバッティングで左目上を負傷し、3回2分45秒で終了。結果は無判定試合をアナウンスされた。両者は昨年11月に対戦してマクドネルが判定勝ちしたが、これを不服としたソリス陣営の抗議を受けてWBAが再戦を指令。完全決着が期待されたが、消化不良の幕切れとなった。
■モンテカルロのメイン、WBA世界L・ヘビー級タイトルマッチは、王者ディミトリ・ピボル(ロシア)が挑戦者10位トレント・ブロードハースト(豪)に1回3分0秒KO勝ち。WBAフェザー級挑戦者決定戦は、元WBA世界・Sバンタム級王者のスコット・クイッグ(英)が同4位オレグ・エフィモビッチ(ウクライナ)に6回50秒TKO勝ち。WBAフェザー級はスーパー王者にレオ・サンタクルス(メキシコ=米)、正規王者にアブネル・マレス(メキシコ=米)が君臨する。
ファルカンが村田に五輪のリベンジを宣言
■3日(日本時間4日)米フロリダ州キスミーで行われたイベントで、ロンドン五輪銀メダリストのエルキバ・ファルカン(ブラジル)がホセ・ミゲル・ファンディノ(スペイン)に7回TKO勝ち。デビューからの連勝を19(13KO)に伸ばした。ボクシングシーンによると、ロンドン五輪決勝で現WBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)に敗れているファルカンは「村田にリベンジしたい!」とコメント。かつてのライバルに宣戦布告した。
■4日ブルックリンのバークレイズセンターのセミファイナル、WBCシルバー・ウェルター級王座決定戦は元IBF世界同級王者ショーン・ポーター(米)がWBC・S・ライト級11位アドリアン・グラナドス(米)に3-0判定勝ち。スコアは117-111×3。WBCヘビー級挑戦者決定戦は同級6位ドミニク・ブラゼール(米)が同12位エリック・モリナ(米)に8回終了TKO勝ちした。