WBC世界L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)が2度目の防衛戦から一夜明けた31日、都内のホテルで父の寺地永会長と記者会見に臨んだ。
拳四朗はヒルベルト・ペドロサ(パナマ)に4回TKO勝ち。「インパクトのある勝利で知名度を上げたい」と常に口にしていただけに、3度目の世界タイトルマッチで初のKO勝ちはうれしい限り。「これでいい年越しができる」と傷ひとつない顔をほころばせた。
気になるV3戦の時期は未定ながら、寺地会長によれば、前王者ガニガン・ロペス(メキシコ)とのリマッチとなる見込み。5月の対戦では2-0(115-113×2、114-114)判定勝ちでスカッとした内容とはいかず、拳四朗は「パンチ力を上げて、横の動きがよくなれば」とロペス返り討ちの課題を挙げた。
寺地会長は前夜のパフォーマンスに満足しつつ、「さらに有名になって勝ちを上げてほしい」と拳四朗を激励。25歳の若き王者は「来年も全勝で防衛を続けます」と笑顔で宣言した。