18日神戸ポートピアホテルでWBA世界L・フライ級戦とダブル世界戦として行われたメインのWBOミニマム級戦は、王者山中竜也(真正)が4位挑戦者モイセス・カジェロス(メキシコ)に8回終了TKO勝ち。圧勝で初防衛に成功した。
スタートから山中のアウトボクシングが上回った。左ジャブ&フックで旋回しつつ、接近戦では右アッパーを何発もヒット。
前に来るカジェロスを右でうまく迎撃したかと思えば、インファイトでもメキシコのファイターを苦しめた。試合はその後も山中の一方的展開で進み、8回はコーナーに詰まって連打されたカジェロス。その顔に諦めの色がうかがえる。と思ったところ、このラウンド終了時点でカジェロスはギブアップした。
素晴らしいデキでベルトを守った山中は「ひとつずつレベルアップして、尊敬する長谷川穂積さんに近づきたい」と語った。
山下正人会長によると、次戦は指名試合になる可能性があるという。ミニマム級はIBF王者に京口紘人(ワタナベ)が君臨している。