WBO世界L・フライ級チャンピオンのアンヘル・アコスタ(プエルトリコ=写真左)が6月16日、同国で同級12位カルロス・ブイトラゴ(ニカラグア=写真右)と初防衛戦を行う。ともに日本のリングに上がった者同士の対戦。ミゲール・コット・プロモーションが発表した。
アコスタは昨年4月、オールKO勝ちの勢いに乗ってWBO同級王者だった田中恒成(畑中)に名古屋で挑戦。判定負けでキャリア初黒星を喫したが、12月に田中が返上した王座をフアン・アレホ(メキシコ)とニューヨークで争い戴冠した。
17勝17KO1敗で初防衛戦を迎えるアコスタは現地で記者会見を開き「彼を過小評価していないが、6月16日は私の夜になるだろう」と余裕を見せた。
30勝17KO4敗1分となるブイトラゴはこれが5度目の世界挑戦。キャリアの3敗1分はすべて世界戦で悲願の王座獲得に燃えている。直近の試合は昨年大みそか、IBFミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)に8回TKOで敗れた一戦だ。
過去4戦と同じように今回も敵地に乗り込むブイトラゴは「人生最高のコンディションでリングに上がり、世界チャンピオンになるという夢をかなえる」とコメントした。
L・フライ級は田口良一がWBAスーパーとIBF王座の2冠を保持。WBCチャンピオンが拳四朗(BMB)、WBA“レギュラー”王者がカルロス・カニサレス(ベネズエラ)となっている。