米ネバダ州アスレチック・コミッションからドーピング違反で6ヵ月の出場停止処分を通達されたサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)がVADA(ボランティア・アンチドーピング協会)とサイン。同機関が実施する薬物検査を今後1年間にわたり、抜き打ち的に受けることに同意した。15日(日本時間16日)カネロ自身がツイッターで発信した。
カネロは5月5日に予定された世界ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との再戦を処分通達前にキャンセル。ゴロフキンは同日、代役のバネス・マルティロスヤン(アルメニア=米)に2回KO勝ちで防衛回数を大台の20に伸ばした。
ネバダ州コミッションの処分は8月17日まで。カネロのプロモーター、ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)はメキシコの独立記念日9月15日にゴロフキンとの再戦を計画している。
GBPのエリック・ゴメス社長はゴロフキン側と交渉を続行中とメディアに話している。カネロがVADAの検査を継続して受けるのも試合実現への行動とみられる。