3階級制覇のWBAフェザー級“レギュラー”王者アブネル・マレス(メキシコ=米)が16日、ロサンゼルス東部リバーサイドのロバート・ガルシア・ジムでメディア向けにトレーニングを行った。マレスは6月9日ロサンゼルスのステープルズ・センターでWBAフェザー級“スーパー”王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)と3年ぶりにグローブを交える。
マレスは前回の試合からコーナーに復帰したロバート・ガルシア・トレーナーの指導でシャドー、ミット打ち、サブトレーナーにプロテクターをつけさせボディー打ち、パンチングボール、スピードボールなどのメニューを消化。
「2015年の試合との違いは、私はより成熟した経験豊富な選手になったこと。このスポーツに長く携わっているし、コーナーにロバートがいる。彼はメンタル面で非常にヘルプしてくれる」とコメント。
そして「前回の試合でもそうだったが今回もレオは手数で押してくる。彼は前進を繰り返し私を疲れさせようとするだろう。でも彼は打たれ脆いところがあるからこちらのアドバンテージになる」とリベンジを誓った。初戦はサンタクルスが2-0判定勝ち収めた。
参謀のガルシア氏は「第1戦でアブネルは一発強打を狙いラフになった。今回は少しスピードアップし、イン、アウトでクレバーに対応させたい。アブネルは今回、大飛躍する可能性がある。そのためコンビネーションを多用して攻略しなければならない」と作戦を明かした。
マレスは明日17日もロサンゼルス郡の警察署のジムで練習を公開する予定。並々ならぬヤル気だ。Photo from Dave Mandel/SHOWTIME