現地時間16日、米テキサス州ダラス近郊フリスコで挙行されるIBF世界ウェルター級タイトルマッチをメインとするイベントの最終会見が14日、アメフトのダラス・カウボーイズの本部で行われた。
試合はフリスコ出身の王者エロール・スペンスJr(米)にIBF3位カルロス・オカンポ(メキシコ)が挑む。セミ格では日本で戴冠、V1を果たしたWBA世界S・バンタム級王者ダニエル・ローマン(メキシコ)が暫定王者1位モイセス・フローレス(メキシコ)と指名試合に臨む。
以下は会見のコメント。
スペンス「オカンポは失うものがないから非常に危険な相手だ。私が世界に初めて挑んだときと似ている。私はオリンピック代表でプロスペクトといわれ、プレッシャーを感じながらキャリアを積んだ。でも敵地で強敵を破って王座を獲得したからプレッシャーを克服できる。素晴らしいパフォーマンスを披露してウェルター級のベストであることを証明したい」
オカンポ「ここダラスの人たちはとても親切で私をチャンピオンのようにもてなしてくれた。でも土曜日の夜、私は本当のチャンピオンになる。チャンスを逃したくない。彼は私を倒そうとするけど、こちらは人生をかけてトレーニングしてきた。身長、距離、ジャブを有効に使って夢をかなえたい」
ローマン「フローレスは攻略が難しい選手で向かってくる。でも私の頭にあるのはベルトを守ることだけ。キャンプで取り組んだのは作戦の柔軟性。フローレスがリングに持ち込むもの全部に対応できる」
フローレス「ローマンはいい選手だけど土曜日、私の手数に対抗できないだろう。みんな私をエキサイティングなファイターだと認識している。リングで手が上がるのはこちらだ」
同じリングで元WBA世界S・フェザー級正規王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)がエイドリアン・ブローナーらと対戦したアドリアン・グラナドス(米)とS・ライト級10回戦を行う。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME