元WBC世界バンタム級チャンピオン、山中慎介さんの引退パーティー「さらばボクサー山中慎介 夢と感動をありがとうの会」が1日、東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京で盛大に開かれた。
山中さんによると、100人規模以上の引退パーティーは既に4回を数えており、最大は地元滋賀で開かれたもので、このときの参加者は約800人。東京後援会主催の今回は滋賀を上回る1300人を動員し、山中人気のすさまじさを示した。
出席者は元世界チャンピオンをはじめ、乾杯の音頭をとった俳優の岩城滉一さん、アーティストの松崎しげるさん、五輪金メダリストの北島康介さん、吉田沙保里さんら多士済々。ビデオレターではビートたけしさん、明石家さんまさん、ダウンタウンの松本仁志さんも登場した。
お馴染みの入場曲に乗って登場した山中さんは「現役時代を思い出して少し泣きそうになった」とコメント。その後、松崎さんが「愛のメモリー」を熱唱すると、感激のあまり本当に涙を流した。
3月下旬の引退表明意向、テレビやイベントへの出演、講演会などの仕事で多忙な日々を送るという山中さん。今後については「まだはっきりした目標はない。現役時代ほどの達成感、満足感を得られる仕事を見つけるのは難しい。ゆっくり考えていきた」と話した。