イーグルアイ絶好調──16日に後楽園ホールで行われるIBF世界S・バンタム級タイトルマッチで指名挑戦者TJ・ドヘニー(アイルランド)の挑戦を受けるチャンピオンの岩佐亮佑(セレス)が8日午後所属のセレスジム(千葉県柏市)でメディアに練習を公開した。
この日は後輩の元アマトップ選手でドヘニーと同じサウスポーの南出仁を相手に2ラウンドのマス(軽いスパー)を披露した。岩佐は、試合前の「疲労を抜く時期」(本人)にもかかわらず、いい動きをみせ、軽快なフットワークに乗せ速い左を決めていた。「左ストレートのタイミングが抜群」と、スパーを観た浜田剛史さんも絶賛していた。
今回の試合に向けて、フィリピンから2人の強豪をスパーリング・パートナーとして呼び、有益なスパーを重ねたことを子弟ともに強調していた。また下半身の強化を重点的に行い、「試合後半になってもペースが落ちない足の持久力」をつけたという。
今回が2度目の王座防衛戦になるが、「日本記録(具志堅のV13)を超えることを目標にして頑張る。困難なことは分かるが、それぐらいの気持ちでないと」と、大きな目標を持っていると公言した。