WBC・S・バンタム級1位のアビゲイル・メディナ(スペイン)が6日、羽田空港着の便で来日した。メディナは12日、後楽園ホールで 同2位の亀田和毅(協栄)とWBC同級暫定王座決定戦を争う。
スペインのバルセロナからロンドン経由で18時間。これまでヨーロッパでしか試合をしたことのないメディナはさすがに疲れた様子だったが、集まったメディアの取材に紳士的に応じた。
和毅の試合の映像は「見ていない」というのは信じがたいが、対戦相手の分析はトレーナーに任せ、トレーナーの指示に従って練習するというのがメディナのスタイルだという。
今回の試合に向けては9週間の合宿を積んできた。試合に関する質問には「(和毅は)東京からメキシコに行っていろいろ経験している。どんな試合になるかはリングに立ってみないと分からない」と慎重にコメントした。
記者がもう少し引き出そうと「倒しにいくのがあなたのスタイルではないのか?」と食い下がると、「倒しにいく」と鋭い眼光で静かに回答。やはり18時間のフライトで疲れているようだった。