12月1日ロサンゼルスのステーブルズ・センターで挙行されるWBC世界ヘビー級タイトルマッチに出場する王者デオンタイ・ワイルダー(米)の公開練習が5日(日本時間6日)行われた。
場所は先月25日、挑戦者タイソン・ヒューリー(英)が練習したロサンゼルス近郊サンタモニカのチャーチル・ボクシングクラブ。LAにはワイルダーがボクサーを志したきっかけをつくった8歳の娘やガールフレンドも同行し特訓の合間にリラックスした。
ジムではシャドーボクシングで体をほぐした後、ジェイ・ディース・トレーナーとのミット打ちを披露。ジムを出ると駆けつけたファンにサインのサービス。暖かい陽光を浴びながら試合を中継するショータイムのインタビューにも応じた。
メディアを前にワイルダーは「メンタルもフィジカルも感情的にも私は準備万端。今でもリングに上がれる。タイソン・ヒューリーは彼が直面するものを知らない。すべてがパーフェクトだ」と好調ぶりをアピール。
そして「ヒューリーは身長があり、やりにくく、手足が長いし機動力がある。私も同じものを装備している。ベストなジャイアントの戦いだ。パンチャーとボクサーの戦いだ。でもパンチャーが一撃で決める」と相手の力を認めながらもKOへのこだわりを示した。
一方ディース・トレーナーは「タイソン・ヒューリーはルービックキューブのような選手で攻略がむずかしい。でも解決できる。デオンタイはどんなカオスも打開する」と王者をバックアップした。Photos from Esther Lin/SHOWTIME