12月30日大田区総合体育館で行われる「FUJI BOXING 2018」トリプル世界戦が7日、都内で発表された。WBO・S・フェザー級王者の伊藤雅雪(伴流)がメインで初防衛戦を行い、WBC・L・フライ級王者の拳四朗(BMB)のV5戦、井上兄弟の弟、拓真(大橋)のWBCバンタム級暫定王座決定戦というラインアップになった。試合の模様はフジテレビ系列で全国中継される。
7月に米フロリダ州でクリストファー・ディアス(米)との王座決定戦に快勝した伊藤(24勝12KO1敗1分)の“凱旋防衛戦”が決まった。マイクの前で伊藤は「応援してくれるみなさんに試合を見てもらえるのでうれしい」と喜びを口にした。
対戦相手のイフゲニー・シュプラコフ(ロシア)は20勝10KO無敗の新鋭。伊藤は挑戦者を「ちょこまか動き回り、的が絞りにくい」と評価。その上で「前回は1ラウンドから攻めて、攻めて常にKOを狙っていく姿勢を見せられたと思う。今回も攻めて、攻めて、攻めて勝ちたい」と決意表明した。
11日には渡米してロサンゼルスで1ヵ月強のスパーリング合宿に入るという伊藤は「来年は海外でスター選手と対戦したい」とWBC王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)の名前を挙げた。あこがれの海外でスターになるためにも、まずはロシア人攻略が第一歩となる。