年末に世界タイトルマッチの舞台に立つWBC世界L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)と前IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)が13日、後楽園ホールのメイン前にスペシャルスパーリングを行った。
関西大出身の拳四朗と大商大出身の京口はアマチュア時代に対戦経験があり、2学年上の拳四朗の3勝1敗。こうした関係も手伝い、観客を前にしたスパーリングはかなり白熱した内容となった。
拳四朗が機動力を生かしてコンビネーションで京口に迫れば、京口もパワフルなビッグパンチを打ち込んで対抗。見ごたえのある3分2ラウンドを披露した。
スパーを終えた京口は「L・フライで一番強いのは拳四朗選手。世界チャンピオンになって来年やれたらいいと思っている」と統一戦をアピール。拳四朗は「年末に2人で勝って、来年できればいい」と応じた。
拳四朗は30日、大田区総合体育館でサウル・フアレス(メキシコ)とV5戦、京口はマカオで2階級制覇をかけてIBF世界L・フライ級王者ヘッキー・ブドラー(南ア)に挑戦する。