1月19日ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで挙行されるマニー・パッキャオ(フィリピン)vsエイドリアン・ブローナー(米)のWBAウェルター級“レギュラー”王座タイトルマッチのアンダーカードが17日(日本時間18日)、イベントを全米にPPV放映するショータイムから発表された。
その一つ、WBAフェザー級暫定王座戦で、暫定王者ジャック・テポラ(フィリピン)に元WBC・S・バンタム級王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)が挑戦する。
ウーゴ・ルイスがWBAフェザー級暫定戦出場
日本で長谷川穂積に王座を明け渡したルイスは8月、約2年ぶりに再起。11月に復帰2戦目を行い、2回KO勝ちした。対するテポラは前回パッキャオvsルーカス・マティセー戦のリングで暫定王座を獲得。ルイス(38勝33KO4敗)、テポラ(22勝17KO無敗)と両者とも強打を誇り、スリリングな展開が期待される。
同じリングでは今週土曜日ニューヨークで開催する方向だったWBCバンタム級正規王座決定戦、ノルディ・ウーバーリ(フランス)vsルーシー・ウォーレン(アメリカ)がこの日にシフトした。
WBCバンタム級は3月、前王者ルイス・ネリ(メキシコ)が山中慎介との試合前に計量失格、王座はく奪で空位となった。WBCは当初、1位ウーバーリと2位ペッチ・CPフレッシュマート(タイ)に決定戦をオーダーしたが実現せず、その後ウーバーリと3位ウォーレンの決定戦を指示したが、これも見通しがあやふやな状況だった。
こうした背景があり、WBCは2位ペッチと9月の挑戦者決定戦に勝利した5位の井上拓真(大橋)による暫定王座決定戦を承認。これにより30日に大田区総合体育館で行われる井上とペッチの勝者は、ウーバーリとウォーレンの勝者との対戦が義務付けられる。
セミ格ではS・ミドル級、L・ヘビー級で世界王者に就いたバドゥ・ジャック(スウェーデン)がロンドン五輪代表からプロ入り後無敗のマーカス・ブラウン(米)とWBA・L・ヘビー級暫定王座を争う。同級正規王者はディミトリ・ビボル(ロシア)。