殊勲賞を受賞したWBO世界S・フェザー級チャンピオンの伊藤雅雪(伴流)は「昨年は自分の人生が変わった1年になった。今年はもっとチャレンジしていきたい」と喜びのコメントを口にした。
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海外で暴れて来年はMVPを狙う伊藤
伊藤は昨年7月、アメリカで世界王座を獲得してブレイク。暮れに日本で初防衛を成功させたが、「世界中で認められる存在になりたい」と語るように、かねて海外リングに熱い視線を注いでいる。
その思いをかなえるべく、2度目の防衛戦の舞台はアメリカにセットされる。米国メディアは「伊藤が5月25日、ジャメル・ヘリング(米)と防衛戦」と報じており、本人も5月下旬にアメリカでV2戦に臨むことを認めた。
2019年の目標を問われた伊藤は団体間統一戦を希望した上で「目標はロマチェンコ。海外で実績を積めば、ロマチェンコも相手がいなくなってきているので、チャンスがあると思う」と世界最高峰のテクニックを誇るWBAライト級スーパー王者をターゲットに定めた。
伊藤は来週にもフィジカルトレーニングをスタートさせ、徐々に練習のペースを上げていく予定だ。