WBO世界ミニマム級タイトルマッチ(26日・後楽園ホール)で王者ビック・サルダール(比)に挑む同級2位の谷口将隆(ワタナベ)の公開練習が22日、都内のジムで行われた。
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玄米食で減量も順調という谷口
世界初挑戦の谷口は「いまはまだリラックスしています」と笑顔も見せたが、大一番に向けて気合い満々。「あと4日で人生が変わると思って信じてやっています。当日、チャンピオンになって人生を変えます」と力強い。
仕上がりは順調なようだ。残り3キロ弱という減量による疲労感をほとんど感じさせず、シャドーやミット、バッグ打ちではサウスポー・スタンスからキレと威力の伴ったパンチを打ち込んだ。
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強打のサルダール対策はかなり練ってきたようだ
今回はS・フライ、バンタム級の選手と90ラウンドほどのスパーリングを積み、サルダール対策を練ったという。井上孝志トレーナーは「具体的な対策は秘密ですが、こうくればこうすると、たくさん(のパターンを)練習してきました。勝って人生を変えてほしい」と谷口に期待を寄せる。
試合は動画配信サービス『Paravi(パラビ)』でライブ配信されることも決まった。「(出身の)神戸から来れない人もいるのでありがたい」と、谷口は語っていた。サルダールを破ってベルトを腰に巻いた姿を披露するつもりだ。