明日2日(日本時間3日)ニューヨークのバークレイズセンターで挙行されるWBA・S・ウェルター級“レギュラー”王座タイトルマッチの計量が1日行われ、王者ブライアン・カスターニョ(アルゼンチン)がリミットの154ポンド(69.85キロ)、挑戦者で前同級“スーパー”王者エリスランディ・ララ(キューバ)が153ポンド1/2(69.63キロ)で合格した。
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ララ(左)と王者カスターニョ、下馬評はララがやや有利だ
ベルト奪回を期するララは昨年4月、現WBA&IBF統一王者ジャレット・ハード(米)との統一戦で1-2判定負け。著名メディアから2018年の最高試合に選定された激闘で無冠となった。王者に返り咲いてミドル級進出の野望もあるだけにモチベーションは衰えていない。
対するカスターニョは16年に地元で暫定王者に就き、その後正規チャンピオンに昇格。王者に就く前に4度米国リングに上がり、直近の2試合は敵地フランスで戦っている。下馬評は不利だが、実績豊富な強豪ララに勝って本場でビッグマッチ実現を目指す。オッズは意外と接近し、3-2ほどでララ有利と出ている。
オフィシャル陣はいずれもニューヨーク州から人選された。レフェリーはリッキー・ゴンサレス。ジャッジはジュリー・レダーマン、ジョン・マッキー、ケビン・モーガンの3氏。
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ヘビー級のオルティス(左)はハンマーを迎え撃つ
セミ格のヘビー級10回戦はWBC3位ルイス・オルティス(キューバ)が238ポンド3/4(108.29キロ)、相手のクリスチャン・ハマー(ドイツ=WBO12位)が257ポンド1/2(116.80キロ)を計測。
また全米にショータイムで中継されるイベントの最初に行われるフェザー級12回戦はWBA2位ブライアン・デ・ガルシア(パナマ)が124ポンド3/4(56.59キロ)、相手のエドゥアルド・ラミレス(メキシコ)が125ポンド3/4(57.04キロ)だった。Photos from Stephanie Trapp/SHOWTIME