5月4日ラスベガスのT-モバイル・アリーナでミドル級2冠王者サウル”カネロ”アルバレス(メキシコ)と対戦する同級IBF王者ダニエル・ジェイコブス(米)が15日(日本時間16日)ニューヨーク・ロングアイランドのCEAフィットネスジムでメディア向けにトレーニングを行った。試合ではカネロの持つWBA“スーパー”・WBC王座を合わせ3冠が争われる。
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「私がミドル級のベスト」とジェイコブス
「父のような存在」と語るアンドレ・ロジール・トレーナーとの息の合った練習を披露したジェイコブスは「今回の勝利が(以前)私がゴロフキンに勝ったかどうかを証明する機会になる。私は常に公言するようにミドル級のベストだ。カネロに勝ってゴロフキンにリマッチのチャンスをあげたい」と自分が主役であることをアピールした。
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「カネロはゴロフキンとの2戦で負けていた」とも
またカネロに関しては「彼のことを世界的にリスペクトしている。疑いなくパウンド・フォー・パウンドのトップテンに入る男だ。ただ彼はゴロフキンとの2戦で負けたと感じた。でもやるかやれるかのこのスポーツで彼は勇気を誇示した。だからリングでは容赦しない。我々は紳士でボクシングの親善大使だけど、リングではリスペクトは不要。血が飛び散る激闘になるだろう」と胸中を語った。
ジェイコブス側はIBFの当日朝の再計量にも言及。公式計量後、増量幅が大きいといわれるカネロに揺さぶりをかけている。Photo : Ed Mulholland/Matchroom Boxing USA