現地時間のあす20日、ウクライナのキエフで元五輪銀メダリストのデニス・ベリンチク(ウクライナ)と世界ランカー対決を行う荒川仁人(ワタナベ)が前日の計量をクリアした。荒川は61キロ、ベリンチクは60.8キロ。試合はベリンチクが保持するWBOインターナショナル・ライト級王座が掛けられる。
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荒川(右)が敵地でベリンチク撃破なるか
荒川(32勝18KO6敗2分)は現在WBOの世界ライト級ランキング7位。対する11位ベリンチクはアマチュア時代に世界選手権(11年)とロンドン五輪(12年)のL・ウェルター級で準優勝を飾り、プロ入り後10連勝中(7KO)のホープだ。
荒川は2013年7月米国サンアントニオでWBCライト級暫定王座をオマール・フィゲロア(米)と争い、大打撃戦の末に判定負け。その後勝てない時期もあったものの、一昨年1月にWBOアジアパシフィック王座を獲り、WBOランキングに復活した。
このタイトルを2度防衛して返上後、荒川は今年1月にタイで調整試合をこなしている。世界再挑戦をあきらめない37歳のベテランは、ベリンチク(30歳)に勝って猛アピールするつもりだ。