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ジョシュアはルイスと直接再戦へ ハーン氏明かす

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 前ヘビー級3冠王者のアンソニー・ジョシュア(英)がダイレクトリマッチの権利を行使し、新王者アンディ・ルイスJr(米)と11月か12月に再戦する意向であることが明らかになった。ジョシュアのプロモーター、エディ―・ハーン氏がSNSで明かした。

ルイスにストップ負けしたジョシュア

 ESPNによると、ジョシュアが直接再戦の意思表示をするまでに30日間の猶予があったが、「待っても意味がない」(ハーン氏)との結論に。ジョシュアも他のだれかと対戦するより、ダイレクトリマッチで早急に汚名返上したほうがいいと判断したようだ。

 日時に関してハーン氏は「12月よりも11月のほうが可能性がある。場所は私の本音はイギリスにしたいが、まだ保証されていない。試合を中継したDAZN USAとマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)がパート2をやりたがっている」と話した。

 英国のヘビー級スーパースター、ジョシュアは1日、ニューヨークのMSGで米国デビュー。格下の挑戦者と思われたアンディ・ルイス(米)に4度倒され、まさかの7回TKO負け。ボクシング史上に残るアップセットとなった。以下はESPNが報じたヘビー級の番狂わせ5試合。Photo/SUMIO YAMADA

■ヘビー級番狂わせ試合(末尾の数字はオッズ)
2019年 WBAスーパー・IBF・WBO
アンディ・ルイスJr[TKO7回1分27秒]アンソニー・ジョシュア 11-1

2001年 WBC・IBF
ハシーム・ラクマン[KO5回2分32秒]レノックス・ルイス 20-1 

1990年 WBA・WBC・IBF
ジェームス・ダグラス[KO10回1分22秒]マイク・タイソン 42-1

1985年 IBF
マイケル・スピンクス[15回判定3-0]ラリー・ホームズ 6-1

1978年 WBA・WBC
レオン・スピンクス[15回判定2-1]モハメド・アリ 10-1

 上記のうちリマッチが行われたのは3試合。ルイスは7ヵ月後、ラクマンに4回KO勝ち。マイケル・スピンクスも7ヵ月後、ホームズを2-1判定で返り討ち。レオン・スピンクスは9か月後、アリに15回判定で敗れた。はたしてジョシュアvsルイス2の行方は─。


今週末ゴロフキン復帰戦 再出発に向け体制一新

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 前ミドル級3冠王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が8日(日本時間9日)、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンに登場、王座陥落以来となる試合に臨む。

 昨年9月サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)との再戦に惜敗。プロ40戦目にして初黒星を喫した37歳の元帝王が心機一転、リングに戻ってくる。

 ゴロフキンは今回の試合前にストリーミング配信サービスのDAZNと大型契約を結び、今回がDAZNデビュー戦。さらに長年コンビを組み、快進撃の立役者とも言えるチーフ・トレーナー、アベル・サンチェス氏と袂を分かち、新たにジョナサン・バンクス・トレーナーのもとで再出発する。

 ファイトニュースによると、ゴロフキンは「アベル学校は好きだったが、私は新しいコーチが必要だった。バンクスはアベルとはまったく違う。彼から多くを学んでいる」とコメント。元ヘビー級トップ選手で、ウラジミール・クリチコとコンビを組んでいたバンクス・トレーナーを高く評価した。

 今回の相手スティーブ・ロールズ(カナダ)は無敗ならが無名の選手。ゴロフキンの復活にあたり、期待されるのは当然ながら過去1敗1分のカネロとの第3戦だ。

 同じくDAZNと大型契約を結んだカネロ陣営はゴロフキン戦に前向きでないとも言われている。ゴロフキンは「(先月のカネロvsジェイコブスは)いい試合だったがドラマはなかった。あれは本当のファイトじゃない」とカネロを挑発している。

井岡一翔の米国合宿終盤「進歩を感じている」

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 日本人初の4階級制覇を狙う井岡一翔(Reason大貴)が米国ラスベガス合宿の終盤を迎えている。井岡は今月19日、幕張メッセでアストン・パリクテ(比)とのWBO世界S・フライ級王座決定戦に挑む。

ラスベガスで走り込む井岡

 井岡は4月下旬にラスベガス入り。朝6時のロードワークに始まり、午後はジーワーク、夜9時には就寝とボクシング漬けの日々を送っている。「ボクシングだけに集中できる環境が整っているので、メリットしかない」と本人も納得している様子だ。

 スパーリングは米国ナショナルチームの選手らと行い、その数は既に100ラウンドを超えている。その中で井岡は「(前回大みそかのニエテス戦は)左ジャブが少なかった」ことに気づいたという。「いろんなジャブがありますが、バリエーションをしっかりと使う、それを思い出しました」と話す表情は明るい。

スパーリングでは好感触をつかんでいる

 イスマエル・サラス、佐々木修平トレーナーらと過去最長となる8週間の合宿は、今週いっぱいで打ち上げ、来週には帰国する予定だ。「パリクテはニエテスとドローですから当然何かを持っていると思いますけど、僕自身が進歩を感じています」と井岡。30歳になった実力者は力強く語っている。

 なおチケットはチケットぴあにて発売中。当日はWBA・L・フライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)がタナワット・ナコーン(タイ)と初防衛戦、WBO女子S・フライ級王座決定戦、吉田実代(EBISU K’sBOX)vsケーシー・モートン(米)も組まれている。
https://t.pia.jp/sports/

ラミレスvsフッカー S・ライト級統一戦締結勝者が4冠統一戦プラン

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 無敗のS・ライト級チャンピオン同士、WBC王者ホセ・ラミレス(米)とWBO王者モーリス・フッカー(米)の統一戦が5日(日本時間6日)発表された。試合は7月27日、米テキサス州アーリントンのカレッジ・パーク・センターで行われる。ストリーミング配信サービスのDAZNが全米に中継する。

WBC王者ラミレス

 ロンドン五輪米国代表選手からプロ転向したラミレス(26)はトップランク&ESPN傘下でキャリアを進める。今回、フッカーの共同プロモーター、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン氏と交渉が成立。フッカーの地元(ダラス)へ乗り込んでの試合となる。

「この試合を本当に望んでいた。この試合に勝って上のレベルに進みたい。私は140ポンド(S・ライト級)で声明を発信続ける」とコメント。この統一戦が3度目の防衛戦となる。

WBO王者フッカー

 対するフッカー(29)は昨年、敵地イギリスで戴冠。ラミレス同様、今回がV3戦となる。「140ポンドのベストであることを世界に証明したい。私の夢はこの階級の統一チャンピオンに就くこと。ラミレスとの試合はその大きなステップになる。私は人の夢を潰すのが得意。ラミレスは次の犠牲者だ」と発言。

 マッチルーム社といっしょにロック・ネイション・スポーツにプロモートされるフッカーは現在カリフォルニア州サンディエゴで調整を行っている。

 今週金曜日7日、アーリントンでプレゼンが開催される予定。勝者がワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝、レジス・プログレイス(米=WBA王者)vsジョシュ・テイラー(英=IBF王者)の勝者と4冠統一戦が組まれるレールが敷かれている。Photos/SUMIO YAMADA

村田諒太に強力援軍 宿敵ブラントをよく知る男来日

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 WBA世界ミドル級王者ロブ・ブラント(米)との再戦(7.12エディオンアリーナ大阪)に向けて調整中の前王者、村田諒太(帝拳)に強力な援軍が登場した。

村田と新パートナーのアリアス

 4人目のパートナーとして来日したWBCミドル級8位のルイス・アリアス(米)は18勝9KO1敗1分の戦績を誇り、唯一の黒星の相手が元WBA、前IBFミドル級王者ダニエル・ジェイコブス(米)という実力者だ。

 ただ力があるというだけでなく、「ブラントはアマチュア時代から知り合いで、戦い方も弱点も知っている」というから頼もしい。「ブラントは昔から知っているけど正直そんなにいい選手じゃない。しっかり準備をすれば村田は勝てる」と言い切った。

 既に村田と計6ラウンドのスパーをしたアリアスは「村田はパワーに頼りすぎる部分がある。もう一つ、プラスアルファが必要」と指摘したが、それは村田も十分承知の上で、改善に取り組んでいるところ。村田は「ファーストコンタクトは緊張感があっていい」と新パートナーを歓迎した。

やや疲れはあるものの、すこぶる好調の村田

 今週日曜日には本田明彦会長が敬愛する米国のトレーナー、現在はノニト・ドネア(比)らを指導するケニー・アダムス氏が来日。「万全を期す」(本田会長)ために1週間の滞在で戦術の確認をする予定だ。

 雪辱戦に向けて「ボクシングの調子はとてもいい。しっくりきている」と充実した表情を見せる村田。あと1ヵ月あまりでリベンジ成功の確率をさらに上げていく。

ネリvsパヤノ正式発表 パッキャオvsサーマン前座

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 プレミア・ボクシング・チャピオンズ(PBC)は6日、7月20日に米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われるWBA世界ウェルター級タイトルマッチ、スーパー王者キース・サーマン(米)vs正規王者マニー・パッキャオ(比)のアンダーカードを発表した。

ネリ(右)とパヤノ、バンタム級実力者対決だ

 試合の模様はFOXが全米にPPV中継する。PPV中継のオープニングバウトは、日本になじみの深い元WBCバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)と元WBA同級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)による10回戦だ。

 ネリはV12王者の山中慎介から王座を奪い、その後はドーピング違反、計量失格、王座はく奪と物議をかもした。“悪童”イメージが定着したものの、その後は3連勝しており、いまだWBA正規&IBF王者に井上尚弥(大橋)、WBC暫定王者に弟の拓真(同)が君臨するバンタム級で主要な地位を占めている。

 昨年10月、WBSS初戦で井上に初回KO負けをしたベテランのパヤノは3月の再起戦に勝利して今回の試合を迎える。ネリvsパヤノはバンタム級の今後を占う上で重要な一戦だ。

 ほかに元WBCライト級王者でいまだ無敗のオマール・フィゲロア(米)がヨルデニス・ウガス(キューバ)とウェルター級12回戦。元IBF・S・ウェルター級王者セルゲイ・リピネッツ(ロシア)はジョン・モリナ(米)と対戦する。

花形進・日本プロボクシング協会長就任パーティー 大橋会長が人柄あらわす“秘話”披露

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 4月に日本プロボクシング協会の会長となった花形進・花形ジム会長(72歳)の会長就任を祝うパーティーが6日夕、横浜市内のロイヤルホールヨコハマで催された。

 実業家の藤木幸夫さんら地元横浜の有志の音頭取りで実現したもので、この日はボクシング関係者から後援者、はては花形会長の中学時代のクラスメートまで約150人が駆け付け、新会長の門出を祝福した。

協会長になった花形会長(中央)、任期は3年だ

 挨拶に立った元協会長の大橋秀行・大橋ジム会長は「自分は最初花形ジムに入ることが決まっていた。ジムを開くのは半年後で、花形会長は“よく考えたら、経験も自信もないからヨネクラに行った方がいい”と言ってくれた。花形会長の決断がなければ今の自分もなく、井上尚弥もなかった」。

 こんな秘話を披露した上で「自分のことより人のためを考える人、これがあれば必ずボクシング人気は復活する。自分も井上尚弥で勝負をかけ、花形会長の力になりたい」と語った。

 花形会長は「1期3年、一生懸命やってボクシングを盛り上げていきたい」と決意を表明していた。

辰吉寿以輝プロ12戦目 タフな相手にもKO宣言

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 大阪帝拳の吉井寛会長は12日、元世界王者・辰吉丈一郎(49)の次男で、デビュー以来11連勝(8KO)をマークしている辰吉寿以輝(22)の12戦目を7月26日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第2競技場で行うと発表した。

早くもプロ12戦目を迎える辰吉

 S・バンタム級8回戦で相手は9勝1KO9敗1分の藤岡拓弥(26=VADY)で、3連続KO勝ちしている同級18位の辰吉は「10位以内の日本ランカーとの対戦と聞かされていたが、相手のケガでキャンセルとなった。僕もケガで試合が流れたことがあるので仕方がない。左と足を使って勝ちます。KOで」と自信満々。

 吉井会長は「日本ランカーとの対戦がきまっていたが、1か月ほど前に負傷したと連絡があった。辰吉は次第に実力が追い付いてきて、ボクサーとしてのポテンシャルがあがっている。KOにはこだわらず、練習通りの動きをみせてほしい」と期待を寄せた。

 対戦相手の藤岡は負けが多いが、KO負けはアマエリートの中島一輝(大橋)で5回終了後に棄権したTKO負けが一度だけ。ジャブを主体に鋭い動きで手数を重ねて粘りが身上。日本タイトルに挑戦したことがある菊地永太(真正=引退)に競り負けた試合もある。

「粘るなら粘って下さい」と辰吉は強気。11戦目のように1回から左ボディフックを主体に一気の攻めができるかが試合のカギだ。

セミでホープ峯がデビュー戦

 セミファイナルで六島ジムからプロ入りを発表した近大ボクシング部出身の峯佑輔(23)の外国人相手のデビュー6回戦が組まれている。峯は7日、井岡弘樹ジムで行われるB級プロテストを受験。合格が決まれば、リングに上がる。


ゴロフキンあす復帰戦 存在感見せられるか

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 あす8日(日本時間9日)、米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)に元ミドル級3冠王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が登場。スティーブ・ロール(カナダ)との試合は164ポンド契約12回戦で、ゴロフキンは163ポンド(73.93キロ)、IBFミドル級9位のロールは163.8ポンド(74.29キロ)をマークした。

ゴロフキン(左)は復帰戦で“ドラマショー”を見せられるか

 昨年9月にサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)に敗れて不敗神話が崩れたゴロフキン(38勝34KO1敗1分)。自身6度目となるMSGで重要な復帰戦を迎える。

 ロールは19勝10KO無敗と好戦績ながら、ゴロフキンの敵ではないという見方がもっぱらだ。いまだミドル級で主要なポジションを占める37歳は、勝利だけでなく内容も問われる試合となる。Photo by Amanda Westcott

■ミドル級世界王者
WBAスーパー カネロ・アルバレス(メキシコ)
WBA ロブ・ブラント(米)
※ブラントは7月12日、大阪で村田諒太とV2

WBC カネロ・アルバレス(メキシコ)
WBC暫定 ジャモール・チャーロ(米)
※チャーロは29日、ヒューストンでブランドン・アダムスとV2戦

IBF カネロ・アルバレス(メキシコ)

WBO デメトゥリアス・アンドラーデ(米)
※アンドラーデは29日、プロビデンスでマチェック・スレッキとV2戦

近大出身の峯佑輔 B級プロテスト合格 7.26辰吉寿以輝の前座でデビュー戦

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 8日、大阪市東成区のグリーンツダジムで行われたプロテストで近大ボクシング部出身の峯佑輔(23=六島)がB級プロテストに合格した。峯は7月26日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で辰吉寿以輝(大阪帝拳)がメインで登場する大阪帝拳主催の「第80回ドラマチックボクシング」のセミファイナルでフィリピン選手とデビュー戦を行う。

7.26デビュー戦の峯

 峯は大阪府柏原市出身。小、中学生時代は正道会館で空手を学び、興國高校でボクシングを始めた。3年生の14年、国体L・フライ級優勝、インタハイ準優勝。

 近大に進んで1年生からレギュラーとしてリーグ戦で活躍。15年の台北カップ・フライ級優勝、17年の全日本選手権3位などの成績を残し、アマ通算51勝10RSC12敗。

テストでは鋭いジャブを見せた

 峯は「合格でき、ホッとしています。すでに試合が決まっているので、気を抜かずに練習に取り組み、デビュー戦を良い内容で勝ち、目標の世界チャンピオンへの第一歩をしっかり踏み出したい」と抱負を語った。

 六島ジムには大阪商大ボクシング活躍した国本陸(日本ミドル級3位)、桑畑デカナルド闘凛生が昨年入門しており、出世争いが激しくなりそうだ。

全勝対決 日大が5-4で東洋大制す 関東大学リーグ

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 アマチュアの第72回関東大学ボクシングリーグ戦は8日、後楽園ホールで第3週が行われ、1部リーグ戦では注目の日本大学-東洋大学の全勝校同士が直接対決した。

日大(左)は最終のミドル級で勝利を決めた

 7階級9試合による対抗戦は、4-4で迎えた最終ミドル級で荒本一成(日大)が田中廉人(東洋大)を5-0判定で破り結着。これにより日大が5-4で勝ち、今季3勝目を飾るとともに、6連覇に向けて大きく前進した。

 1部リーグの残り2試合の結果は、東京農業大学が拓殖大学を6-3で制して2勝目、駒澤大学は中央大学に6-3で勝ち、今季初白星を上げている。

 また2部(7人対抗)では、慶應義塾大学と法政大学の全勝対決は法大が6-1で圧勝して首位を守った。日本体育大学は平成国際大学を6-1で撃破し、専修大学は立教大学に5-2の勝ち。次回第4週は22日(土)に同じく後楽園ホールで予定される。

ゴロフキン4回KO勝ち 9ヵ月ぶり復帰戦飾る

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 元ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が8日(日本時間9日)、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでIBFミドル級8位スティーブ・ロール(カナダ)と164ポンド契約12回戦を行い、4回2分9秒KO勝ちを収めた。

 昨年9月、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)にプロ初黒星を喫して王座陥落。ゴロフキンは長年コンビを組んだトレーナーのアベル・サンチェス氏と袂を分かち、ジョナサン・バンクス氏を迎えての再スタート。

 格下のロールは2回にゴロフキンの顔面に左を決めて会場を沸かせたが、帝王を脅かすまでにはいたらない。ゴロフキンは4回にペースアップ。攻勢を強めて前に出ると、左フックでロールをキャンバスへ。レフェリーが10カウントを数えた。

 戦績を39勝35KO1敗1分とした37歳のゴロフキンはチューンアップファイトが終了。過去1敗1分でいずれも接戦だったカネロとの第3戦が実現するのかを含め、次戦の行方に注目が集まる。35歳のロールはアップセットならず。19勝10KO1敗。

 セミのS・ミドル級10回戦は、期待のアリ・アフメドフ(カザフスタン)がマーカス・マクダニエル(米)に3回1分41秒TKO勝ち。アフメドフは連想を15(11KO)に伸ばした。

バルデスが大差判定でV6 WBOフェザー級

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 WBO世界フェザー級タイトルマッチが8日(日本時間9日)、米ネバダ州リノのスパークス・コンベンション・センターで行われ、王者オスカル・バルデス(メキシコ)が挑戦者11位ジェイソン・サンチェス(米)に3-0判定勝ち。6度目の防衛に成功した。

バルデス(左)はKOこそならなかったものの見せ場を作った

 安定王者バルデスが初回から試合を優位に進めた。5回には左フックを打ち込んでサンチェスがダウン。しかし、世界初挑戦のサンチェスはここを踏みとどまり、7回に反撃シーンを作るなど意地を見せた。

 バルデスは最終回にKOチャンスを作ったものの、最後まで挑戦者に粘られて終了のゴング。最終スコアは118-109×2、117-110。バルデスは無敗キープで26勝20KO。サンチェスは14勝7KO1敗。Photo/SUMIO YAMADA

■フェザー級世界王者
WBAスーパー レオ・サンタクルス(メキシコ)
WBA 徐燦(シュ・ツァン=中国)

WBCダイヤモンド レオ・サンタクルス(メキシコ)
WBC ゲーリー・ラッセルJr(米)

IBF ジョシュ・ウォーリントン(英)

WBO オスカル・バルデス(メキシコ)

 前座ではリオデジャネイロ五輪金メダリストのロブソン・コンセイカオ(ブラジル)がS・フェザー級8回戦でカルロス・ルイス(メキシコ)に3-0判定勝ち。デビューからの連勝を13(6KO)に伸ばした。

関西学生は三つ巴で最終週へ 大阪商大やや優位か

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 第73回関西学生ボクシングリーグ第4週は9日、大阪・吹田市の関西大学ボクシング場で1部、2部リーグ5試合が行われた。4校が2勝1敗で並ぶ混戦となった1部は、大阪商大が関西大を9-0で完封。芦屋大も関西学院大を8-1と寄せ付けなかった。2勝1敗同士の近大ー同志社大学は最終ミドル級決戦までもつれ、近大が5-4で前年王者の面目を保った。

 この結果、近大、芦屋大、大阪商大が3勝1敗で並んだ。23日の最終日は近大ー芦屋大戦があり、大阪商大はリーグ戦4敗の関西学院と対戦する。2校が4勝1敗で並んだ場合、優勝は勝者数で決める。

 4週を終えた時点の勝者数は近大、芦屋大が25で大阪商大は24。近大、芦屋大は拮抗した対抗戦が予想されるため、大阪商大は関西学院戦で大きくポイントを落とさず勝利すれば5年ぶり4度目の優勝を飾ることができる。

 2部リーグは龍谷大が桃山学院大に5-2、立命館大が京都産業大に6-1で勝ち、ともに2戦全勝で23日の最終日に優勝をかけて戦う。

大阪商大はミドル級齊藤の勝利をもって関西大を完封

◇大阪商業大9-0関西大
 関西大は2人エントリーしなかった。大阪商大はフライ級の藤田龍馬(2年)が手数で優勢に立ち、3-2の判定勝ちしてスタートを切り、バンタム級は主将・池側純(4年)、内田匠吾(4年)が5-0のポイント勝ち。ライト級のルーキー・加藤一輝が手数で勝ってデビュー勝ち。重量級は細野勝梧(2年)、丸石迅矢(4年)が続き、ミドル級は齊藤翔太(3年)が関西大主将、宮本大樹(4年)との打撃戦を制した。

近大はミドル級細野が勝利、同志社大との接戦を制した

◇近大5-4同志社大
 近大はL・ライ級は欠場。フライ級・井上颯(4年)、バンタム級・井上彪(3年)の兄弟が同志社大の松本智哉(4年)、宮垣仁(2年)の肉薄を封じてポイント勝ち。続くバンタム2人目の坂本達也(3年)も上下にパンチを打ち分けて原田真都(1年)を判定で下した。

 同志社大はライト級の増田将(3年)がRSC勝ち、新人・梶原武蔵もデビューを飾り3-3に。L・ウエルター級は近大の中勇人(4年)、ウエルター級は同志社大の小林将太(3年)が打ち勝ち4-4のミドル級決戦に。近大・細野恭兵(4年)、同志社大・櫻井二世(4年)の主将対決となったが、細野が左右ボディーブローを中心に右ストレートもヒットして5-0でポイント勝ちした。

全日本UJ王座関西ブロック代表決まる

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 第6回全日本UJボクシング王座決定戦関西ブロック選考会最終日は9日、大阪・吹田市の関西大学ボクシング場で行われた。

 6人がエントリーの中学男子45キロ級の決勝があり、サウスポーの定廣征季(京都・北宇治)が米田仁哉(奈良・八木)を破った。これで今月22、23日の両日、宮崎市の日章学園高ボクシング場で開催の西日本代表選考会に出場する関西ブロック全代表が決まった。

中学男子45キロ級で代表を決めた定廣(右)

 西日本代表選考会は全日本UJ王座決定戦(8月25日、東京・墨田区総合体育館)の出場権をかけて関西・中国・四国・九州ブロック代表が争う。以下、関西ブロック代表は次のみなさん。

◇小学生女子
34キロ級 山本杏依香(大阪・淀川)=認定
37キロ級 三木姫愛(大阪・福泉)

40キロ級 黒田あやめ(大阪・三宅柳田)=認定
43キロ級 中山清葉(大阪・錦西)=認定

◇小学生男子
31キロ級 大西悠斗(兵庫・石海)=認定
34キロ級 遠藤空我(京都・大藪)
37キロ級 藤木勇我(大阪・西生野)

40キロ級 藤尾幸輝(滋賀・速野)
43キロ級 牧野鳳介(大阪・太田)=認定
48キロ級 山根清哉(大阪・東)=認定

56キロ級 松浦誠生也(大阪・加賀屋東)

◇中学女子
42キロ級 三井来那(奈良・大成)
45キロ級 加藤花音(兵庫・藤井寺)

54キロ級 高倉日向(大阪・浜寺南)=認定

◇中学男子
33キロ級 松江吟仁(兵庫・加古川)
36キロ級 中村纏(京都・維孝館)
39キロ級 伊藤千飛(兵庫・荒牧)

42キロ級 平井温(大阪・春木)
45キロ級 定廣征季(京都・北宇治)
48キロ級 藤木勇利(大阪・生野)

51キロ級 森脇龍星(兵庫・須磨北)
54キロ級 齋藤輝来(京都・北宇治)
57キロ級 大原英斗(大阪・月州)

60キロ級 吉田望人(京都・神川)
63キロ級 梶野翔太(大阪・新池)=認定


世界9位オルクタが重体 メキシコの地域王座戦

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 7日金曜日、メキシコのイスタパ・シワタネホで行われたS・フライ級地域タイトル戦で10回TKO負けしたWBC同級9位フェリペ・オルクタ(メキシコ)がストップ後、意識を失いリングで昏倒。病院で脳手術を受け容体が心配されている。

容体が心配されるオルクタ Photo/SUMIO YAMADA

 オルクタ(33)はこの試合も含めて21勝15KO1敗の地元ホープ、ジョナタン・ハビエル・ロドリゲス(23)と拮抗した攻防を展開。しかし10回、ロープに詰まりロドリゲスの乱打を浴びストップがかかった。

 経験豊富なメキシコシティのレフェリー、ラファエル・サルダーニャのストップのタイミングは妥当な判断に思われた。リング上で応急手当を受けたオルクタだが意識は戻らず、試合地から車で近郊で比較的大きな町ウルアパンに搬送され手術を受けた。

 試合はロドリゲスが持つFECOMBOX(通称WBCメキシコ王座)S・フライ級王座が争われた。“ガジート”(闘鶏)のニックネームで呼ばれるオルクタは13年と14年に当時のWBO・S・フライ王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に敵地で挑み2-1、2-0判定負け。

 昨年9月にはロサンゼルスのザ・フォーラムで行われたSUPERFLY3のメインで現WBC・S・フライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦。3-0判定負けだったが、強敵を相手に果敢に打ち合い会場を興奮させた。プロキャリアのほとんどを名将ナチョ・ベリスタイン氏の下で送っている。

バルデスにフランプトン戦浮上 ジュダー試合後入院

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■8日(日本時間9日)米ネバダ州リノでジェイソン・サンチェス(米)に判定勝ちでV6に成功したWBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ=米、写真)について、プロモーターのトップランク社ボブ・アラム氏は元2階級制覇王者カール・フランプトン(英)との対戦をほのめかした。

S・バンタム級とフェザー級を制したフランプトンは同社とサインしチャンスを狙っている。同時にバルデスはリング上のインタビューで、130ポンド(S・フェザー級)転向の可能性がかなりあることを明かした。Photo/SUMIO YAMADA

■元S・ライト級、ウェルター級王者ザブ・ジュダー(米)が7日(日本時間8日)ニューヨーク州ベローナで以前ランカーだったクレタス・セルダン(米)に11回TKO負け。41歳の今もリングに上がるジュダーは試合後、入院した。しかし大事には至らず周囲を安心させた。それでも脳へのダメージでリング復帰の道は断たれる見込みだ。試合は空位のNABA・S・ライト級王座が争われ、国際ボクシング名誉の殿堂入りセレモニーにちなんで開催された。

■女子ボクシングの複数階級チャンピオン、アマンダ・セラノがニューヨークで毎年恒例のプエルトリコ・デーのイベントでギネスブックに登録された。プエルトリコがルーツのセラノはS・フライ級からS・ライト級まで7階級の世界王座を獲得したことが評価されたもの。セラノ(30)はボクシングのほか総合格闘技UFCのリングにも上がっている。

元プロボクサーの袴田厳さんを救え! 支援団体が最高裁に「公正なジャッジ」要請

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 元プロボクサーの死刑囚で無罪を訴え続ける袴田巌さんを支援する日本プロボクシング協会など支援団体は11日、袴田さんの再審をただちに開始するよう最高裁判所に要請した。この日は東京高裁が静岡地裁の再審開始決定を取り消した“不当決定”からちょうど1年に当たる節目の日だった。

東京高裁前でアピールする左から森さん、真部会長、今岡会長

 ボクシング界からは協会の袴田巌支援委員会から真部豊会長、今岡武雄会長、さらに袴田事件を描いた漫画『スプリット・デシジョン~袴田巌 無実の元プロボクサー~』(日本プロボクシング協会制作)の作画を担当した元プロボクサーの森重水さんが参加。「最高裁には公正なジャッジをしてほしい」と声をそろえた。

 静岡地裁は14年3月、DNA鑑定の結果などをもとに再審開始を決定。重要証拠品となった犯行着衣を「捜査機関による捏造の疑いが強い」とまで言い切り、袴田さんは釈放された。

 しかし、東京高裁は昨年6月、検察側の即時抗告を認めて再審決定を取り消した。現在は最高裁で審理が続いている。

 最高裁の判断によっては、83歳の袴田さんが再び拘置所に収監される可能性があり、支援団体は再審の開始を強く求めている。

亀田京之介がドローで東日本新人王次戦進出

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 亀田3兄弟の従弟“浪速の狂拳”こと亀田京之介(協栄)が11日、後楽園ホール「ファイティング・スピリット・シリーズ41」で東日本新人王フェザー級予選に挑み、牛島龍吾(八王子中屋)と三者三様のドロー。優勢点で次戦進出を決めた。。

 初回は長身の牛島がプレスをかけ、亀田がカウンターを狙う展開だったが、2回は一転して激しい打撃戦。亀田が左ボディを決め始め、3回は左フックで牛島をグラつかせた。

 4回は牛島が手数で盛り返し、スコアは39-37で亀田、39-38で牛島と割れたが、38-38をつけたジャッジが優勢点を亀田に与えた。

 ドローを悔しがった亀田は「3回は手ごたえがあった。効いているのは分かったけど、カウンターが得意なので待ってしまった」と悪いクセが出たと反省の弁。それでも次戦進出が決まり「ドローなので相手の選手の分まで優勝しないと失礼」とあらためて優勝を誓った。亀田は3勝2KO1敗1分。牛島は3勝2KO1分。

 西宮香風高、日大でアマキャリアを積み、高校選抜準優勝の経験を持つ大峯優真(ワタナベ)はB級デビュー戦でKO負けだった。

◇S・フライ級6回戦
アラン・ディパエン(タイ)[TKO2回1分1秒]荒川竜平(中野ワイトウ)

◇67.0キロ6回戦
西川宏次郎(八王子中屋)[KO3回1分0秒]大峯優真(ワタナベ)

◇S・フェザー級6回戦
遠藤勝則(角海老宝石)[TKO2分35秒]鯉淵健(横浜光)

高橋竜平が5回TKO勝ち 世界挑戦失敗から再起

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「フェイティング・スピリット・シリーズ41」が11日、後楽園ホールで開催され、メインのS・バンタム級8回戦で、日本同級11位の高橋竜平(横浜光)がイム・ジヌク(韓国)に5回終了TKO勝ち。1月にIBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)に敗れて以来の試合に勝利した。

高橋は終始リードを保って再起戦に勝利した

◇S・バンタム級8回戦
高橋竜平(横浜光)[TKO5回終了]イム・ジヌク(韓国)
 機動力とテンポの速さが売りの高橋は初回から自分のボクシングを機能させ、上下にパンチを打ち分けていった。

 イムはワンツーで迫ったが、高橋のスピードについていけない。5回終了のインターバルで、鼓膜が破れて耳が聞こえなくなり棄権を申し出た。

 高橋は17勝6KO4敗1分。イムは16年11月、神戸でOPBF王者だった久保隼(真正)戦に続いて日本で連敗。10勝3KO7敗。

◇フライ級8回戦
望月直樹(横浜光)[3-0(79-73×2、80-72)]ウィッタマス・バサペアン(タイ=サマートレック・ゴーキャットジム)
 日本フライ級5位の望月は2月、日本同級王座決定戦で中谷潤人(M.T)に敗れてからの再起戦。望月は初回終了間際、L・フライ級で井上尚弥、八重樫東に世界挑戦経験を持つウィッタマスの左フックをもらったが、その後は出入りのスピードを生かし、ウィッタマスの攻撃を外してコツコツとパンチを当てていった。

 望月は後半に入ると連打をまとめるシーンもを何度か作ったが、ウィッタマスも強気にパンチを打ち返し、判定決着となった。再起成功の望月は16勝8KO4敗。34歳のウィッタマスは34勝12KO10敗1分。

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