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Channel: Boxing News(ボクシングニュース)
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井岡一翔あす無観客でロドリゲスとV3戦 五輪に刺激「次はプロの王者として僕が返す番」

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 あす9月1日、東京・大田区総合体育館でゴングが鳴るWBO世界S・フライ級タイトルマッチの計量が31日行われ、3度目の防衛戦となるチャンピオンの井岡一翔(志成)がリミットの52.1キロ、挑戦者1位フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)が51.7キロで合格した。

リミットで計量合格の井岡

 計量後リモート取材に応じた井岡(32=26勝15KO2敗)は「時間をかけて調整したのでいい仕上がりだと思う」と落ち着いた表情。東京オリンピックで女子ボクシングの入江聖奈(日体大)が金メダルを獲得するなどボクシング勢が活躍したことを問われると、「アマチュア選手の活躍でボクシングが盛り上がってうれしい気持ちと、プロのチャンピオンとして僕も盛り上げなくちゃいけない気持ちがある。刺激をもらったので次は僕が返す番だと思ってます」と意気込みを語った。

 3度目の防衛戦は東京都に緊急事態宣言が発令される中、無観客での試合となる。井岡は「この状況で試合ができることに感謝して戦う気持ちと、やる以上は結果を残さないといけない気持ちがある。観ている人に何か伝わるような試合がしたい」と力強く語った。

挑戦者ロドリゲス(右)も気合い十分

 400グラム・アンダーで計量を終えた元WBO&IBFミニマム級王者ロドリゲス(29=34勝24KO4敗1分)も明るい表情で調子は良さそうだ。7年ぶりの世界王者復帰、2階級制覇に向けて「メキシコのボクサーはハートで戦う。私たちは戦士だ。勝つために万全の準備をしてきた」と気合い十分だった。

 試合の模様は1日午後9時からTBS系列で全国生中継される。東京五輪女子フェザー級金メダリストの入江がスペシャルゲストを務める。写真=志成ジム提供

【予備検診結果】
    井岡一翔 ロドリゲスJr
身 長 164.9㎝   163.1㎝
頸 周 33.9㎝    36.5㎝
胸 囲 90.0㎝    89.0㎝
リーチ 168.0㎝   169.0㎝
視力 左2.0右1.2   左0.2右0.8
拳 左24.5㎝右24.2㎝ 左26.0㎝右26.0㎝


Ioka, Rodriguez clear weigh-ins for WBO super flyweight title match in Tokyo

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Both World Boxing Organization super flyweight champion Kazuto Ioka of Shisei Boxing Gym and second-ranked challenger Francisco Rodriguez Jr. of Mexico both cleared the weigh-ins on Aug. 31 for their title match on Sept. 1 at Tokyo’s Ota-City General Gymnasium.

The scheduled 12-rounder will be held behind closed doors due to COVID-19 state of emergency placed by the Japanese government.

The 32-year-old Ioka weighed in at the class limit of 52.1 kgs (115 lb), while the second-ranked Rodriguez tipped the scales at 51.7 kgs (114 lb).

After the weigh-ins, Ioka, who is making his third defense of the title he captured in June 2019, held a press conference online and said, ‘’I am in a tip-top shape since I have spent a lot of time reducing my weight.’’

When asked about Japanese amateur boxers’ success in the just-ended Tokyo Olympics, Ioka replied, ‘’(Japanese) amateur boxers’ meritorious success boosted the popularity of boxing. Since I was inspired by them, I think it’s my turn to give back to them.’’

‘’Considering the current circumstances (of rampant COVID-19), I think I will thank people who have made it to realize the fight. I will do the kind of the fight people will get something by seeing the fight,’’ Ioka added.

Meanwhile, the 29-year-old Rodriguez, a former WBO and International Boxing Federation minimumweight champion, also appeared fine as he said, ‘’Mexican boxers fight with their heart. We are warriors. I have practiced what I had to do to win.’’

Ioka, who has won world titles in four different weight divisions as the only Japanese to do so, has a 26-2 win-loss tally with 15 KOs. Rodriguez has a record of 34 wins, including 24 knockouts, against four losses and a draw. He has been continuing 15 straight wins.

The Tokyo Broadcasting System Television (TBS) will televise the fight nationwide from 9 p.m. with Tokyo Olympics women’s featherweight gold medalist Sena Irie expected to serve as a special guest. (Photos by Shisei gym)

WBO・S・フェザー級戦 へリングvs.スティーブンソン 10.23アトランタで開催

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 WBO・S・フェザー級王者ジャメル・へリング(米)と同級暫定王者シャクール・スティーブンソン(米)の一戦が10月23日、米アトランタのステートファーム・アリーナで行われることが決まった。31日(日本時間1日)両者がソーシャルメディアでメッセージを交換。主催するトップランク社が伝えた。

王者ヘリング(右)と暫定王者スティーブンソン

 へリングは19年に伊藤雅雪(横浜光)を攻略して奪った王座をこれまで3度防衛。最新の今年4月のV3戦では元王者カール・フランプトン(英)をストップして引退に追い込んだ。

 一方リオデジャネイロ五輪銀メダリストのスティーブンソンはプロ13戦目でWBOフェザー級王座に就き、返上後、今年6月に決定戦で同S・フェザー級暫定王座に就いている。

 前座カードでは8月にプロデビューしたモハメド・アリ氏の孫ニコ・アリ・ウォルシュ(米)が2戦目を予定。また地元の元ヘビー級統一王者イベンダー・ホリフィールド氏の息子イバン・ホリフィールド(米=7勝5KO無敗)も出場予定。

ララがWBA・S・ウェルター級王座返上 ミドル級で村田諒太に挑戦希望

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 WBAのS・ウェルター級とミドル級でそれぞれレギュラー王者を占めるエリスランディ・ララ(キューバ=写真)が31日、S・ウェルター級王座を返上した。ボクシングシーン・ドットコムなどが伝えた。WBA・S・ウェルター級スーパー王者にはジャーメル・チャーロ(米)が君臨している。

 ララ(38)は同級王座だった18年、当時のIBF王者ジャレット・ハード(米)との統一戦に敗れて無冠。しかし翌年、決定戦に勝って王座に復帰。一度防衛後、今年5月、トーマス“コーンフレーク”ラマンタ(米)とのWBAミドル級レギュラー王座決定戦で初回KO勝ち。村田諒太(帝拳)がスーパー王者に昇格後空位になったベルトを獲得した。その後S・ウェルター級とどちらの王座を保持するか選択を迫られていた。

 WBAのミドル級はクリス・ユーバンクJr(英)が暫定王者だったが、暫定王者の全面廃止により無冠となっている。レポートによるとララは村田へ挑戦を希望している。Photo by SUMIO YAMADA

フェザー級王者バルデスから違反物質 今月10日防衛戦に暗雲

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 今月10日にV1戦を予定しているWBCフェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ=写真)からVADA(ボランティア・アンチドーピング協会)の検査で違反物質が検出された。米国メディアの報道で、それは利尿作用がある成分だという。

 利尿剤はボクサーに付き物の減量を促進するために使用が認められている。しかし利尿剤によって他の違反薬物を体内から流すという疑いもあり今回、問題となっている。

 バルデス(29勝23KO無敗)は10日(日本時間11日)米アリゾナ州ツーソンで、リオデジャネイロ五輪金メダリストのロブソン・コンセイサン(ブラジル)を相手にミゲル・ベルチェルト(メキシコ)から奪取した王座の防衛戦を予定。WBCは「Bサンプル」の検査結果を待って判断を下すという。最悪の場合、試合キャンセル、タイトルはく奪の可能性もある。

 バルデスと同じリングでは、WBO世界フライ級王者の中谷潤人(M.T)が元WBO・L・フライ級王者アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)を相手に初防衛戦を行う。Photo by SUMIO YAMADA

井岡一翔がWBO・S・フライ級V3 ロドリゲスに中差判定勝ち

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 WBO世界S・フライ級タイトルマッチが1日夜、東京・大田区総合体育館で挙行され、チャンピオン井岡一翔(志成)が2位挑戦者フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)に3ー0判定勝ち。3度目の防衛に成功した。

 緊急事態宣言下の東京で無観客で行われた試合。まずは様子伺いの井岡に対し、ロドリゲスは初回から積極的にパンチをつなげていく。

 ベテラン井岡が落ち着きを失うほどではないが、しつこいメキシカンの右ストレート、左フックが王者の顔面をヒットする場面も。井岡の左ボディがきれいに決まると動きが止まるが、まだ元気なうちはそれでも前進を続けるロドリゲス。4回終了間際には右カウンターの応酬で挑戦者が上回った。

 序盤はロドリゲスのプレスに井岡もフィジカルで対抗するところがあったが、ボディへのカウンターも効き始め、6回あたりになるとロドリゲスがそれまでの押し一辺倒からペースダウン。両者の距離が開くと井岡のカウンターがさらに冴え、中盤は明白に主導権を握った。

 ところがロドリゲスは終盤9回もう一度発奮。ギアを上げて井岡を猛然と押し込み、細かい左右を繰り出す。10回は井岡も引かず、右カウンターで踏みとどまる。11回、ロドリゲスの追い足が鈍ったところに井岡は得点したが、最終12回まで挑戦者の気迫のプレッシングには苦労した。

 日本の3ジャッジ(福地、染谷、池原)はいずれも116-112でチャンピオンを支持。終盤に訪れたもうひと山を押さえた井岡がクロスファイトを勝ち抜いた。井岡は26勝15KO2敗、ロドリゲスは34勝24KO4敗1分。

井岡の話「タフな相手? 試合前から想定はして、準備してきたんですけど、コロナ禍の中、日本に来てタイトルを取りに来るという死に物狂いの気持ちが強い選手だった。手を焼いたけどこういう選手に競り勝てたのは大きかった。無観客? たくさんお客さんがいて試合が成立してきたので不安はありましたけど、テレビで放送してもらってテレビの向こうで応援してくれている人がいると思うと心強かったです。次? 今日無事防衛できたのでずっと言っている統一戦を実現して、このクラスで井岡一翔が一番強いというころを証明したい」

◇S・ライト級8回戦
石脇麻生(寝屋川石田)[TKO5回1分37秒]粕谷雄一郎(角海老宝石)
 日本ライト級13位の粕谷が初回からジャブ、左ボディと右ストレートのコンビネーションで石脇に迫った。石脇も徐々に手数を増し、アッパーを使って粕谷に対抗。3回は粕谷が外から右、左フックを再三ヒットし、石脇も対抗して試合がヒートアップしていった。

 4回も粕谷が攻め、石脇もクリーンヒットを決めて一歩も引かない。粕谷は左目が腫れてきた。迎えた5回、石脇が右カウンターを決め、左をフォローすると粕谷が尻からダウン。主審がカウンター途中でストップした。石脇は連敗脱出で9勝7KO4敗1分。粕谷は14勝4KO3敗2分。

◇55.5キロ4回戦
吉村英人(ハッピーボックス)[3-0(39-36×2、38-37)]尾川裕二郎(EBISU K’sBOX)

金メダルの入江聖奈がゲスト解説「もっと喋りたかった」プロ入りは否定

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 WBO・S・フライ級チャンピオン、井岡一翔(志成)の世界タイトルマッチで東京五輪女子フェザー級金メダリストの入江聖奈(日体大)がスペシャルゲストを務め、試合後にメディアの取材に応じた。

 井岡が116-112×3で挑戦者2位フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)を下した一戦について、「ロドリゲスさんの攻撃でヒヤッとしたところもあったけど、井岡さんは顔がきれいで芯を食わないディフェンスをしていた」と興奮気味に話した。

 技術的に「得たものは?」と問われると、「打ち合っても頭をずらす井岡さんのディフェンス」、「相手が入ってくるのに合わせる井岡さんのアッパー」、「ロドリゲスさんのツーワン」を挙げて金メダリストらしく分析。さらには「もう少ししゃべりたかった。もっと振ってほしかった」と報道陣を笑わせることも忘れなかった。

 今後についても質問が飛んだが、これまで通り大学生活と同時に現役生活にピリオドを打つ方針は変えず、プロ入りについては「男子だったら(今日の試合を観て)心変わりしたかもしれないけど、女子プロはまだ厳しいところがあるので私は行かないと思います」と語った。

Ioka hammers out unanimous decision over Rodriguez, retains WBO super flyweight crown.

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World Boxing Organization super flyweight champion Kazuto Ioka of Shisei Boxing Gym, who had some difficulty with his challenger’s active boxing, pounded out a unanimous decision over second-ranked Francisco Rodriguez Jr. of Mexico and retained his title on Sept. 1 in Tokyo.

It was the 32-year-old Ioka’s third successful defense of the title he captured in June 2019.
There were no knockdowns throughout the 12-round fight at Ota-City General Gymnasium held behind closed doors due to COVID-19 state of emergency placed by the Japanese government. All three Japanese judges scored the fight 116-112 for Ioka.

After the fight, Ioka said from the ring, ‘’Although I had a hard time dealing with the desperate challenger, I managed to come through. It was a good experience for me. Though there were no spectators at the gymnasium, I fought thinking about many fans rooting for me via television. My next aim is to unify all the super flyweight titles.’’ The fight was televised live nationwide by the Tokyo Broadcasting System Television (TBS).

Rodriguez started out fast by landing a pair of left hooks to the head in the first round. But Ioka retaliated by landing left hooks to the body.

The 29-year-old Mexican fighter, a former WBO and International Boxing Federation minimumweight champion, occasionally switched to a southpaw style to try to confuse Ioka and visibly landed left-right combinations to the head and body from around the third to the middle rounds.

Ioka retaliated with his sharp left jabs to the head and left hooks to the body from the seventh stanza, and Rodriguez suffered a cut above the left eye while having a nosebleed.

Though the gutsy challenger occasionally landed left-right hooks to the head, Ioka hung tough and clearly took the last two rounds by landing left hooks to the body and overhand rights to the head.

With the victory, Ioka, who has won world titles in four different weight divisions as the only Japanese to do so, improved his record to 27 wins, including 15 knockouts, against two losses. Rodriguez, who had been continuing 15 straight wins, sagged to a 34-5-1 win-loss-draw tally with 24 KOs.

Ioka weighed in at the class limit of 52.1 kgs (115 lb), while Rodriguez tipped the scales at 51.7 kgs (114 lb).


江坂ボクシングクラブ JR京都線岸辺駅近くに新築移転

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 江坂ボクシングクラブが1日、大阪府吹田市岸部北2-5-16に新築移転オープンした。トレーナー兼会長代行の福山正治氏(55)が辻本章次会長からジムを引き継ぎ、新生江坂ジムの会長に就任した。辻本会長は名誉会長に。

 近畿大OBでヨネクラジムに所属した辻本前会長は元日本ウェルター級王者で12度タイトルを防衛、世界にも挑戦した。引退後の93年に地下鉄江坂駅近くの自宅マンション1階に江坂ジムを開設。ジムからは元日本S・フライ級王者、守部厚希が誕生した。辻本前会長は6年前から病気療養中で、マンションが建て替えられることから福山新会長が新ジムを建設して江坂ジムの看板を継承した。

福山正治会長

 JR京都線岸辺駅近くの新ジムは2階建て。2階が約100平方メートルのジムで1階はトレーニングジムが入居。ジム前にトレーラーハウスの美容サロンも併設している。2階への階段の壁面に辻本名誉会長、兄の元日本ライト級王者、英守(大星、故人)、守部の写真を飾っている。現在、プロはA級の湯川翔太ら5人。福山会長は「江坂ジムの看板を守っていき、新しいジムでチャンピオンを育てたい」と意気込んでいる。

■江坂ボクシングクラブ
大阪府吹田市岸部北2-5-16
TEL 06-6384-3111
http://www.esaka-gym.com/

WBO・S・フライ級V3の井岡一翔 IBF王者アンカハスとの統一戦を熱望

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 フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)を下してWBO世界S・フライ級王座3度目の防衛に成功したチャンピオン、井岡一翔(志成)が試合から一夜明けた2日、オンライン会見に臨んだ。

 井岡が「メキシカンは(ほかの国と比べて)極端に違う」と言う独特のやりづらさを前面に序盤から飛ばしてきたロドリゲスに対し、中盤まではペースをつかみづらい展開となった昨晩の試合。

「内容には満足していない、歯がゆいというか」と語ったチャンピオンだが、「今回の試合を行えたこと、それに勝てたこと。そこに尽きると思う」とサバイバルした感慨をあらわした。

 今後については、昨日も語った通り、IBF王者のジェルウィン・アンカハス(比)との統一戦を年内に希望している。これはフアン・エストラーダ(メキシコ)とローマン・ゴンサレス(ニカラグア)のライバル戦がしばらく続いていることも影響しているが、アンカハスを下して2団体王者となり、ロマゴン-エストラーダの勝者と最終的なS・フライ級統一タイトルマッチに臨むというのが井岡の理想だ。写真=志成ジム提供

Tokyo Olympics women’s featherweight gold medalist Irie denies to turn pro

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Just-ended Tokyo Olympics women’s featherweight gold medalist Sena Irie of Nippon Sport Science University said on Sept. 1 that she will not turn professional after graduating from the university.

The 20-year-old Irie, a junior at the university, served as a special television commentator for the World Boxing Organization super flyweight title match between champion Kazuto Ioka and second-ranked Francisco Rodriguez Jr. of Mexico in Tokyo (in which Ioka won a close but unanimous decision to retain the title), said she will hang up the gloves at the end of the university.

‘’Had I been a male, I might change my mind (after watching the fight). But I will probably not turn professional considering the present poor circumstances surrounding women’s boxing in general,’’ she added.

‘’I hoped I would have had more opportunities to speak during the fight tonight, Irie said.’’

S・ライト級4団体統一王者テイラー 12.18凱旋防衛戦 勝てばウェルター級進出か

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 S・ライト級4団体統一王者のジョシュ・テイラー(英=写真)が12月18日、英グラスゴーのSSEハイドロでWBO指名挑戦者ジャック・カテラル(英)と防衛戦を行うことになった。

 WBAとIBF王座を保持していたテイラーは5月、対抗王者ホセ・ラミレス(米)を小差判定で下してWBCとWBO王座を吸収。バーナード・ホプキンス(ミドル級)、ジャーメイン・テイラー(同)、オレクサンドル・ウシク(クルーザー級)、テオフィモ・ロペス(ライト級)に続く史上6人目の4団体統一王者となった。

 テイラー(30=18勝13KO)は4団体統一後、ラミレスとの再戦やウェルター級進出などの話があったが、今回は英国期待のカテラル(28=26勝13KO)との指名防衛戦を選択。この試合に勝利した後、激戦のウェルター級に進出するとみられている。

 会場のSSEハイドロは19年5月、テイラーがIBF王者イバン・バランチク(ベラルーシ)を下して初めて世界タイトルを獲得した場所で、スコットランド出身の王者にとってはホームに近いアリーナ。このときはバンタム級の井上尚弥(大橋)と競演したWBSS準決勝で、テイラーはここから2年で4団体統一を成し遂げた。Photo by SUMIO YAMADA

日本フェザー級王者の丸田陽七太 世界見据え 11.27後楽園ホールV1戦

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 日本フェザー級チャンピオンの丸田陽七太(森岡)が3日、森岡和則会長とともにオンラインで記者会見を開き、11月27日後楽園ホール「DANGAN246」で同級8位の日野僚(川崎新田)と初防衛戦を行うと発表した。この日のセミでは日本同級最強挑戦者決定戦、渡部大介(1位=ワタナベ)vs.阿部麗也(2位=KG大和)が開催される。

世界ランキング7位につける丸田

 関西のホープとして2015年のデビューから注目を集める丸田(24=11勝9KO1敗1分)は今年2月、佐川遼(三迫)を7回TKOで下してタイトルを獲得した。もともと180㎝の長身とスピード、テクニックはピカイチだったが、佐川戦では弱点と言われたフィジカルと、ややディフェンシブだったボクシングを見事に改善。丸田はこの試合でチャンピオンカーニバルのMVPに選ばれた。

 初防衛戦で迎える日野(30=14勝9KO2敗2分)は19年12月の日本タイトル初挑戦で佐川に判定負けでいるが、クセのある長身サウスポーで、丸田も「独特のやりにくさとかはあるかなと思っている」と警戒する相手。それでも、「今後世界に向けてサウスポーとなることもあるだろう」(森岡会長)ということで今回の試合を受け入れたという。

オンラインで会見する丸田と森岡会長

 そう、デビューしたときから丸田が目標にしているのは世界だ。佐川を下して現在はWBCとIBFで7位にランクされる。セミで挑戦者決定戦が組まれたことを問われると、「正直世界を決まればそっちにいきたい気持ちはありますが、決まらなければ最強挑戦者の挑戦を受けることになると思います」と率直に語った。

 日本タイトル獲得後にはサポーターズクラブが生まれ、ボクシング一本で生活できる環境が整うなど、ボクシング人生の“夏”が到来した印象を与える丸田。勢いに乗ってきたチャンピオンは「サウスポーの相手になるので、右利き同士とはまたちょっと違う戦い方になると思う。違う動きの中で倒す姿を見てもらいたい」と力強くKO防衛を宣言した。

WBO champ Ioka wants to face IBF ruler Ancajas within this year

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World Boxing Organization super flyweight champion Kazuto Ioka of Shisei Boxing Gym, who retained his title for the third time on Sept. 1 in Tokyo with a close but unanimous decision over Francisco Rodriguez Jr. of Mexico, held a press conference online on Sept. 2 and said he wants to face International Boxing Federation kingpin Jerwin Ancajas of the Philippines within this year to unify the titles.

According to Ioka’s plan, if he can beat Ancajas, that will set the stage for Ioka to face the winner of World Boxing Association super flyweight super champion Juan Francisco Estrada of Mexico and former many-time world champion Roman ‘’Chocolatito’’ Gonzales of Nicaragua on Oct. 16 in the United States.

Touching on the Sept. 1 fight with Rodriguez, Ioka said, ‘’Though I am not satisfied with the content of the fight at all. The bottom line is I was able to do the fight and won it.’’ Photo by Shisei gym

カナダの女子試合でリング禍 18歳メキシコ選手が帰らぬ人に

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 先週土曜日28日、カナダのモントリオールで行われた女子のウェルター級6回戦で4回TKO負けしたジャネット・サカリアス(メキシコ)が3日、入院していた病院で死亡した。18歳だった。

 試合は相手のマリー・ピエール・オーレ(カナダ)が4回、ロープへ詰めて連打を浴びせるとレフェリーがストップをかけた。しかしダメージが深いサカリアスはリング上でけいれんを起こし入院。治療の甲斐なく6日後に息を引き取った。

 サカリアスは5月、2年半ぶりにリングに上がり6回KO負け。戦績は2勝4敗で3つがKO負け。今回が初のメキシコ以外での試合だった。

 訃報を聞いて相手のオーレは「痛ましいニュースを聞いて私は打ちのめされている」とソーシャルメディアで発信している。


カネロがもっとも市場価値が高い男子アスリートに

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 英国の「スポーツ・プロ・メディア」の調査でS・ミドル級3冠統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真)が市場価値の高いアスリートの4位を占めた。同メディアはソーシャルメディアの追跡調査でランキングを発表。その結果を各メディアが報じた。

 それによるとトップは米国の体操選手、シモーネ・バイルズ。2位はテニスの大坂なおみ、3位に米国のサッカー選手アシュリン・ハリスと女子が上位を占めた。そして4位がカネロ、5位がアルゼンチンのサッカー選手パブロ・ディベラ、6位クリスティアーノ・ロナウドと続く。12位がリオネル・メッシで、カネロはサッカーの2大スター選手を抑えて男子のトップにランクされた。

 昨年の発表ではインスタグラムなどのSNSで人気が高いライアン・ガルシアが12位でボクサーのトップ、以下アンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーが名を連ねていた。

デラホーヤ氏がコロナ感染 11日の復帰戦キャンセル

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 元6階級王者でゴールデンボーイ・プロモーションズCEOがのオスカー・デラホーヤ氏(48=米、写真)が新型コロナウイルスに感染。11日ロサンゼルスのステープルズ・センターで予定された総合格闘技の元UFC王者ビクトー・ベウフォート(44=ブラジル)との一戦はなくなった。デラホーヤ氏が3日、自身のソーシャルメディアで伝えた。

 デラホーヤ氏によると、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のワクチン接種を受けたにもかかわらず、陽性反応が出たという。試合はエキシビションマッチではなく、公式試合としてL・ヘビー級8回戦で組まれていた。

 当日は元ヘビー級王者デビッド・ヘイ(英)やフリオ・セサール・チャベスJrと対戦した総合格闘技のアンデウソン・シルバ(ブラジル)らが出場を予定。主催者はデラホーヤ氏に代わり、元ヘビー級統一王者イベンダー・ホリフィールド氏にベルフォード戦をオファーしているという。

前フェザー級王者ウォーリントン ララと直接再戦は負傷ドロー 女子テイラー4冠防衛

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 前IBFフェザー級王者のジョシュ・ウォーリントン(英)が4日(日本時間5日)、英リーズのヘディングリーラグビーリーグスタジアムで2月に敗れたマウリシオ・ララ(メキシコ)とダイレクトリマッチ。フェザー級12回戦で行われた試合は2回終了負傷引き分けに終わった。

 2月の第1戦はララが番狂わせの9回TKO勝ちながら、ストップのタイミングが早いとの批判もあってダイレクトリマッチとなった。第2戦は互いに気合い十分で緊張感のある立ち上がり。2回に偶然のバッティングでララが左目上部をカット。ララはここからグイグイと攻めたが、ラウンド終了後にドクターチェックが入り、試合終了というあっけない幕切れとなった。

 3度防衛していたIBF王座を手放して2月の試合に臨み、まさかの初敗北を喫したウォーリントンは雪辱できずに30勝7KO1敗1分。WBCとIBFで3位にランクされるララは22勝15KO2敗1分。

 女子ライト級4団体統一王者ケイティ・テイラー(アイルランド)はジェニファー・ハン(米)に3-0判定勝ち。テイラーは8回にダウンを奪って、スコアは100-89×3だった。19年6月に4団体を統一したテイラーは4度目の4冠防衛で未だ無敗の19勝6KO。元IBF女子フェザー級王者のハンは18勝1KO4敗1分。

あすから文化人・芸能人の多彩な美術展 福田直樹カメラマン、ジョー小泉氏の作品出展

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 文化人や芸能人の著名人のさまざまな分野の作品で構成される震災復興支援文化財救済活動チャリティー企画「文化人・芸能人の多才な美術展2021」が9月6日から14日まで、東京都品川区大崎のO(オー)美術館にて開催される。ボクシング界からは福田直樹カメラマンの写真とジョー小泉さんの書が出品されている。

 22回目を迎える展覧会だが、今回のテーマは昨年に続き「絶大なる影響力と愛」。昨年は世界が新型コロナウイルス感染症に見舞われ、現在もこの深刻な問題と向き合っている中、あえて同じテーマとしたという。全米ボクシング記者協会の最優秀カメラマン賞を4度受賞している福田カメラマン撮影の井上尚弥(大橋)のWBSS戦写真2点は、昨年同様に美術展の目玉になっている。

 ボクシングの福田、小泉両氏を含め、今年は計82人、110を超す作品が展示されている。主な出展作家はほかに漫画家のさいとうたかを、演歌歌手の藤あや子、テノール歌手の秋川雅史氏ら。

 美術展は連日11~18時まで(9月9日休館)。O美術館はJR大崎駅徒歩1分。入場料は税込み1000円(小学生以下無料)。

ホープ木村蓮太朗「心が折れかけた」 2度ダウンを挽回し判定勝ち

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 5日午後ふじさんめっせ(静岡県富士市)で行われた駿河男児ジム主催の興行「Desafio 9」には地元期待のサウスポー木村蓮太朗(駿河男児)がメインのS・フェザー級8回戦に登場。日本同級12位の齊藤陽二(角海老宝石)の強打を浴びて初回と4回にダウンを喫する予想外の展開となったが、後半追い上げて3-0の判定勝ちにこぎつけた。これで木村はアマの元全日本チャンピオンの実績を引っ提げプロ転向以来5連勝3KOをマークしている。

最終回に攻める木村(右)

「これまで一番苦戦した試合……」と勝った木村が認めたこの日の一戦。「静岡から世界チャンピオンを目指す」と公言してプロ転向したホープが初回齋藤の右を受けてダウンを奪われたのだから意外だった。2、3回と立ち直りかけたものの、4回にも同じような齋藤の強打を浴びてダウン。「心が折れかけた」と後で告白したほど絶体絶命のピンチに立たされたのだ。

齊藤は4ラウンドにこの試合2度目のダウンを奪ったが…

 これが地元のリングでなかったら、本当に心が折れてしまったかもしれない。しかし木村は会場の支援者たちの応援する姿に自らを奮い立たたせ、踏み留まった。鼻血に苦しみながらもその後は「残り(4ラウンド)を全部取るつもりで行った」(木村)。プロで3勝(1敗2分)は全KOという齊藤の右強打は脅威的だったが、木村はこれを外しながら右ジャブ、左ストレートと決め、さらに執拗なボディー攻めで木村の戦力を削いで行った。8回を終えると、スコアは76-75、76-74(2人)の3-0判定で木村の手が上がった。

 アマ時代から両手を下げた構えがトレードマークだった木村。時によけそこねても効いたパンチを受けたことがなかったというが、この日の2度のダウンで「今後はもっとディフェンスを意識して練習したい」と大いに反省。スタイルの変更も示唆していた。

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