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デビュー7連続KO中のS・バンタム級ホープ、村田昴(帝拳)が10月5日、後楽園ホールで空位のWBOアジアパシフィック同級王座を山崎海斗(六島)と争うことになった。同王座はTJ・ドヘニーが井上尚弥の世界王座に挑むことで空位になったもの。
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アマチュア80戦(68勝12敗)の村田は21年にラスベガスでプロ初戦を行い、以降7試合連続KO勝利中のサウスポー。最新の試合は7月に比国のブライアン・ジェームス・ワイルドと10回戦を行い、これに6回TKO勝ち。プロ初タイトル戦近しと思わせる内容だった。
一方の山崎もアマチュア(大商大主将)で40戦近く戦い、プロではB級デビュー。3戦目で竹嶋宏心などを下すなど、ここまで9戦9勝(5KO)と無敗をキープしている。右のボクサーファイター型で、前戦(8月)ではランカー対決に臨み、高橋利之(KG大和)から2度のダウン奪って明白勝利した。
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ちなみに村田がプロで日本人選手と対戦するのは今回が初めて。当日は帝拳プロモーション主催の「WHO’s NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT24」。