来週土曜日25日ニューヨークのマジソンスクエアガーデン・シアターでWBO世界L・ヘビー級王座を争う元同級3冠統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)とビャチェスラフ・シャブランスキー(ウクライナ)が15日(日本時間16日)ロサンゼルスで別個にメディア向けにトレーニングを行った。
王座返り咲きを狙うコバレフ Photo by Craig Bennett
アンドレ・ウォード(米)に連敗。再起戦がウォードの引退で王座決定戦となったコバレフ(30勝26KO2敗1分)はロシアから米国へ戻りカリフォルニア州ビッグベアで始動。その後、LA西部のオクスナードのジムで本格的なトレーニングに入った。
これまで師事したジョン・デビッド・ジャクソン(元WBA世界ミドル級王者)と別れ、新たにウズベキスタンのアブロル・ツルスンプラトフ・トレーナーとコンビを組んだ。ツルスンプラトフ氏はリオ五輪L・ウェルター級金メダリスト、ファズリディン・ガイブナザロフ(ウズベキスタン)を指導した人物。
「新しいコーチを紹介します。とても気持ちよく、落ち着いて練習に専念できている。どうか我々のコンビが成功につながってほしい」とコバレフ。この日はサンタモニカにあるワイルカード・ウェストジムでトレーニングを公開した。
社ブランスキー Photo by Lina Baker/SeeYouRingside Photography
一方、LAのダウンタウン近くにあるウェストサイド・ボクシングクラブでメディアに応対したシャブランスキー(19勝16KO1敗)はこれまで通りメキシコ系のマニー・ロブレス・トレーナーとのタッグで初の世界戦に備える。
「試合まで2週間を切り、スピード優先の練習。スパーリングではディミトリ・ビボル(WBA・L・ヘビー級“レギュラー”王者)とデビッド・ベナビデス(WBC・S・ミドル級王者)がすごくヘルプしてくれた。これはビッグイベントでオール・オア・ナッシングの試合。私はとてもハングリーで勝つ準備に没頭している」(シャブランスキー)